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これはとある国のお姫様と執事のはなし
若井滉斗
国王の娘、涼架に仕えている執事。
藤澤涼架
王女。
自分が初めて涼架様に出会ったのは私が15、涼架様が5つの時だ。元々、宮殿の従業員として働く予定だったが、ひょんなことから涼架様の執事となった。
「少し気難しい子だが、きっと君なら仲良くできるだろう。頼んだぞ。」
「う、承りました。」
執事なんて緊張するに決まってる。ましてやこの国の王女様だなんて、そう心を落ち着かせ、涼架様の部屋の扉をら開けた。
「失礼します。」
「んんっ?だぁーれ?」
「ほ、本日からお嬢様の執事になります。若井滉斗と申します。」
「やっ!」
「え、」
涼架様はぬいぐるみを持ってそう言う。 初っ端から拒絶されてしまった。これは仲良くやっていけないなと確信したが。
「りょーか!」
「、?はい、」
「おじょーさまやっ、りょーかっ!」
「りょ、涼架様、?」
「はいっ!りょーちゃんでしゅ!」
ただ名前で呼んで欲しかっただけらしい。
「ひ、ろと?」
「はい、滉斗でございます。」
「ひぉとはひつじさんなの? かみたべる?」
キラキラした目で私に問いかけて来る。 たぶん執事をヒツジと間違えていてヒツジをヤギと勘違いしている。
「私はお嬢様にお仕えするものです。紙は食べません。 」
「やーらっ、 りょーかってよんでっ、泣」
「あえっ、!すみませんっ、!涼架様、!」
「んっ、よろしぃっ、」
「りょーかってなまえかわいいでしょ、?」
「もちろん、!!」
「ふふっそーだよねっ。おかあさまとおとうさまが私のためにつけてくれたんだよ?」
「可愛らしいお名前です。涼架様にとてもお似合いですよ。」
「だからわたしのことおなまえでよんでっ?」
「承知いたしました。」
「へへへ、ありがとっ!」
ここから私と涼架様の生活が始まった。
「涼架様朝ですよー?」
「すぅ、すぅー、」
涼架様の体には大きすぎる程のベッドでスヤスヤ寝ている。朝が弱いと言うと子供だから仕方ない。あまり強く起こせない。
「んんっ、ひぉと、?」
「涼架様おはようございます。」
「んへぇ、おはよぉっ」
「お着替えと朝食どちらにしますか?」
「ごはんっ、おなかすいたぁ、」
と言って寝てしまった。仕方ないので涼架様を連れて洗面台に向かう。タオルに水をつけ涼架様のお顔を優しく拭いていく。すると水が冷たかったのか涼架様は起きる。
「おはよっ、」
「おはようございます。お顔自分で洗いますか?」
「洗ってぇ?」
そしてまた顔を濡らしてタオルで拭いていく。涼架様の目はもう覚めているが連れてってとほわほわした声で言ってきた。
「涼架様自分で歩いたらどうですか?」
「んーやっ!ひろとに連れてってもらわないといやっ。」
「もう、全く。」
朝ごはんの目玉焼きを涼架様の口に運ぶ。
「美味しいですか?」
「おいひぃよぉ?」
「んーごっくんっ!ひろとにもあげるねっ?」
「いや私は先程食べましたので、」
「いーの!はいどーじょっ」
「い、いただきます、」
#🍏
「おいちぃ?」
「とても美味しいです、」
「んふふっひろと良かったねぇなでなでしてあげりゅっ!」
頭をわしゃわしゃ撫でられる。涼架様は俺の頭を撫でるのが好きだ。まあ、これが撫でるに入るのかは置いとこう。
「ごちそーさまでちたっ!」
「涼架様お着替えしましょう。」
「つれてってー!」
「自分で歩かないんですか?」
「ひろ!だっこっ!」
「相変わらず涼架は甘えん坊さんだねぇ。」
「あっおかあしゃまっ!」
「おはようございます。」
「滉斗、おはよう朝からご苦労ね。」
涼架様のお母様はこの国の女王陛下。よくある漫画のような性格の悪い方とは正反対な優しい家族思いな方だ。涼架様はご兄弟がいないので両親、この国から無償の愛を浴び続き、蝶よ花よと育ってきた。なので良くいえば甘えん坊で可愛い子、聞こえ悪く言えばちょっとわがままな性格に育ったわけだ。だが国民、家来たちは誰もそれを悪いと思ったことは無い。もちろん自分も。
「おかあさまはきょうもきれーですねっ!」
「りょーかもおかあさまみたいになるっ!」
「涼架はもうとっても可愛くて綺麗なお姉さんよー?」
「もっときれーになりゅのっ!」
「そうなのー?じゃあまずはお着替えしなきゃねっ?まだ寝間着のままでしょー?」
「じゃあおきがえしてくるっ!」
「ひろっ!いこ!」
「ありがとうございますっ、!」
「いいえ大丈夫よ」
「はーやーくぅー!」
「そんな急いだら転びますよー、!?」
こんにちはにこです。
何も考えずに作品を追加したので続くがどうか、、、てへ
題名はノリと勢いで考えました。
本当はクリスマスにこのネタを出したいなと思ったのですが、遠いし書きたくなったので書いちゃいました。クリスマスまで更新はあるのでしょうか?お楽しみに👋🏻
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