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SM連合 シチュ・if集の19話の完成版
※ぬるい死ネタ
krnt(曲パロ・学生if)
n「昨日人を殺したんだ」
―君はそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れのまんま
部屋の前で泣いていた
夏が始まったばかりというのに
君は酷く震えていた
そんな話で始まる―
k「あの夏の日の記憶だ」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
n「殺したのは隣の席のいつも虐めてくるアイツ」
n「もう嫌になって肩を突き飛ばして打ちどころが悪かったんだ」
n「もうここにはいられないと思うしどっか遠いとこで死んでくるよ」
―そんな君に僕は言った―
k「それじゃ俺も連れてって。」
―財布を持って
ナイフを持って
携帯ゲームもカバンに詰めて
いらないものは全部壊していこう
あの写真もあの日記も
今となっちゃもういらないさ―
k「人殺しとダメ人間のお前と俺の旅だ」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
―そして僕らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
家族もクラスの奴らも何もかも
全部捨てて君と二人で
遠い遠い場所でふたりで死のうよ
もうこの世界に価値などないよ
人殺しなんて
そこら中湧いてるじゃんか
君は何も悪くないよ―
k「弐十くんは何も悪くないよ」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
―結局僕ら誰にも愛された事など
なかったんだ
そんな嫌な共通点で
僕らは簡単に信じあってきた
君の手を握った時
微かな震えも既に
無くなっていて
誰にも縛られないで2人
線路の上を歩いた―
―金を盗んで
ふたりで逃げて
どこにも行ける気がしたんだ
今更怖いものは
僕らにはなかったんだ
額の汗も 落ちたメガネも―
n「今となっちゃどうでもいいさ
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
k「いつか夢見た優しくて誰にも好かれる主人公なら、汚くなった俺たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな」
n「そんな夢なら捨てたよ。だって現実を見ろよ幸せの、4文字なんてなかった。今までの人生で思い知ったじゃん。自分は何も悪くねぇ、誰もが切ったそう思ってる。」
―あてもなく彷徨う蝉の群れに
水もなくなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
馬鹿みたいにはしゃぎあい
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#シード
ゆむちゃ
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ふと君はナイフを取った―
n「トルテさんが今まで傍にいたからここまでこれたんだ。だからもういいよ、もういいよ」
n「死ぬのは俺1人でいいよ、。」
k「そして弐十くんは首を切った」
―まるで何かの映画のワンシーンだ
白昼夢を見ている気がした
気づけば僕は捕まって
君がどこにも見つからなくって―
k「弐十くんだけがどこにもいなくって」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
―そして時は過ぎていった
ただ暑い暑い日が過ぎてった
家族もクラスの奴らもいるのに
何故か君だけがどこにもいない
あの夏の日を思い出す
僕は今も今でも歌ってる―
k「弐十くんをずっと探しているんだ」
「あいつに言いたいことがあるんだ」
―9月の終わりにくしゃみして
6月の匂いを繰り返す
君の笑顔は君の無邪気さは
頭の中を飽和している―
k「誰も何も悪くない、弐十くんはなにも悪くはないから、もういいよ投げ出してしまおう」
k「そう言って欲しかったのだろう?なあ?」
曲・・・▶︎あの夏が飽和する/カンザキイオリ
コメント
1件
みぅです🤍🥀 読み終わりました…すごく重くて、でも美しい話でした。曲パロの詩的な文体が、2人の孤独と逃避行の切なさを浮かび上がらせてて。特に「人♡♡♡とダメ人間のお前と俺の旅だ」ってセリフが刺さりました。最後、弐十くんが一人で死を選んで、トルテさんがずっと探し続けてる…その歪な愛情と後悔が胸に沁みます。ダークだけど、ちゃんと一つの表現として成立してる作品だと思います。ありがとうございます🌙