おひさしぶり
みんな元気?
私は、ね、
???って感じ笑
今日は、
どーしよかな、
冴潔
にします。
どーぞー
冴↝「」
潔↝『』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「世一、そんな急ぐな、危ない。」
『大丈夫だよぉ、俺だって一応アスリートだよ?』
学校へ登校の途中、恋人との何気ない、会話。俺が一番大好きな時間だ。この時間が一生続けばいいのにな、そんな事を、心の隅で思いながら、幸せな時間を少しずつ削る。
『そ~言えば冴、海外行くの?』
「...まぁ、」
『まぁッてなんだよ』笑
『何、俺と離れるのが寂しいの?』(笑
「...嗚呼、」
『えッ、』///
冴は、顔を赤く染めたり、照れる様子もなく、こうゆう事を平気で言う。そうゆう所も、好きだけど、俺だけみたいな感じで、なんだか腑に落ちない...。照れるところも、見せてくれたっていいじゃんか...恋人なんだし//
『冴が乗る飛行機落ちたりしないよねッ?』
「分からない。」
『えぇ、じゃぁ、落ちちゃうのッ?』
「...さぁな、」
『えぇ、』
「...でも、」
『、?でも?』
「幾ら飛行機が落ちても、俺だけは生きて帰ってくる。」
『えぇ、本当ッ?』
「嗚呼、約束する。」
『じゃあ、指切りしないッ?』
『指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ーますッ!! 指切ったッ!!』
「まるで、呪いのようだな、」
『んッなッ! 失礼なッ!』
「でも、このお陰で俺は死なずに済みそうだ」
『...ぁ、』///
俺は、少しだけ、ほんとに少しだけ、愛が重いから、本当は海外なんて行って欲しくないし、学校だって言って欲しくない。ずっと俺の為だけに生きて、俺の為だけに死んで欲しい。でもこんなの我儘だから、俺の本当の顔は、出さずに、綺麗に作られた俺にそっくりの仮面を被り続ける。でも、仮面をかぶり続けると、さすがに息苦しくなるなんて、言えたもんじゃないけど。
冴が、海外へ行くまでの時間は、早いし、長いし、なんだか、矛盾したような感じで、疲れた。そんな時間も、終わりを告げる。いつもより気合いの入った髪のセット。隣には、マネージャーらしき人、馴れ馴れしく冴ちゃんとか、呼ばないで欲しい。冴って呼んでいいのは、俺だけ。俺の特権。でも、これも我儘だから。少し息苦しくても、我慢、我慢。少し息苦しいくらいが、俺には丁度いい。
「世一、行ってくるな。」
『うん、行ってらっしゃいッ!!』
『気をつけてね。』
俺、上手く笑えてるかなッ?引きつってないかな、?冴は、察しがいいから、気づかれないかな?、我慢して、俺。お前は、我儘だから、少しぐらい我慢しないと、大丈夫。お前は、いい笑顔。みんなを虜にするくらいの、いい笑顔。冴も、そう思ってくれてるよ。安心して。
「...最後ぐらい、」
『んッ?最後くらい何ッ?』
「最後ぐらい我儘を言ってみたらどうだ。」
『...、どうゆう意味ッ?』
「顔、引きつってる。」
『そんなことないよ。』
「そんなことなくない。いつもより少し笑顔が下手くそ。」
『...じゃあ、』
『...、俺を、、』
『行く前に、俺を強く抱き締めてッ!!』
『何処にも行かないように、ッ!!』
『誰にも、連れてかれないように、ッ!!』
『お前は、俺の物だって、みんなに見せつけてッ!!』(泣
「...」((((ギュッ
『駄目、そんなハグじゃ、俺連れてかれちゃう、』
((((((((ギュッ
今までで、1番強くて、苦しいハグ。でも、1番幸せな時間。幸せな時間は、すぐ終わっちゃうけど、少しだけ、長く感じて、嬉しかった。
『じゃあね、冴。』
「嗚呼、生きて帰ってくる。」
『帰ってきたらまた、俺を抱きしめて。』
「嗚呼、お前の望みどうりに。」
『じゃあね。』
「嗚呼。」
『...行かないでよ冴、』(ボソッ
これも、我儘だから、冴に迷惑でしょ、?お前の都合で、冴を困らせちゃ駄目だよ。世一。お前なら、我慢できるでしょ?だって、俺だもん。できるに決まってる。できないと、冴に幻滅されちゃうもんねッ!さっきのハグを、最初で最後の我儘にしようね!世一ッ!
嗚呼、息苦しい
冴の居ない、日常は、楽しくないけど、つまらない訳でもない。物足りない。こんな生活いつまで続くのかな、だからといって、会いたいとか、声聞きたいとか、そんなこと言ったら、我儘になる。我慢だよ、世一!お前ならできるでしょッ?だって、俺だもんねッ!?お前なら、ねッ!!
冴は、色が沢山ある、絵の具パレットのような人なのかもしれない。冴がいると、世界は色付い見えたのに、冴が居なくなると、一気に、色の無い、モノクロの世界になる。今まで、色付いて見えた、信号機ですら、色がないように見える。
朝起きて、ご飯食べて、髪をとかして、歯磨きをして、冴にメールを送る。そして、学校へ行く。毎日、おはようと送ると、おやすみとかえってくる、メール。こんな日常いつまで続くかなッ?、
でも、こんな日常も、終わりを告げる時が来る。
朝起きて、ご飯食べて、髪をとかして、歯磨きをして、冴にメールを送る。何時もは、おはようと送ると、五分ほどで、おやすみと帰ってくるはずなのに、今日は帰ってこない。何かあったのかな、と、心配になるけど、冴は最近試合があったらしいから、疲れて寝てるのかな、と自己解決。登校まで、時間があったから、テレビを見る。この世界には、政治やら殺人が日常に、あるんだなとしみじみ。そんなこと思ってると、速報に目が行く。
【スペインで、発砲事件】
『、えッ?』
【スペインで発砲事件があり、死傷者が6人そのうち2名は、日本人という情報が入って参りました。】
『...、う、そ、嘘だよねッ、』
『冴ッ!!!!』
大丈夫、冴は死なないっていたもん。死んだら針千本飲まないとじゃんね、?嫌でしょ、冴、でも、メールが帰ってこない、嫌、違うよ、冴は、今眠いから、寝てるの、そうだよ、安心して、ね、?世一。
【速報が入って参りました。死傷者6名のうち2名の日本人の方は、どちらも、死亡が確認されました。身元判明次第、速報でお伝えします。】
学校へ行かないと行けないのに、学校ということを忘れて、テレビのニュースと睨めっこ。大丈夫、冴じゃないから、と言い聞かせるけど、足が、動こうとしない。身元がわかるまで、動かまい、と、おれの足が言っている。
【スペインでの発砲事件で、死亡した、2人の身元がわかりました。】
大丈夫、冴じゃないから。落ち着いて。だいじょぶ、冴は寝てるだけだから、。安心して。
【桜庭 梨花 さん (21)】
ほら、冴じゃない、じゃん。心配しすぎたよ、全く。落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて落ち着いて
【糸師 冴 さん(18)】
『、えッ、あッ、』
『冴ッ?、』
『冴ッ、嘘だ、嘘付け、冴は死ぬ訳ないもん、』
『だって、死なないって、』
悲しい、でも泣けない。泣きたい。涙で、テレビのニュースを隠したい。でも、泣けない。人は、悲しいから必ず泣ける訳ではないらしい。逆に悲しすぎると、泣けなくなるんだな、と、初めて知った。ほら、また初めてだよ、冴。俺の初めては全部冴からだよ。好きな人と一緒にいる幸せと、好きな人の愛し方、その他にも、色々、色々教えて貰ったよ。でも、まだ、知りたかったよ、冴、
今まで、冴に、色々教えて貰えて、色々尽くしてもらって、冴には、頭上がらないな、、
大好きだよ。今迄も、これからも、大好き、言葉で表せないくらい。大好き。冴が死ねって言うなら死ぬし、別れろって言うんなら、笑顔で別れる。
前言撤回。別れろって言うなら笑顔で別れる。その後、冴が居ないところで、めっちゃ泣く、。
『...あ、学校行かな、きゃ、』
視界真っ黒何も見えない。
何か明るい。なんだろな、
((((((((((((ドンッ
【今朝、男子高校生せいが、トラックに引かれると言う...】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい終わり
バイ。
コメント
4件
泣いてまうわ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
めっちゃ最高でした!ノベル初めて読んだのがこれで良かったです!