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テラーノベル(Teller Novel)
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今年もてえてかったね

プレゼントが好きすぎた

リアタイして楽しんでました


文才なんかありません。

案の定駄文。駄文。

cpはどこかに記載してます。

主はにわかです。解釈違いがあると思います。

※ご本人様には関係ありません。


刀ピーもしくはピー刀 ネタ


















「どうするか、これ…」

未だ箱に入れられたままの指輪それにため息を吐く。例の豆が今年のクリスマス配信にて、態々自作した指輪を持ってきやがった。先程、配信内でも要らない、持って帰れとは言ったのだ。しかし終わり際に毎年恒例いつもの流れとばかりにヘラられて、半強制的に受け取ることとなった。

デザインは悪くない。シンプルかつ洒落た銀色のリングは、男性が普段使いしていてもおかしくないはずだ。

問題は内側に刻まれた気持ちの悪い英字。

なんだ【𝐓&𝐏♡】って。本当にいい加減にしてくれ。そして毎年毎年段々重くなるのはなんなんだよ。

ネタとはいえ重たい歌詞に、トレンドにまで乗ったそれに辟易して椅子にもたれかかった。この椅子をリビングに戻すのは、少し休んでからでも問題ない。

ここまで僕は頭を抱えて、リスナーにまで助言を求めたというのに、当の本人は1晩泊まって帰って行った。渡すだけ渡して帰るのは薄情すぎやしないだろうか。

「‎‎…….」

指輪を手に取り、自分の指と見比べる。

サイズだけ確認して、合わなかったら横流しにでもしよう。リサイズできるとかネックレスにもできるとか言われた気がするが、多分気のせいだ。


「…なんでだよ」

何故薬指に綺麗にハマるんだ。指のサイズなんて僕でも知らないが。きも。

しかも薬指以外には合わない。せめてもの抵抗と右手につけていて良かった。いや良くはないが。

…さて、これでサイズが合わないと言って横流しにする計画が途絶えた。

この特級呪物をどうしようか。

「別にピーナッツくんから貰ったってことを除けば良いものなんだけどなぁ…」

…でもまあ、ピーナッツくんが時間を割いてせっかく僕のために作ってくれたのだ。その事は正直に言ってしまえば嬉しい。

シルバーリングだから基本どの服に合わせても違和感はないだろうし。割とお洒落だし。

「…..1日くらいは付けておいてやるか」

今日は付けておいて、明日には引き出しの奥底にでも仕舞えばいい。来年のクリスマスに返そう。

当たり前のように来年があると思ってしまった自分に気づいて、顔を顰めた。


何となく喉が渇いて、椅子もそろそろ戻しに行こうと席を立つ。昨日から置きっぱなしのタンブラーもついでに捨ててこよう。


ぐにっ…


「え?」

何かを踏んだ感覚がして、足元に目を向ける。


『とうやくん…♡ぼくがあげた指輪、ちゃんと付けてくれてるんだね♡』



僕はピーナッツくんそれに向かってタンブラーを思い切り投げつけた。





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