テラーノベル
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※天高の腐です
※自己解釈強めかもしれません!!
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瞬視点
「〜〜〜」
昼休みの後の歴史ほど眠い時間はない。
少し前まではグラビア雑誌だのゲームの話などで盛り上がっていた教室内も、今ではシーンと静まっている。
そんな教室内を教科書を持ちながらぐるぐると歩き回る教室の声だけが右から左に通り過ぎていく。
「では高畑さん、45ページを読み上げて」
「・・・。」
最悪だ。28分の1が当たってしまった。
まあ俺はザ・平凡だから教師からすると当てやすいのかもしれない。
しょうがないので椅子から立ち上がり、淡々と文章を読み上げる。
勿論文章の内容などまったく頭に入ってきていない。
「えーと、〜〜〜〜。」
「はい、そうですね」
椅子に座るとドッと安心感が出てきた。もうこの授業内で俺が当たることはない。
眠りなおそうと腕に顔を沈めようとしたが、その瞬間にガラガラッッ!!と教室の後ろの扉が開いた。
乱暴なその音を聞いて、身の危険を察知する。俺の安眠、いや、安全が脅かされているのだ。息を殺して机に突っ伏す。どうか気づかないでくれ。
そんな期待とは裏腹に、「瞬、みーっけ♪」という無邪気な声が教室に響いた。
声のする方を見てみれば、やはり屈強な男が俺のことを見て目を輝かせていた。
「天谷、今授業中な」
「遊びにいこーぜ」
「聞いてた??」
はあ、と溜息をつくと、天谷の声で起こされたクラスメイトたちがひそひそと囁きだす。
「なあ、あいつまた来たのか?」
「授業毎日さぼってるくせに、時々高畑に会いにくんのなんなんだよ」
「てか絶対高校生じゃねえよな、どこの動物園から逃げ出して来たんだよ」
『動物園』という言葉に強く頷きたくなる。どうみても高校生ではない。ゴリラか、あるいはビスケット・オリバかといったところだ。
ちなみに教師はガン無視である。まあそれもそうか、こんな奴の相手誰がしたいんだ。
「瞬〜〜遊びいこ」
「はあ、、仕方ねえな」
椅子からガタッと立ち上がると、俺は天谷を連れて足早に教室を後にした。
はたから見れば、授業中に普通に教室を出る俺もかなりイカれてるのかもしれない。
幸いなことに廊下で誰かとすれ違うことはなかった。
「なあ、瞬」
階段をのぼりながら、思い出したように天谷が口を開く。
「なんだよ」
「なんで瞬は毎回付き合ってくれんの?」
「んー、、そうだな」
少し俯いて考える。
「面白そうだから。」
階段をのぼる足を止めて、2段ほど下の階段に足をかけている天谷を見つめた。
黒い巻き毛は誰がどう見たって悪魔的だ。人間離れした身体も、他人からみたら恐怖でしかないだろう。
だが、俺を見つめ返す天谷の瞳にはあどけなさが残っていた。返答をまってキラキラと輝く瞳には、幼い好奇心が確かに宿っている。
「天谷といるとさ、何が起きるかマジでわかんないんだよ」
「急に死ぬかもな、とか普通に思うし」
「…でもそれが、すげえ興奮する」
しばらく沈黙の時間が流れた。
すると、急に「はっ、はははっ」と乾いた笑い声が聞こえ始める。その瞬間、腕をぐっと強く引かれた。
「うわっっっ?!」
そのままドサッと勢いよく階段の下に転がり落ちる。
「いって、」
天谷の上に乗っていたせいか、怪我などは特に無い。ただ、掴まれた腕だけがじんといたんでいる。俺は立ち上がると、まだ仰向けのままの天谷を睨みつけた。
「死にたいとは言ってねえんだよ、バカか」
すると、天谷はゆっくりと起き上がり、軽く伸びをする。
「俺が瞬のこと殺すわけねえよ」
「だって瞬が死んだらつまんないんだもん」
真顔でそんなことを言うもんだから、思わず「はあ?」と声が出た。
「じゃあ、早く行こ」
「?…どこに」
嫌な予感メーターがMAXになる。胃が痛い。俺の胃を痛くしている当の本人は、呑気にヘラヘラと笑っている。
「瞬の家」
いい訳ないだろ。
「絶対に嫌だ」
「え〜、でも今瞬の家誰もいないんだからよくね?」
「なんで知ってんだよ」
「いいだろ、な?え、マジ?ありがと瞬ダイスキー♪」
遂に自己完結しやがった。ここで駄々をこねられて暴れられると面倒だから、とりあえずは学校を出ることにする。
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家の前までくると、俺はぴたりと足を止めた。
「帰れ」
「えーー」
後ろから不満げな声がとんでくる。
「なんでーー」
「理由なんていくらでもあるわ」
「せっかく来たのに」
「お前が勝手についてきただけだろ」
すると、天谷がするりと近づいてきて、ドアノブに手を掛けた。ドアノブを握る手に力がこもるのが分かる。
「ちょ、まて」
まさかこいつドアノブごとぶっ壊すつもりか。
そう思って止めようとすると、ガチャリと音がした。
「開くじゃん」
「やば、鍵閉めんの忘れてたわ」
「じゃ、おじゃましまーす」
「は、おま、」
言い終わる前に、天谷はズカズカと家に上がり込んだ。リビングに入ると見慣れた光景が広がる。
テレビ、ローテーブル、適当に置かれたリモコン。ソファの上には脱ぎっぱなしのパーカー。
まあ、よくある普通のリビングだ。
「へー、瞬の家、意外とふつーだな」
「何を期待してたんだよ…」
「瞬の部屋どこ」
「2階の一番奥の部屋」
「りょーかい」
当然のように、そのまま2階へ向かう。
部屋に入った天谷は、興味深そうに中を見回して「エロ本どーこだ」とかいいながら勝手に俺のベッドを探っていた。
「おい、勝手に探すな」
さっきの仕返しにと、腕を少し強めに引っ張った。すると、その瞬間ぐるっと回転する視界。
気づけば、俺の方がベッドに押し倒されていた。
「は?」
視界いっぱいに天谷の顔。暑苦しい。
「なあ、瞬」
「重い。どけ」
間髪入れずに返してやると、天谷は一瞬キョトンとしたあと、くっと笑った。
「冷た」
「当たり前だろ」
天谷の黒い瞳を、じっと見返す。わずかに細められたその奥に、自分の姿が映っている。
「瞬、セックスしよ」
特に驚きはしなかった。こいつなら言いそうなことだ。
「残念だけど俺、男に抱かれる趣味ないんだよね」
「じゃあ犯す」
「やっぱそうなるよな」
伸ばした手で、黒い巻き毛に触れた。わずかに、瞳が揺れる。
「趣味はないけど、興味ならある」
そのまま自身の口を天谷の口に近づけ、軽く触れるだけのキスをした。
唇が離れた瞬間、わずかに間があいた。
「…やば」
沈黙を破ったのは、低い笑い声だった。
「なにが」
「やっぱ瞬、面白ぇわ」
「ほんと、ヤバい」
ヤバいやつにヤバい認定された。
「で?」
あえて何でもない顔で言う。
「それで終わりかよ」
試すみたいに見上げると、天谷の口元がゆっくり歪んだ。まさに悪魔、といったような感じだ。
「終わりなわけねえだろ」
さっきよりも、少し近い。微かな空気の流れすら、皮膚が拾う距離だ。理性では抑えきれない好奇心が、奥の方でくつくつと煮え続けている。
それでいいと思った。
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Rまで行けなかった!!!!!
許してください🥲🥲🥲🥲
ちなみに神とおりの推しは瞬とやえちゃんと天馬ちゃんです
初期瞬はかわいくて弍の瞬はイケメンすぎるのやめてねーー
やえちゃんと天馬ちゃんはかわいすぎて結婚しました。
コメント
2件
お、書いてる てか貴方やっぱ文章力あるよね、普通にうまいわ 定期的にフォロワーの欄みて更新されてないかチェックするのが日課です♡ あと部活行こ♡