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Mrs. GREEN APPLE/BL/もとぱ/嘔吐表現あり/センシティブ
“今から家行っていい?”
深夜に突然の通知。
その正体は、若井だった
“いいよ、おいで”
そう返信すると、既読だけついて会話が途切れた。
きっと、不安になったんだろう。
月一であるかないかの不安定な日。
あんなにテレビでは明るい若井でも、孤独という名の夜は強いわけで。恋人である俺に縋ってくる時がある
ーピンポンー
大森「いらっしゃい」
若井「….ん。お酒、買ってきたよ」
ビニール袋を見せつけてくる。
俺の好きなお酒と若井の飲みたいものを大量に買い込んできた。
最近はそうやってお酒を飲みまくり、酔いつぶれた事を口実に泊まらせてもらうことが彼の作戦であり俺らのルーティーンなのだ
大森「あれ、珍しい。それアルコール強すぎて嫌いって言ってなかった?」
若井が開けた缶を指さす。
若井「あぁ、うん。なんか気分でいける気がした笑」
若井は落ち込み具合によって飲むアルコール度数が変わる。
不安になればなるほど強いお酒を好むようになり、少し面白い
まぁということは今日は一段と不安定ということになるが
大森「それで?今日は何が引っかかったの」
若井「ん〜…それが何もないんだよね。なんか、とりあえず訳わかんないくらい苦しくなっちゃってさ」
あ〜あるある。と頷きながら俺も自分の缶を開けた。
俺らの晩酌会は包み隠さず全てを話すという暗黙のルールがある
だからいつもならお互いの愚痴大会や相談をしているのだが、今日は理由もなく訪れた孤独らしく、それは俺にも対処できない
若井「………あ、元貴、、、、吐く、」
大森「え、?!ちょ、、、袋袋….」
お互い話すことなく黙りと呑んでいると、突然若井が宣告してきた。
慌てて袋を探して渡すと、ギリギリだったみたいで、場所を選ぶことなく直ぐに吐き出した
若井「お”ぇっ….(吐)グスッ」
嗚咽の中に、小さな啜り声が聞こえた気がした。
それは気のせいではなく、それを証明するかのように若井の瞳から数粒の涙が溢れてきた
大森「若井、、?飲みすぎで吐いたんじゃないの?」
正直、酔いで吐いたならめんどくさいしもう寝かせてしまおうと思っていたけど、何か理由があるなら話は別だ
若井「嘘…..なの、、」
大森「なにが?」
俺の裾をギュッと握りしめてくる。
“離れないで”
そう言われてる気がして、そっと若井の手を包み込んだ
若井「理由がないって…うそ。あのね、元貴が急に居なくなっちゃうんじゃないかって、、何故か怖くなっちゃって、」
そう話していくうちに、若井の顔は赤く染まっていった
大森「居なくなるって…どういうこと?俺はずっとここにいるよ。悪い夢でも見た?」
首を横に振る若井
若井「…..最近はみんな忙しくてさ、、その、、、手…出してくれないじゃん、。だから….なんか、えっと、、、」
言葉が詰まった様子で俯く。
それでも想いを伝えるには十分だった
俺はそっと若井の顎を掬い顔を上げさせた
大森「ごめん…。ちゃんと、伝えるね」
余裕が無くなった俺は直ぐに若井を抱き上げ寝室まで運ぶ
若井「ん”ぁっ////お”ぉっ♡も”と、きっ」
大森「んっわかい、すきだよっ///」
お互いの存在を確かめるように名前を呼び合う。
若井はそれでも足りなかった様で、俺の服を一生懸命に握っていた
若井「っあ”ぁっっっ”““♡♡でるっ///もときっ♡でちゃぁ”///」
彼の好きなトコをしつこく刺激する。
しばらくナカを攻め立てていると、声質が変わり俺を離さまいと締めつけてきた
これ以上、若井が不安にならないよう、彼が果てる瞬間に首元に唇を落とす
大森「っ、///おれもイくっ///」
中に出すと若井は嬉しそうに笑った
若井「もときっ…すき」
大森「おれも好きだよ」
最後にお互いの唇を合わせ口内を貪ると、彼の体力は限界を越えて意識を飛ばした
大森「滉斗、愛してるよ」
この声が届いてるか否か、確かめる必要などない。
彼の口角は徐々に上がっているのだから
若井「消えないで…..もとき….やだ、」
寝言が多い彼の口から発する言葉を否定するように、険しくなった目元にもう一度口付けてから俺も眠りについた。
どうかもう二度と、彼が不安になることがありませんように