テラーノベル
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【3】
「朝から元気だねぇお前ら。昨日も楽しんでたんだろ?」
「お前らと一緒にすんな。そんな体力ねーよ」
欠伸をしながらベッドから降りて立ち上がりズボンを履くと後ろからウェンが抱きついてくる。
「そうなんだよねぇ折角一緒に寝たのにマジで惜しいことしたぁ」
「寝起きにウェンがいて寝込みを襲われたかと心配する俺の身にもなってくれ」
「まぁウェンならやりそうだよな」
「人のこと言えるー??」
「どっちもどっちだよ。
お前らがこの状況のことの発端だしな」
「最初にバレたのるべしょうとロウじゃーん。ま、正直ライ、カゲツ、イッテツあたりがバレなきゃこんな事にはなってなかったんだけどねぇ。ははっ」
「そこに手出してたのお前らじゃん笑」
俺と星導がせふれだったのがたまたまバレて発見したマナが実はリトウェンと関係があって…とばらし最終的に全員誰かと繋がっていたことがバレそれからはオープンに誰でもやりたい時にやるというカオス空間が生まれたのだ。
「いや、だってそれは…」
「お前らー!何やってんだよごはん冷め…はぁ、2人朝もやってたの!?」
あまりに遅いからライまで呼びにくる。
「やってねぇって。てかなんでお前らウェン俺のとこに来てるって知ってて放置してんだよ、
おかしいだろ笑」
「いやぁ、あまりにもルンルンだったからマナリト俺で爆笑しながら見送ったよね」
「思いっきり通り過ぎて2階行ったからな。自分が一番近くなのに」
「部屋に突っ込んでよそういう時はぁ」
みんなケラケラ笑いながらとりあえず朝ごはんを食べに下に降りる。
今日は人数が少なかったらしく俺もウェンもトーストに目玉焼きを乗せて付け合わせにサラダを置いてある。
それぞれお茶やコーヒーを出してみんなで食べ始めた。
「今日は特に重要な事ないけどロウの報告書たまってるから随時出してってのと…あとウェンは…」
ご飯の時間はヒーロー活動での情報交換や意見を言う場となっている。
ま、基本的にちゃんと聞いてるのはマナとイッテツだけだけど。
「とりあえず今のところは平和そうだな。」
共有のiPadでコザカシーによるニュースや依頼を確認する。
「集められた割になぁ。」
「まぁでもやぁな感じはするよねぇ、逆に。」
「そう。絶対にこの状況下は作り出されてると思う 。気を抜かないようにだけお願いね。あとロウは報告書ね」
「ん?なんで2回行った?」
「今日は聞いてたか」
「報告書って単語は大抵俺だからな」
「誇らないで笑」
「面倒なのが多くて進まんから頑張るが期待はしないでくれ」
「はぁ、ま…実際ロウが引き受けてくれてる仕事山程あるし、手が空いたら手伝ってやって。俺はもうちょいしたら仕事行くけど」
みんな気だるげに返事をして各々解散する。
はぁ、ダル。
とりあえずベイプ吸ってからやるか。
ふぅ…と吐き出し乱れたベッドを整えた。
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