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⚠️びーえる⚠️
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なんか、正直高校の時から結構好きだったのかもなって、
高校の時、皆は風紀委員だったり、委員長、だったり、肩書きばかり、でも燈夜だけは柊って。
我ながらちょろすぎる…笑
……辞める、か。
別にこの仕事に未練もないし、
辞める……
好奇心だったんだよね。
真面目のレールから外れた人生を送ってみたかった。
そしたら思いの外楽しくて、大学の疲れもあるのに、出勤。
俺、今楽しいんだ。
充分楽しんだ。
後は親の敷いてくれたレールに乗って、ちゃんと大学卒業して、
…………………それでいいじゃんね。
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今日も出勤。
「……来るなって言ったよね???」
「えへ、来ちゃった。」
なんでこいつ言うこと聞かないの?高校の時の方がまだ聞いたよ?
「……まぁまぁ明日も来るからさ、」
「来るな」
「中までご案内してよ!」
「……分かった分かった、」
「営業スマイルは?」
「行きましょうか、姫?」
「ぁはかっこいい♡」
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「明日は仕事あるから、もう帰るね」
「分かった。」
「また明日」
「来なくてよろしい。」
ホントなんなんだ。
でもあいつが来ると嬉しくなっちゃう。
恋愛駄目なのに……
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「……………………」
来ない。
なんで?
来るって言ったのに。
……留守番電話?
『ごめん、なんかお金なかったから何日か行かない!』
……そっか。
そうだよねお金が無いと、会えないか。
お金とか要らないから来ても………………
駄目だ、悪化してる。
「切り替えないと。」
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今日も、次の日もその次も来なかった。
何時来てくれるの?
ぁはなんか重い彼女みたい。
気持ち悪い。
「ひー君どしたの?」
「……ん?ぁあ、何でもないよ」
「……そろそろあたし帰るね」
「外まで送るね。」
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「またね、あみ。」
「………………ひー君」
「どうしたの?」
彼女は、笑みを浮かべながら、食事用のよくあるナイフを取り出した。
「あみちゃ……」
間一髪で避けて、
「きゅ、急にどうしたの?」
「不安になっちゃった」
「ひー君好きな人いるでしょ」
「否、居ないよ?あみだけ、」
「嘘ばーっかり。そうだよ、あたしが間違ってる。あたしは客でひー君は仕事」
「でも、でも……!」
「……ひー君と一緒に死んで、永遠になるの!」
ナイフをこちらに向けながら近寄ってくる。
どうすれば……
「柊……!!」
……………………
燈夜……?
彼は姫を突き飛ばして、手を差し伸べる。
「柊……!逃げよ!」
「………………うん……」
手を取って走り出した。
スマホも、過去も、仕事も、お金も。
全部捨てて。
「ひー君……!?どーして……」
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電車に揺られてる。
ふたりせきにすわって、互いにもたれあって。
「…………どこ行くの」
「…………遠いところ。」
「お金大丈夫なの」
「………………柊の為ならどれだけでも用意できるよ」
「………………全部置いてきちゃった。」
「俺らに東京なんて早かったんだよ。」
「地元も、東京も離れた、遠い所で二人で逃げよ?」
「………………そんなのも、悪くないかも」
「…………次の駅で降りてみない?」
「え…あ、うん」
駅をおりると、田畑と空の星だけが輝く。
何も無い。煩わしい明かりも、煩い声も、飛び交う情報もない。
「………………ふたりで消えちゃおうか」
静かな東京から、2人が消えた。
終
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