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今回も神ってましたぁぁぁ!!!! 雨宮タァン、、、あれか、ライアたんにもやったやつ、、、、ですか??( いやちょっと違う、、???けどヤバい技(?)だってことは分かったよ(( にっちーがぁぁぁ、、、!!とりま気合いで、、((は? 次回もめっっっっさ楽しみンゴ!!!!!!!
廃墟は、赤い月に照らされていた。崩れた残骸が無数の影を作り、血と焦げた鉄の匂いが戦場の緊張をさらに高めている。
日哉の剣が閃き轟音を響かせる。吉田が次々と人形たちを切り裂く。だが、人形たちは止まらない。
無限に湧き続けるかのようなその光景は、悪夢そのものだった。
「……終わりにしようぜ、雨宮。」
吉田の声には、焦りが混じっていた。傘を構え直す彼の目は、雨宮の動きを決して逃さない。
「終わり?」雨宮は口元を歪めた。「おい吉田、始まりの間違いじゃないか?」
次の瞬間、日哉が飛び込む。大剣を振り下ろし、空気を切り裂くような一撃。だが――
「――遅いよ。」
雨宮の姿が消えた。
「なっ……!?」
日哉が振り向く。背後――いや、目の前にいたはずの雨宮が、突如として吉田の背後に立っていた。
「吉田っ――!」
叫びと同時に、雨宮の指が吉田の額に触れた。
「発動。」
吉田の体が、ピタリと止まる。
「まずは一人。」雨宮は微笑む。
「クソッ……!」日哉が間髪入れずに間合いを詰める。しかし――
「怖いかい?」
雨宮の声が、耳元で響いた。
――次の瞬間、日哉の視界が、真っ暗になった。
「……な、に……!?」
身体が動かない。動いているのに、自分の意思がそこにない。
視界は戻ったが、見えるのは――大剣が、吉田に向かって振り下ろされる瞬間だった。
「雨宮……!テメェ……!」
雨宮は囁いた。
「君の身体は、僕のものだ。」
日哉の身体は、完全に雨宮に乗っ取られていた。
――57秒間。
「さて……どう使おうか?」
雨宮の笑みは、赤い月の下で、さらに歪んで見えた。