テラーノベル
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{自分の個性}
注意書き:こちらの作品、mmntr関連ではありません。mmntrを求めていたのであれば、他の作品をオススメします。この作品、自分の想像で書いているものです。途中、イラスト等が出てくる可能性もあります。
2人の少年、「猶(ナオ)」と「維(ユイ)」が登場します。2人の関係性を想像しつつ、BLを堪能してください。それではどうぞ。
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第1章_初めて
僕はnoです。
僕は小さい頃…おばあちゃんを亡くしてしまいました。そこからというもの…お母さんは…って、ここまでかな。
おばあちゃんが亡くなったのは僕のせいです。僕が…
no:おばぁちゃーん!こっちこっち~!
ob:ちょっと待ってね。noくん
その時…ちょうど赤信号になった。
大きな音と共に…おばあちゃんの悲惨な姿が見えた。
no:おばぁ…ちゃん…?
それからというもの僕の人生から色は消えた。おばあちゃんを亡くしたと共に、個性も…*無くなった気がする*。
小学三年に上がる頃…イケメンで有名な維と同じクラスになった。席もちょうど隣。横から顔を見ると…やはり整った顔をしている。目が合い、思わず耳が赤くなってしまった。
yi:よろしく!
まるで…自信に満ちた声をしていた。表現しきれないほど綺麗な声だ。
no:…よろしく
それに比べ、僕は声が低く、あまり元気な方ではない。
yi:お前さ、この前公園にいたよな!
no:そうだけど…なんで…?
yi:いや、顔可愛かったから覚えてた!
可愛いという言葉に…嬉しいような、胸がモヤモヤするような…
no:んだよ…それ褒めてる?
yi:褒めてるって…!w
その時の苦笑いは…何故か僕の心を温めた。人の笑顔なんて久しぶりだ。例え苦笑いでも、嬉しかった。
yi:あ…教科書忘れたッ!!かーしーてッ!
no:一緒に見ればいいでしょ…
元気な君と正反対な僕と、君の机をくっつけた。距離が近い…息遣いまで聞こえる。
yi:…なぁ。ここの問題わかんないんだけど教えてくれてね?
no:めんどくさいな… まぁいいよ。
一応基本中の基本の問題だ。わかんないってことはそれほど馬鹿なのだろう。
yi:さんきゅ~ッ!って…これ基本中の基本の問題だっけ?
no:そうだよ…なんでわかんないの。
yi:あはは~…授業聞いてなかった!
no:ちゃんと聞けよ…今度から聞いてなかったら悪戯するからな。
yi:へぃへぃ…
彼は適当な返事だが、授業のやる気はある。なんなんだ、こいつ。
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スクロールお疲れ様です。これにて第1章終了です。
文字数…1029文字
第1章…初めて
コメント
1件
勝ち取ったりぃ~!!