テラーノベル
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h×h
面白い話を聞いて「キルアに話したい」と思った瞬間。
危ない場所に足を踏み入れてしまった時に「隣にキルアがいたらな」と思う瞬間。
思い悩んだ時に「キルアに聞いて欲しい」と思った瞬間。
気が付けばいつも、キルアのことばかり考えている。
約束したはずなのに未だ、「会いたい」とも「探しに行く」とも言えなかった。
——今頃、キルアはアルカちゃんと一緒に旅をしてる。自分の意思で、大切な人を守るために自分の道を歩いてる。それが嬉しい。心の底から、嬉しい。
でも………寂しいよ。
隣にキルアがいないと、笑い方も少しだけ忘れちゃう気がする。
俺は、キルアに甘えてたみたい。
あの時、どうしたらいいかわからなくなって、キルアにひどいことを言ったり、気が付けば、ひとりで勝手に突っ走ってた。
いままで気付かなかった。おかげで、キルアが俺にとってこんなに大切な存在だったことに気が付いた。いつも傍で見守ってくれて、支えてくれてたんだってわかった。
ありがとうって言えたけど、本当はまだ伝えきれてない気がする。
また、会えるよね
そのときはちゃんと、笑って「久しぶり!」って言いたい。次はちゃんと、キルアの隣に立てるようになりたい。
コメント
2件
良すぎます…!