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「ふふ、威勢の良い事ね。じゃあ、初めましょ。」
「流石に神社からは出てからやりましょうね。」
「頑張れよ~!」
「…この辺なら大丈夫かしら?」
「…。」
言葉をはっさず大木に手を当て険しい顔をしている霊夢、戦闘準備の整っている咲夜との間に冷たい風と、その風に飛ばされた枯葉が通った。
「霊夢?」
「あっ…ごめん。ここでなら多分戦っても…大丈夫なはずよ。にしても…この大木は…?」
なにか、気がかりな事があるのだろう。
「じゃ、初めましょ。」
ふわっと浮き上がり、札と針を手にする。
「先手はこちらから行かせて貰うわね。霊夢。」
「好きにして頂戴。」
「では。」
「奇術 エターナルミーク」
チックタック チックタック
時を刻む音。そして、
カチッ
時の、止まる音。
時が止まるのなら、
カチッ
いずれ動き始める。
ヒュンッ
投げられた短剣が、霊夢へ飛んでいく。
だか、霊夢は避ける。
「そんななまっちょろいナイフで私を止められるなんて思ってないわよね?」
「当然よ。今のはちょっとした戯れの弾幕よ。今からが本番なの。まだまだいくわよ!」
「メイド秘技 殺人ドール」
目に終えないほどの速さで飛んでくる何本ものナイフは霊夢を追う。
だか…やはり。さすがの博麗の巫女。
余裕でよけて咲夜へ反撃を繰り出す。
「反撃開始。覚悟して頂戴。」
「境界 二重弾幕結界」
ドォンッ…!
「さすが博麗の巫女ね。ただ、私だってまだまだスペルカードは沢山あるのだから。さあ、まだ私を楽しませて頂戴ね?」
「それくらい分かってるわよ。こっちだって、始まった弾幕戦なんだから全力で楽しませて貰うわよ。」
「幻幽 ジャック・ザ・ルドビレ」
ヒュンヒュンッ…
「はあ、はあ、はあっ。」
「普通に疲れたわねぇ。あ、入れてきたお茶冷めてるわよね?はーっ…入れたてだったのに…。」
「私をボコボコに倒しておいてお茶の心配するのね…。」
「そういやあんたの主人の夕飯とかは大丈夫なの。」
…。
「わっ、わすれ忘れてたっ!霊夢!今度神社に行った時に後の事は話すわ!」
だーっ!
「…はーっ。さっむ。さっさと帰りましょっと。」