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『せんせ〜』
「制服、だらしないぞ。直してから話は聞く。」
『え〜いいじゃん、ちょっとくらい。
ちょーっと前開けて、ちょーっとネクタイが緩んでるだけだよ?』
「どこがちょっとなんだ。 ボタンを1番上まで閉めろと言っている訳じゃないんだぞ、何がそんなに難しいんだか…」
なんやかんや言いながら俺の制服直しちゃってるじゃん。
『聞いてよ先生!また彼女に振られちゃってさ〜』
「それよりじゃない。 第一、どうせまたお前の浮気だろ。100お前が悪い。」
『も〜、先生冷たーい。俺泣いちゃうよ?』
「……前から疑問だったんだが、お前のタイプってなんなんだ?佐原に浮気されたーと泣いている女子生徒の共通点がイマイチ分からんのだが。」
タイプ、か…考えたこと無かったな
先生に群がる虫を消すためにやってただけだからなぁ…
『…気になります?』
「あぁ。」
でも、強いて言えば…
『先生みたいな人、ですかね?』
先生、どんな反応するかな
困らせちゃうかな。それとも、
俺もお前みたいなやつがタイプだ
なんて言って抱きしめてくれるのかな
気持ち悪いって突き放されちゃうかな
「冗談はよせ。俺が独り身だからって、気遣ってそんなこと言う必要ないぞ。」
「結婚願望はあるが、さすがに生徒に手を出すほど落ちぶれちゃいない。」
ポンっと頭を叩かれた。
先生、笑ってる。優しい笑顔。
………同性であることに関しては何も言わないんだな。
『冗談じゃないですよ。俺、先生のこと「もうこんな時間だ、暗くなる前に帰れ。じゃないと俺が怒られる。」………』
『はーい』
最後まで言わせてくれなかった
折角俺が勇気出してあげようと思ったのに。
『先生じゃあね〜!また明日〜』
「………お前が大人になったら、最後まで聞いてやらんでもない。」
生徒と先生.