食べ過ぎ (🍬 × 🌸🌸 視点
「ん〜っ!このお菓子美味しい〜っ!」
そう言いながら、貰い物のお菓子を先程からずっと食べているのは、この探偵社の社員、名探偵である🍬くんだ。子供っぽくて、成人済みの26歳とは思えない。だけど、仕事をこなすときは明確な推理をするところがとてもかっこよく、なんだかんだ頼れる🍬くん。実は私の彼氏でもある探偵社のみんなには秘密にしているけど、実際何人かは気づいてそう、なぜ、秘密にしてるかは、恋人だからといって気を遣われてもいやだし、🍬くんも説明が面倒臭いとかでみんなには黙っておくことにした。もちろん、結婚とか、するときはちゃんと大事な皆さんに報告しようと思っていた。
「またお菓子食べて…怒られますよ」
そう言い苦笑いを浮かべているのが、探偵社の社員の1人🐯くん。最近入った新入社員で、入って日も浅いのによく働いてくれてる、他の社員があまりやる気がないからほんとにありがたい。
「🐯にはわけてやな〜い」
そう言いながら、🍬くんは、また次から次へとお菓子を食べていた。頬をぱんぱんにしているのがリスみたいで、おかしくなってつい、笑いが込み上げてきてしまう。
「別にいりませんけど、食べ過ぎですよ?笑」
「だってこのお菓子美味しいんだもん〜!」
そして、椅子から立ち上がり、もらいもののお菓子を全てたいらげ、まだたりないのか、いつも🍬くんのお菓子を収納している棚を覗き、そこにある駄菓子を全て持ってき、再び椅子に座り、駄菓子を食べ始めた。流石に、見て見ぬふりは出来なくなり、自分がやっている仕事を一旦ストップさせ、🍬くんの目の前へ向かった。
「もぅ、またそんなに食べてっ!」
頬を膨らまし、🍬くんを見つめた。隣では仕事の資料を運んでいる🐯くんが やっぱり という顔でこちらを見ていた。
「別にそんなに食べてないも〜ん。たったこれだけだし、」
と言いながら、さっき食べ終わった駄菓子のゴミを見せてくる。
「嘘つかないでください、!もらいもののお菓子もさっき食べてましたよねっ?」
じーっと🍬くんを見詰めると、言い訳出来なくなったのか、目を逸らした。
「……別にあれくらい食べ過ぎじゃない、」
そう言いながら、再び次の駄菓子を食べようとしていた。
「……もぅ、ほんとに、何時迄も子供みたいなんですから、」
そう呆れて呟くと、🍬くんは、先程よりも、不機嫌な顔になり、駄菓子を机へと置いた。私はそんな事には気づかず、続けて、説教を垂れていた。私の声がどんどんと大きくなったせいか、周りにいる🖋📓くんや、先程の🐯くん他の社員もこちらに注目していた。
「夕飯入らな……」
そう私が呟こうとした時、🍬くんが、椅子からたち、私の肩をぐいっと🍬くんの方へ引き寄せられたかと思うと、私の口にちゅっと軽い口付けをした。周りのみんなはこちらを凝視されており、私は恥ずかしさよりも、何が起こったのか分からず、ただ自分の唇を手で抑えていた。そして、ふと我に返り、周りを見渡すと、みんな驚き唖然としていた。🐯くんと🖋📓くんは、私なんかよりも顔を真っ赤にしていた。
「ちょ、🍬くんっ、!?!?」
私も、恥ずかしさが込み上げてき、慌てて🍬くんに声をかける。
「皆さんにバレちゃったじゃないですか。!?」
「……別にいいじゃん。気づいてる人もいたしさ。」
そう素っ気なく言われ、何も言い返せずにいると、
「あと、別に子供っぽくないから。こういう大人っぽいこともできるからね。」
そう言い、🍬くんは自分の唇を舌で舐めた。なんだか、それがいつもの🍬くんじゃなくて、少しえ✘くて、ドキドキしてしまった。その後はいじけてしまいどこかへ行ってしまった🍬くんの代わりに🐯くんや、🖋📓くん、他の社員からの質問に休む暇もなく答えたのはまた別の話だ。
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