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どこにでもいる絵描き学生の日記

第5話 - 第5話 2025/05/26の日記。

2025年05月26日

#日記

#学生

#絵描き

堕天使

今日は早朝の勉強から始まる。今日提出だと思ってたものを急いで仕上げたのだ。制服を着たあと、髪の毛もセットして友達が学校にまつ毛あげてマスカラしてきて欲しいと言ってたので保湿と日焼け止め、中々眠れないのを隠すためにコンシーラーをしてマスカラもする。少し時間が無くて焦る。そのせいか朝ごはんはおでんの大根だけ。………これじゃ、お昼までにお腹空くね。謎に代謝はいいんだから。

いつもより遅く家を出て、電車に間に合うかハラハラしながら爆速で自転車を漕ぐ。そこで定期がないことに気づいて見て見ぬふりをした。だって気づきたくなかった。自腹で電車賃出すのは結構痛かった。その時点でもう涙が出てくる。

学校に着くなり提出だと思ってたものが提出しなくていいとわかって萎えた。体育祭の団幕のデザイン案を見せ合う日でもあったので見せ合いっこしたが、クオリティが高くてうちの用意したものは見せれるものではなかった。とても好評だったが自分はそうは思わなかった。不評だったこの作品が好きだったから。HRが終わり、小論模試があると知って気分が下がる。小論文は嫌いであるから。現実逃避しようと思ったが絵を描く気分じゃない。気力がなかった。事なきもえて放課後、部活に参加する。

今日は不調なのか何も出来なかった。台本を手放して通しをするもセリフが出てこない。足を引っ張っているだけだ。息が詰まる。裏方の意見から痛いところをグサグサ刺される。これを3回繰り返しそろそろ涙が出てきそう。息ができない。落ち着くために教卓に隠れてひとりで台本と睨めっこする。あぁ、もう疲れた。最近毎日部活の日々だ。ストレスが溜まる。疲労も溜まる。呼ばれてふらつきながら通しの続きをする。落ち着いてモードに入ったのかまだ演技ができる状態ではあったが、たまに声が出ない時はあった。その度に動きで誤魔化す。キャラになりきるなんて無理だ。だけどプレッシャーがのしかかる。役不足だとわかっている。だが、ストレスが自律神経が乱れているのだ。そんなのみんな同じだ。自分だけじゃない。そう言い聞かせて演技の練習をする。何も感じない。あぁ、口の中が苦い。息が詰まる。

部活も終わり、帰りにボールペンを買いにフレンドマートによった。サラサのボールペン。それだけを買おうと思ってたのに、ポテトチップスに目がいく。まぁ、疲れてるんだ。欲もあるだろう。これは自分へのご褒美だ。そう言い聞かせ2点を買う。家に帰り、誰もいないことに気づく。弁当も洗い、洗濯物やお風呂の準備をする。まだ休憩もできない。何もやりたくないのを押し殺してまで動いているのだ。親が帰ってくるなり焦るのだ。何も出来てないから怒られるかと。急いでお風呂に入って、急いでご飯も食べる。食べ物が喉を通らない。食べる気力もない。だが、押し通す。辛い。苦しい。そんな感情でさえ出てこない。咳が出る。風邪だと思いたい。……もう息するだけで痛い。胸が、胃が、体が息をするだけで痛い。食器を洗って、少量のポテトチップスを食べる。好きなコンソメ味のポテトチップスだったはずなのに、美味しくない。満たされない。何故なのだ？いや、もう考えたくないから無心に食べる。油っこい。あぁ、気分が悪い。何も出来ない自分が責めてくる。そんなのも払い除けようと動画を見るが、すぐ見るのをやめてしまう。見たくもない。何もしたくない。寝てしまいたい。だけど、奨学金の申請をしなくてはいけない。明日にまわそう。そうしよう。………何もしたくない。何をするにしても息するのが辛い。気持ち悪い。今日は寝てしまおう。終わり。明日、またストレスが溜まるのだろう。何も出来なくなるのを日に日に感じる。記憶力も落ちてる気がする。今日は終わり。そうやって自分を失い続ける。いつからこんな生活を送っていたのだろうか。後輩に言われた「よくこんな生活で生きてますね」という言葉が脳裏に張り付く。ほんとだよ、なんで生きていけてるのか分からない。そう思いながら今日も眠りにつく。

おやすみ。そして今日にさよなら。