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第8話
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第7話の続き
ある週末、宇佐美リト、赤城ウェン、佐伯イッテツ、緋八マナーー同期四人のコラボ配信が行われることになった。
「よっしゃー! 今日はみんなでゲーム大会だ!」
ウェンがいつも通り配信を盛り上げる。
リトはその横でゆるっと笑いながら、マナとイッテツの方に視線を送った。
イッテツとマナは自然と画面越しでも肩を寄せ合い、隣同士の距離が近い。
マナは少し頬を赤らめ、イッテツはそれをからかうように軽く腕を回す。
配信の最初の方から、二人の間に流れる甘い空気が、少しだけ画面を通して伝わる。
「……あ、そういえば」
ウェンがふと思い出したかのように口を開く。
「二人って……やっと付き合ったの?」
その一言に、イッテツとマナは同時に目を見開いた。
「え、えっ……そ、そういう話、してへんやん!」
「ち、ちょっと待て! なんで急に……!?」
ばれているとは思わなかった二人は、言葉が詰まり、顔が真っ赤になる。
リトとウェンは笑いをこらえながら、視線を交わす。
「はは、もうみんな知ってたよね~」
ウェンが軽く言うと、リトも「そうそう、配信で見てるもんね」と笑った。
動揺しつつも、イッテツは深呼吸して視聴者に向かって言った。
「……はい、俺たち、付き合ってます」
マナも小さく頷き、恥ずかしそうに「よろしくな」と言葉を添える。
視聴者のコメント欄は一気に祝福の嵐になる。
「おめでとう!」
「そこ二人も!?」
「二人とも幸せになれ~!」
リトとウェンも声を揃えて言う。
「おめでとうな、二人とも!」
リトが肩をポンと叩くと、マナは照れ笑いしながらイッテツに顔を埋めた。
イッテツは手をそっとマナの髪に添え、画面越しに微笑む。
その瞬間、四人の同期コラボはただのゲーム配信ではなく、二組のカップルの幸せを祝う温かい空間になった。
配信の最後、イッテツはマナの手を握り、囁く。
「……改めて、よろしくな」
マナは笑顔で応え、二人の距離は配信を通しても確かに近いままだった。
こうして、同期四人のコラボ配信は、甘くも微笑ましい雰囲気に包まれながら幕を閉じた。
視聴者も、そして仲間も、二人の幸せを心から祝福して——物語は、幕を閉じたのだった。
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