「……」
「……」
初めてのキスをした俺達は無言のまま下を向く。
「…あ、あのさ…」
沈黙を破ったのは俺の方。
その声に真崎も顔を上げ、再び見つめ合う形になる。
初めてのキスをして、
恥ずかしいけど、
すごく幸せな気持ちになった。
それと同時に、
この先何があってもずっと、真崎を大切にしたい幸せにしたいって思えた。
「…その…」
キスがしたい、という願いは叶った。
けど俺にはもう一つ、願いがある。
(今なら、言える気がする!)
タイミングを逃したくなくて、覚悟を決めた俺は――
「その…ゆ、唯…って、呼んでも…いい…かな?」
「!」
もう一つの俺の願い、それは真崎を名前で呼ぶ事。
更に欲を言えば、真崎にも名前で呼んでほしい。
…けど、そこまでは言えないから、せめて…俺が名前を呼ぶ事は許可してほしい…
「…駄目…かな?」
俺の言葉に、真********
*****************************
*********
************************
****************
**********************
*****************
**************************
コメント
1件