「あの、 高岩(たかいわ)君に紹介されて来た天野(あまの)明日菜(あすな)ですが……」
ゆっくりと、男の人がこちらを向く。
「少し待っててくれ」
「この子たちの世話も、もう終わるから」
私の返事も聞かず、真っ赤のポインセチアに向かう。
「お前は自信を持てば、素敵な人が見つけてくれるぞ」
「ありがとう。キミもとても綺麗だぜ」
ひとつひとつのポインセチアに話しかける姿。
まるで人を相手にしてるのと同じ。
自分から言葉を伝えて、
相手からの言葉も受けて。
そもそも、植物って喋るの?
私は首を傾げながら、その様子を見ていた。
第17話 未来ってなんですか?②
ビニールハウスの中央には大きなウッドテーブルがある。
切り株を模した動かせるウッドチェアもセットになっていて、そこに私は座った。
「剛志(つよし)から聞いてる」
「オレは柊(ひいら*******
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