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『 学 ん で し ま っ た 』

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『 学 ん で し ま っ た 』

1 - 学ばされてしまった。

♥

687

2023年10月14日

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死ネタ注意報







































今日、昼まで寝ていたら

急に電話がかかってきた。


電話は珍しくないけど

電話がかかってくる前にかなり

メールが入ってたからびっくりしたのだ。


ずっと寝てたから、気づいてなかったけど。


俺は電話に出た。




黄「 …桃、くん 」




黄の声だった。


電話越しでも、その声は震えていて、

泣いているのだと分かった。


俺は、焦った。


黄が泣くなんて、よっぽどだから。




桃「 …どしたん? 」

「 なんかあった? 」




そう、聞いた。


でも次の言葉を聞いて

俺は後悔した。


“ 聞くべきじゃなかった “と。




黄「 …青、ちゃんが… 」

「 交通事故で、ッ… 」




理解に苦しんだ。


青が交通事故?

無事なんだろ?

なんで電話なんか。


って。


でも、言葉も失うようなことは

その次の言葉だった。




黄「 …呼吸、止まったらしくて… 」

「 心臓、動かなくて、 」

「 ……五分前に、亡くなった…って 」




言葉が出てこない。


今すぐ、青に会いに行きたいのに

体は動かない。


声も出なくて、頭も上手く回らない。


青が死んだ?

心臓が止まって息も止まって。


この世に、もう居ないのか?


昨日、一緒に飲み明かしたのに。





そう、俺が昼まで寝ていたのは

朝方まで青と居酒屋で飲んでいたからだ。


” また今度、一緒にゲームしようぜ “

って、言ったばっかりだった。


” これからの活動も全力で頑張ろ “とか、

” 黄くんの誕プレ何にする? “とか


他愛ない話を一日も前じゃない時間に

二人で話したんだ。


なのにあいつはもう居ない?


信じられるか




黄「 今すぐ、××病院に来てください 」




俺は返事も出来ずに

電話を切り、服を着替え

二日酔いで痛い頭を抱えながら

急いで病院に向かった。




病院に着いた時には

青の顔には白い布が掛けられていて

それを囲んで、四人は俯いていた。


黄と赤は泣いて、


橙は拳を強く握りながら、

返事をしない青に「 なんで 」って言って、


紫くんは絶望したような顔で俯いていた。


俺はそんな四人を見て何も出来ずに

青に近づいた。




桃「 …青、目を開けろよ…ッ、 」

「 いつもみたいに、笑かしてくれよ 」




でも、青はもう目を開けない。


起き上がることすらしない。

ただ灰になって逝くだけ。


本当に人の死とは残酷だ。




青の死を通して

それを学んでしまった。


本当に、ごめんなさい。





















内容が重すんぎ。

この作品はいかがでしたか?

687

コメント

11

ユーザー

え神ですか????? ブクマ&フォロー失礼します

ユーザー

うわぁ…🥺好きだ☆ってみてたらまさかの抹茶プリンさんのサブでビックリ笑 本当に書き方神&天才すぎますって… 発想の神と付き合ってるのかと(?)

ユーザー

重くても大丈夫ですよ〜!好きなので(( 人のタヒって直ぐに受け止められないんだろうな、、

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