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転生して追いかけてきた君

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転生して追いかけてきた君

6 - 最終話 君に会うために

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2024年11月16日

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あれから10年、俺は社会人になった。

仕事は忙しいけど、やりがいがあって楽しい。

今日は休みだけど、することがない

…今日あっついなあ…

………凸さんと会ったときも、こんな暑い日だったっけ。

アイス食べたいなあ…

冷凍庫を開けたけど、アイスは一つもなかった

買いに行こうかな…

外に出ると、日差しが眩しくて目を細める。

………凸さんはアイス買いに行こうとして俺に会ったんだよね。

凸さんと会えないかなあ…なんてね




………俺、死んだのかあ…

さもさんともっと一緒にいたかった…せっかく会えたのに…

俺は半透明になってしまった体を一瞬見て、泣いてるさもさんの傍に行く。

さもさん泣かないで…

抱きしめたかったけど、さもさんに伸ばした手は空振ってしまった。

「………凸さん、勝手に約束していい…?」

もちろん…

「転生した凸さんが…大人になった俺に会いに来て…」

涙声のさもさんの言葉に、俺は応える。

『…さもさん、大好きだよ。』




「………さもさん!」

大声で呼びかけられて、俺は慌てて振り返る。

え………………………?

「なんで…なんでっ…」

俺は泣き出した。

信じられなかった、けど信じたい…

「なんでって…さもさん言ってたじゃん」


















「”転生した凸さんが、大人になった俺に会いに来て”って…」

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