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俺はこの国でそこそこ有名な盗賊団の一員である。
そして今、どっかのお偉いさんから放たれた追ってに追われている最中だ。
ほかの団員は今ここに居ない。
さしづめ1人でこの状況をなんとかしないとならない。というのに、
「………チッ」
俺は敵を巻きつつも舌打ちをした。
今、立ち止まる暇すらないと言うのに、尿意がある事に気がついてしまった。
これはもう俺にとってかなり深刻な問題だった。何故なら、
「止まれ! クソガキ!」
後ろの方から追っ手の声が聞こえてくる。
しかしそんな事を気にしている余裕はない。俺は全力疾走を続けるしかないのだ。
そうして走っていると、目の前には壁があった。他に道は無い。つまり、ここで撒くしか無いようだ。
俺はその壁にナイフを突き刺し、軽快に登っていった。
ここでまた、ずくん、と尿意の波が押し寄せる。
「……うっ……」
思わず手で押えてしまう。
だが仕方がない事なのだ。なんせ逃亡中。そう易々と用を足すことは出来ない。
しかし、時が経つにつれ増していく排泄欲。このままではいずれ漏らしてしまうだろう。
それだけは何としても避けなければならない。
「おい! いたぞ!」
下を見ると先程まで追いかけてきた奴らがこちらを見上げていた。
「待てやゴラァ!!!」
そしてそいつらは叫びながら登ってくる。
まあ、もう少し我慢すれば諦めてくれるだろうと高を括っていたのだが、それがいけなかった。
ぶるり、と体が震える。それは寒いとかそういう類のものではなく、もっと生理的なものだった。
(やばい……)
「こっちにいたぞー!!!」
そしてついに限界が来た。
じわり、と下着に温かく尿が溢れる感覚。それを合図にするかのように膀胱の中の液体は勢いを増していく。
「あっ……ああぁ……」
情けない声を出しながらも、俺は必死にズボンの中に手を突っ込み、チャックを開ける。
しかし、それでも溢れ出す液体を止める事は出来ない。
じょろじょろじょろじょろ………
俺の必死の我慢によって勢いを殺しながらも、音を立てて流れ出る尿。足元には水溜りが出来上がっていく。
「はぁ〜〜…」
俺は深くため息をつくとその場に座り込んだ。
幸いにも敵は撒け、ここは薄暗い路地裏なので誰にも見られる心配は無い。
それにしても、まさかこんな年でおもらしをするとは思って居なかった。濡れた下半身が冷えてきた。早く着替えたいところだ。
「……?」
ふと視線を感じ顔を上げるとそこには1人の少女がいた。おそらく年齢は15歳前後だろうか? 黒い髪に赤い瞳の少女だ。
彼女は何故か顔を真っ赤にしてこちらを見つめている。もしかしたら見られてしまったかもしれないな……。
「……やあ、嬢ちゃん。見苦しい所を見せちまったな。この事は内緒にして欲し……?!」
俺がばつが悪くなり少女に話しかけていると、いきなり、少女は俺にタオルケットを投げつけ、こう言った。
「わっ私の家でお風呂に入ってください!! 話はそれからです!!!」
こうして俺は彼女に連れられ、家へと向かう事になったのであった。
「おい……」
「何か問題でもありますか?」
俺が気まづそうに抗議すると、俺の背中の方から声が聞こえる。
現在、俺は見知らぬ少女の家にある浴室にいる。
俺は裸で、少女に洗われている。
どうしてこのような状況になったのかと言うと、俺のおしっこを見た彼女が責任を取ると言って聞かなかったからだ。
正直恥ずかしい事極まりないが仕方ない。
ちなみに服は既に洗濯桶に入れられてしまった為、今着るものが無い。
その為後で彼女の服を着させられる予定らしい。
なにより、今、俺が少女に丸洗いされている状況が恥ずかしすぎて耐えられない。
「はい、終わりましたよ」
どうやら終わったようだ。体を拭かれ、用意された服を着る。サイズは、少女のわりに少し大きいくらいだった。
「それで……さっきの話だけど……」
「さっきって、お漏らしの話ですか?」
「……何でも無い」
やはり忘れてくれてはいなかったようだ。
それに、風呂で水音を聞いた俺は、まずいことに俺はまた尿意に襲われていた。
「トイレを貸して欲しいんだが……」
「えっ!? まだ出し足りないんですか!?」
「違うわ!」
そう言うと、少女はほっとしたような表情を浮かべると、「それじゃあお手洗いに行きましょうか」と言った。
「ここがお手洗いですよ」
そう言って案内されたのは洋式便器のある普通のトイレだった。
「ありがとう……」
そう言いながら俺は便座に腰掛けようとする。しかし、そこで、あることを思い出す。
「ちょっと待った。流石に女の子の前で用を足す訳にはいかないだろ……」
そう。いくら緊急事態とは言え、流石に異性がいる前で用を足すわけには行かない。
「別に気にしませんよ?」
「こっちが気になるんだよ!」
そんなやり取りをしていると、また尿意の波に襲われる。
「すまん、も、出そうだから……」
俺は尿意の限界で震える声で少女に懇願した。
その時の俺が、彼女には扇情的に見えたらしい。
気がつくと俺は、少女に押し倒されていた。
「ちょっ何して……!」
抗議の声をあげようとしたが遅かった。
しゅいいぃぃぃぃぃぃぃぃ………
勢い無く漏れ出る液体。
少女は俺に馬乗りになったまま、それをまじまじと見つめる。
「へぇ、ほんとに漏らしちゃったんですね」
「うぅ……見るな……っ」
羞恥心で顔が熱くなる。
「私のせいでこんなになっちゃったんですよねぇ。私が綺麗にしてあげます」
「はぁ?! 何を言っ……んむっ?!」
突然、少女は俺にキスをしてきた。そしてそのまま舌を入れてくる。
「ちゅぷ……れろ……♡」
甘い味が口に広がる。
それと同時に頭の中に快楽物質が流れ込む。そして同時に下半身が疼く。
(なんだこれ……気持ち良すぎる……)
「じゅるっ……ぺろぉっ……はぁ……♡」
長いディープキッスの後、ようやく唇が離れる。
銀色の糸が伸びる。そして少女は妖艶に微笑み、こう言った。
「次は下の方を綺麗にしましょうか……♡」
少女は俺の反応してしまった下半身を見てクスリと笑うと、俺のズボンを脱がせてきた。
「ほら、やっぱり勃起しちゃってるじゃないですか。嘘つきさんですね」
「うるさい……」
俺は顔を背ける。しかし少女は容赦なくそれを掴んできた。
「…っあ!」
身体がびくんと跳ね、情けない声を漏らしてしまう。
「ふーん、意外と敏感なんですね。可愛いです。もっといじめたくなってきました」
「やめろ、触らないでくれ……」
俺は必死に抵抗する。しかし、少女の力は思ったよりも強く、全く抵抗できなかった。
「嫌です。もっと気持ちよくさせてあげます。えいっ♪」
そう言うと少女は俺のものを口に含んだ。
「あっ……あああぁっ!!」
「ふふ、ひもちいいれふか?」
「しゃべ、るなぁ……!」
温かい感触に包まれ、全身に快感が走る。
その快感に思わず腰が引けてしまう。少女はそのまま上下運動を始めた。
「や、やばい、もう、で、でる……!」
「だひてくらはい」
「あ、あぁ……!」
どぴゅっ、と音を立てて俺は果てた。頭が真っ白になり、肩ではあはあと息をする。
「いっぱい出て来ましたよ」
少女はそう言うと手に付いた精液を見せつけてきた。
「お前、なんてことを……」
「これで終わりだと思ったんですか?」
少女は俺の出したものをペロっと舐めると、俺の上に跨ってきた。
「今度は私の番ですからね……」
そう言って彼女は自分の秘部を俺のモノに擦り付け始めた。
お互いの性器が触れ合う度に水音が響く。
「あ、あんっ……」
少女の口から甘い声が漏れ始める。
やがて、我慢できなくなったのか、少女は自分の中へと俺のを入れようとした。しかし、当然上手く入るはずもなく、何度も失敗を繰り返す。
「んっ、入らないです……」
「おい…っ、まじでやめ…っ!」
「仕方ないですね」
そう言って少女は俺のを手で握ると、一気に奥まで入れた。
「ぐっ……!?」
「ふふ、入りましたね」
少女は嬉しそうな声を上げる。
「動きますよ」
彼女はゆっくりと動き出す。
最初はぎこちなかったが徐々にスムーズに動くようになってきた。
「んっ、はっ、はっ、はっ……」
「うっ、はっ、はっ、はっ……」
2人の吐息だけが浴室に響き渡る。
「はっ、はっ、はっ、はあ、あぁ…っ」
「うっ、はっ、はっ、はっ、はぁ、うぅ……」
次第にペースが上がっていく。
それに伴い、俺はまた絶頂が近づいてきてしまった。
「おいっ、もう、出る……っ!」
俺は限界を訴えかける。しかし、少女は止まらなかった。
「良いですよ……中に出して下さい……」
「ばか、外に出すんだよ……!」
俺は慌てて引き抜こうとする。
しかし、間に合わなかった。俺はそのまま彼女の中で出してしまった。
「あぁっ……!」
ドクンドクンと脈打ちながら大量に放出されていく。
それと同時に、今まで感じたことの無いような感覚に襲われた。
(何だよこれ……!)
射精が終わってもなお、快楽は続いた。
俺は無意識のうちに彼女の体を抱きしめていた。
「えへ……出しちゃいましたねぇ……」
少女は俺に抱きつかれながらも、余裕のある笑みを浮かべている。そしてそのまま耳元で囁いた。
「私もイっちゃいますね……んっ……!」
ビクビクッと痙攣し、少女も達したようだ。
俺達はしばらく繋がったまま、余韻に浸っていた。
「なぁ……」
先に口を開いたのは俺だった。
少女は黙ったまま何も答えようとしない。俺は構わず続けた。
「どうしてこんな事をしたんだ……」
「……」
少女はやはり沈黙したままだ。俺は諦めて、もう一度眠ろうとした。
すると、少女が小さな声で何かを呟くのが聞こえた。
「だって……欲しかったんですもん……」
「……は?」
「だから、貴方が欲しいんです」
少女は真っ直ぐこちらを見つめてくる。
「どういう意味だ……」
「言葉通りの意味です。私はずっと前から、あなたを狙っていたんですよ」
少女は淡々と話を続ける。
「でも、いきなり襲っても逃げられるだけだと思っていたんです。けど、お漏らしをしているあなたを見かけて、これはチャンスだと思いまして。それで、つい……♡」
「つまり、俺が小便している所を見て、我慢できなくなってこんなことをしたという訳か……」
「はい♡」
「この変態女……」
俺がそう言うと、少女は頬を膨らませた。
「酷いです。あんなに気持ち良さそうにしてたくせに……」
「うるさい!」
「まあ、そんなことより」
少女は俺を押し倒して馬乗りになった。
そして、妖艶に微笑むとこう言った。
「続きをしましょう♡」
「いや、無理だろ……」
「大丈夫ですって」
少女は俺のものを掴むと、自分の中へと入れようとする。
「ちょっ、待っ……」
制止の声を無視して少女は腰を落としていく。先程出したばかりなのに、俺のものはすっかり元気を取り戻してしまっていた。
「もう出ねぇ、から…っ!」
「嘘つきさんにはおしおきです」
少女は腰を動かし始めた。
「んっ……はぁ……んっ……!」
「やめろって……!」
「やめませんよぉ……っ!」
少女は激しく腰を振る。その度に胸が激しく揺れる。
「ほーら、おっきくなってきましたよ?♡」
「言うんじゃねえ……!」
「あはっ、また大きくなってきた……可愛い……っ!」
「お前、覚えていろよ……」
「いいですよ、忘れるまで犯しますから」
少女はそう言うと更にペースを上げた。パン、パァンという音と共に肉と肉とがぶつかり合う。その度に快感に襲われる。
「あっ、あぁんっ、あんっ、あぁっ……!」
「うぅっ、ぐっ、うっ、うぅ……!」
俺はまたもう限界が近いというのに、少女の動きはさらに加速していく。
「んっ、はっ、はっ、はっ、はあ、あぁ……っ!」
「うっ、はっ、はっ、はっ、はぁ、うぅ……っ!」
俺は耐えきれず、またしても少女の中に出してしまった。
「ああぁっ……!」
同時に少女も果てたようで、背中を大きく仰け反らせた。そのまま茶目っ気ありに倒れ込んでくる。俺はそれを抱き止めた。少女の体は温かく、柔らかかった。
「ふふっ、いっぱい出ましたね…♡」
「はっ、はあ、はあ…っ!も、出ない……っ!」
「いえ、まだ出来ますよね?」
少女はニヤリと笑うと、再び動き始めた。
「うっ、あぁ……っ!」
「まだまだ夜は長いですからね……」
こうして朝方まで俺は快楽漬けにされたのであった。