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夜、家の一室。
静かな夜。
みんなが寝静まった頃、涼ちゃんと主は、ひっそりと同じベッドで。
藤澤涼架:「……あんまり音立てると、2人にバレるよ?」
主:「……でも、涼ちゃんが近づいてくるから……」
そんな、耳元で囁くような距離感。
お互いの存在だけが、空間を満たしていたその時。
「おーい、涼ちゃんいる?飲み物――」
ドアが開いた。
入ってきたのは 若井滉斗と、その後ろに 大森元貴。
若井滉斗の反応
「……ん?」
一瞬、フリーズ。
「…………」
沈黙5秒。
「……お前ら……」
「マジかよ。」
(声、低め)
「え、いやいや、涼ちゃん、これ説明できる?これ、もう言い逃れムリなやつだよね??」
目を逸らして、軽く笑いながらも、
口の端は引きつってる。
その目、ちょっとだけ嫉妬と裏切り混じってる。
大森元貴の反応
(若井の後ろから、ひょこっと顔を出し)
「…………」
「…………………………うそでしょ?」
「なんかさ、滉斗が先にやると思ってたんだよね、こういうの。ていうか、まさか涼ちゃんとは……」
腕組みながら、目を細めてニヤリ。
「ははっ、めっちゃおもろ。」
「でも……まぁ、いいよ?ただ、隠してた分の“罪”は、重いけどねぇ。」
(この“重いけどねぇ”が一番怖いやつ)