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ポヨみ@poyosiroyu
#スプランキー
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ポケットモンスター…縮めてポケモン。
この星に住まう不思議な生き物たち…
陸・海・空などの様々な環境で生息している。
そんなポケモンを育てて戦わせる人たちのことをポケモントレーナーと呼ばれている。
これはカントー地方からパルデア地方に引っ越し、グレープアカデミーへ転入してきた1人の少女の物語である。
・ネオンの家
ミチル
「ねえ、転入手続きの書類は書き終わった?」
ネオン
「今終わったところだよお母さん」
ミチルの問いかけに答えたのは銀色の髪に短いショートヘアの女の子、彼女の名はネオンだ。
ネオンはミチルに書き終えた書類を見せた。
ネオン「名前はこんな感じかな?」
ミチル
「うん、バッチリ書けてるわね」
ピンポ〜ン…
ネオン
「誰だろう…」
ミチル
「ちょっと行ってくるわね」
玄関先までミチルが行き、ドアを開けるとそこにはグレープアカデミーの校長クラベルが立っていた。
クラベル
「どうもミチルさん」
ミチル
「あなたは確か…クラベル校長先生。なぜここにいらして」
クラベル
「本校の不手際で大事な書類が届いていなかったんですよ。それで私が直接届けに来ました」
ミチル
「そうだったんですか」
2人が相対しているところへ3匹のポケモンが玄関先に駆け寄ってきた。
ヒトカゲ
「グワァ」
ミジュマル
「ミジュッ!」
モクロー
「モフゥ」
グラベル
「おや、ヒトカゲさんにミジュマルさん、それにモクローさんですか」
ネオン
「ダメだよ3匹とも、こっちに来て」
クラベルを囲む3匹を抱きかかえたネオンは玄関近くの庭に連れ出した。
ネオン
「ここで遊んでてね」
クラベル
「元気でいい子たちですね」
ネオン
「すみません校長先生」
クラベル
「いえ、お気になさらず。あなたのポケモンですか?」
ネオン
「はい、入学が決まる前から可愛がっていた子たちなんです」
クラベル
「なるほど、ネオンさんに懐いているのも納得ですね」
ミチル
「それで校長先生、持ってきた書類は…」
クラベル
「これは失敬、すぐにお出ししますね」
クラベルが白い紙袋から取り出されたのは入学同意書だ。
それ以外の中身はアカデミーの紹介ページが載せられた
パンフレットに教科書…
パンフレットはかなりページ数が分厚く、教科書もかなりの量だった。
ネオン
「(有名な学校なだけはあるね…)」
ミチル
「ネオン、お母さんは同意書にサインしておくからその間にその辺でも散歩でもしてて」
ネオン
「はーい。行くよみんな、散歩に行くよ」
ネオンは赤色のスポーツキャップを被って外へ3匹を連れて散歩へ行くことにした。
・コサジタウン
ヒトカゲ
「クワァァ!」
新しい散歩道にウキウキ気分のヒトカゲは余りある体力を使い切る勢いで駆け回っている。
ミジュマルはそんなヒトカゲを少し冷ややかな表情で見つめている。
ミジュマル
「ミジュ〜?」
ネオン
「ミジュマルも走り回る?モクローは…オレの頭の上で寝ちゃってるけど」
モクロー
「(-_-)zzz」
そしてしばらく道なりに進んでいき、向かい側の一軒家にたどり着いた。
その矢先にヒトカゲ、ミジュマル、モクローは門を通って家の中庭に入っていった。
ネオン
「こらこら、勝手に入ったら怒られるって!」
中庭に入った3匹はそれぞれ花壇に咲き誇る花を見つめたり、水の溜まり場で泳いだり、落ちていた果実を食べたりと好きなことをやり始める。
その真っ最中にヒトカゲを抱き抱える人が…
???
「もしかして君がこの子たちのトレーナー?」
ネオン
「そう、ごめん勝手に入り込んじゃって…」
???
「気にしなくていいよ。私はネモあなたは?」
ネオン
「オレはネオン」
ネモ
「ネオン…いい名前じゃん!」
クラベル
「ここにいらしたんですかネオンさん」
ネオン
「うわっ…いつの間に」
クラベル
「彼女はグレープアカデミーの学生でチャンピオンクラスのポケモントレーナー、そして風紀委員を務めるネモさんです」
ネモ
「ポケモン勝負が何よりも大好きなんだ。ポケモンを持ってるなら話が早いし、早速始めてみようよ!」
ネオン
「(ぐ、グイグイくるなこの人…)」
ネモ
「そうだ…校長先生、私から一匹ポケモンをもらっていいですか?」
クラベル
「おや、ネモさんは入学当時にもらっていたはずでは?」
ネモ
「あの時は育てたいポケモンが別にいたので…それにこの子は凄い才能を持ってそうなので、一緒にスタートラインに立ってみたいんです」
クラベル
「なるほど、素晴らしい心がけですね。では、すぐに用意しましょう」
ネモはクラベルが用意したニャオハとクワッス
そしてホゲータの中からニャオハを選んだ。
ネモ
「これで準備オッケー。ささっ…早く勝負を始めよう!」
ネオン
「そう言ってるけど誰がいく?」
ミジュマル・モクロー
「・・・」
ヒトカゲ
「フアッ!?」
ミジュマルとモクローは一歩前に下がってヒトカゲに役割を押し付けた。
ネオン
「デビュー戦いっちゃうヒトカゲ」
ヒトカゲ
「…グワァー!」
一瞬後ろを振り向いて自分に役目を押し付けた2匹を睨むが、ネオンの期待に応えるために戦うことにした。
ネオン
「ヒトカゲでいかせてもらうよ」
ネモ
「よし、じゃあ早速バトルコートに行こう!」
・バトルコート
ネモ
「言い忘れてたけど、こっちも手加減なしでいくからネオンも手を抜かないで本気で勝負しようよ!」
ネオン
「了解…いけヒトカゲ!」
ヒトカゲ
「グオッ!」
ネモ
「いくよニャオハ!」
ニャオハ
「ニャー!」
ネオン
「(初めてのポケモンバトル…おじいちゃんに預けて訓練させていたけど、どこまでその成果が通じるのか)まずは様子見で…鳴き声!」
ヒトカゲ
「グオーン!」
ニャオハ
「フニュ〜…」
息を深く吸って大きな鳴き声をヒトカゲが発するとニャオハは思わず怯んでしまった。
ネオン
「(攻撃を下げにくるか…)ニャオハ、尻尾を振る!」
ニャオハ
「ニャー!」
ヒトカゲ
「フォッ!」
ネモ
「おぉ…(目を瞑って防御の低下防いだ…結構頭がキレるね)続けてこのは!」
ニャオハ
「ウ〜…ニャー!」
ネオン
「(ヒトカゲに避けるよう指示しなきゃ!)」
ヒトカゲ
「グオッ!」
ネモ
「えっ…」
ニャオハのこのはが迫る中をヒトカゲは何の迷いもなく正面から突っ込んでいった。
ネオン
「ウソ、何考えてんだよ当たっちまうだろ!」
だが、ネオンの予感外れた。
自分に迫ってくるこのはをヒトカゲは4足歩行の体勢になり、次々と避けていく。
ヒトカゲ
「グオッ、ヒュウッ、グオーン!」
ネモ
「(一発も当たらない。まるで軌道を読み取ってるみたいに避けてる…凄すぎるよこの子!)」
ヒトカゲ
「グオッ!」
ニャオハ
「フニャ!?」
ネオン
「(そうだ、ヒトカゲに次の指示を出さないといけない)ひっかく!」
ヒトカゲ
「グオッ!」
このはを全て回避し目の前まで接近したヒトカゲはひっかくを繰り出しニャオハを攻撃した。
ニャオハ
「フニャアァァァァァ!」
ヒトカゲからの攻撃を受けたニャオハはその馬で倒れ伏せ、戦闘不能となった。
ネモ
「一撃…」
ニャオハをモンスターボールに戻して、ネモはネオンに近づく。
ヒトカゲ
「グオォ!」
ネモ
「ネオン…」
ネオン
「な、なに?」
ネモ
「君さ…」
ネオン
「・・・」
ネモ
「すっごーい!」
ネオン
「えっ…?」
ネモ
「ネオンのヒトカゲってすっごく強いじゃん!一体どんなトレーニングを組ませてたの!?」
ネオン
「いや…そのぉ〜…」
???
「ワタシが訓練させたのだよ!」
空から声が聞こえて3人が真上を見上げると、ボーマンダがバトルコートに降り立った。
背中には初老の男性が乗っている。
クラベル
「あなたは…」
???
「久しぶりだなクラベル、元気にしてたか?」
クラベル
「えぇ、お陰様で」
ネモ
「あの、失礼ですけどあなたはもしかしてですけど…」
???
「うん?」
ネモ
「カントー地方のポケモンマスター“ヤシロ“さんですか!?」
ヤシロ
「あぁ、そのとおりだ」
ネオン
「おじいちゃん、何しに来たの?」
ネモ
「おじいちゃん!?え〜と…ネオンってヤシロさんのお孫さんなの!?」
ネオン
「うん、そうだよ」
ネモ
「(マジか…そりゃ強いわけだ!)」
ネオン
「そんなことより何しに来たの?」
ヤシロ
「お前に忘れ物を届けに来たんだ」
ネオン
「忘れ物?」
ヤシロがリュックから取り出したのは白い錠剤が入った箱だった。
そしてモンスターボールが6つ入った赤いケースも手渡した。
ヤシロ
「これが無いと困るんだろ?」
ネオン
「あ、しまった…ごめんおじいちゃん」
ネモ
「薬が入った箱?」
ヤシロ
「この子は難病を患ってるみたいでな。これで症状を抑えとるらしい」
クラベル
「カントー地方からはるばる来て忘れ物を届けに来るとは…」
ヤシロ
「可愛い孫のためなら例え火の中水の中ってやつだ。そんじゃあワタシはそろそろ戻るとするかな。ネオン、学校生活を楽しめ。ハメ外すんじゃないぞ?」
ネオン
「わかってるよ」
ヤシロ
「それじゃあな…いくぞボーマンダ!」
ボーマンダ
「ボオォォォォォ!!」
ヤシロはボーマンダに跨がり、空高く舞い上がりながら去っていった。
そんな彼を3人は静かに見守る。
これから始まるこの物語は、カントー地方から来た転入生ネオンとチャンピオントレーナー、ネモとの出会いから始まる物語である。
・登場キャラクター
・ネオン
《プロフィール》
・生まれ:マサラタウン
・グレープアカデミー所属
・年齢:12歳
・性別:女性
・性格:強気だけど消極的
・悩み:感情の変化で目の色が変わること
マサラタウンから引っ越してきた女の子でよく男の子に間違えられる。
カントー地方のポケモンマスターヤシロの孫でもあるが、本人はそのことを自ら話さない。
感情の変化で目の色が変わるようで、そのことはかなり気にしているがあまり悩んではいない様子だ。
《手持ちポケモン》
ヒトカゲ
ミジュマル
モクロー