ーーーーーーーーゆうき視点カイクを家に運んでからーーーーーーーー
ゆ「っと着いた~」
(体温計…体温計…)
少し苦戦したものの、とりあえず家に着いたためカイクをソファーに寝かせ、熱を測ることにした。
ゆ「あった」
ピピピピッ!ピピピピッ!
ゆ「え!?ちょ!38.2?!」
あまりの高さに声が出てしまったが、(こんな高熱な中よく動けたな…)と思いつつとりあえず看病に必要なものを買いに行くことにした
ーーーーーーーーーーーカイク視点ゆうきの家ーーーーーーーーーーー
カ「んぁ… 」
(あれ…?俺…そっか、ロッカールームで倒れて…また迷惑かけたな…)
そんなことを一人で考えていると、ゆうきが部屋のドアを開けた。
ゆ「あ、起きたのか」
カ「ん、ごめんな…」
ゆうきは手にビニール袋を持っていたため、必要なものを買いに行っていたのだろう、その申し訳なささで、謝罪をした
ゆ「いや…俺は良いのだが…お前だろ問題は、お前…38.2も熱あったぞ大丈夫か?」
カ「…大丈夫やで…!」
(ほんとはしんどいけど…迷惑かけたくないし…)
迷惑をかけまいとそういったが、ゆうきにはお見通しのようで…
ゆ「大丈夫だったらそんな返事しねーよ」
と返されてしまった。(本当にこの人は…お人好しなんやから…)
そう考えていると、急にゆうきが「でこ出せ」と言ってきた、俺は突然のことに驚き、「はずいわ!」と言ったが、ゆ「……手…震えてるのにはれねーだろ?」と言われ、しぶしぶ出した
ゆ「貼るぞ」
ピトッ!
ゆ「貼ったぞ」
(恥ずかしかったけど、無いよりはましやな…)
少し安心感にひたっていると、ゆうきが言った
ゆ「粥…食べるか?」
ちょうどお腹が空いていたので、食べることにした。
ゆ「じゃあ作るな」
ーーーーーーーーーーーーお粥が出来てからーーーーーーーーーーーー
ゆ「ん、」
コト!(お粥を置いた)
お粥ができたので食べることにした
カ「んじゃ!いただきます!」
ゆ「どそ」
パク!(食べた)
カ「!…!うまぁ!」
ゆ「そ」
ーーーーーーーーーーーーーー食べ終わって…ーーーーーーーーーーーー
ゆ「食ったか?」
ゆうきがそう聞いてきたので、素直に
カ「ん!めっちゃうまかったわ!」
と答えた、ゆうきは
ゆ「食ったなら寝ろ」
と相変わらず冷たい返事だったので、少しムスッとしたが、寝ることにした
ーーーーーーーーーーーーーーー次の日ーーーーーーーーーーーーーー
カ「んぁ…?ッ!い”だい”ッ!」
(いやいや待ってくれ昨日とあんま変わってないやん…)
いつもは、1日で治るはずなのに…体温もあまり変わってないようだった
カ「どうしよ…」
するとゆうきが部屋へ入って来た
ゆ「その調子じゃあ、熱下がってねーだろ」
そう言われ、少し驚いたが、うなずいた
ゆ「じゃあうつした方がいいな」
カ(は?何言ってはるん?)
カ「どゆことや?」
全く意味がわからず、聞き返すと、
ゆ「はぁ?だから、お前の病気を俺にうつせって言ってんの」
(うつ…)
カ「はぁ?!」
ガシッ!ゆうきがカイクの服を掴み、引っ張る
スッ!ゆうきがカイクの口にキスをしようとする
カ「ちょ!//////おま!//////」
ゆ「黙れ」
チュ!
カ「//////お前!//////」
ゆ「黙れ//」
(黙れて…お前もはずいんやん…)
ゆ「……まだ昼だから、粥食って寝ろ」
(まだ昼なんや…え?)
カ「ってことは俺起きたの昼ってことやん!」
ゆ「だな」
ゆ「粥作るな」
ーーーーーーーーーーーーお粥が出来てからーーーーーーーーーーーー
カ「やっぱうまいわ!」
ゆ「あそ」
ーーーーーーーーーーーーゆうき視点にパスーーーーーーーーーーーー
(こいつ…寝顔可愛いな……)
(そー言えば、こいつ…昨日のいつから体調悪かったんだ?)
(前のこともあって…心配になるんだよな…)
俺とカイクは、小学生からずっと高校も同じだった。前のことってのは…
俺とカイクが、高校の時カイクは「いじめ」を受けていて、俺は最初から気付き、守っていたつもりだったが、全く守れていなかった。なぜならカイクは、虐待も受けていたからだ。俺はずっと気付かなかった。これは落ち着いてから聞いた話だが、カイクは、「人様に迷惑かけるなって言われてたからな…」と言っていた。相談することさえ迷惑だと教えられていたらしい。(はぁ…また俺は)
ーーーーーーーーーーーー次の日カイク視点ーーーーーーーーーーーー
カ「復か~~~つ!」
ゆ「うるせぇ」
カ「やっと楽しめるわ~✨」
ゆ「あそッ」
カイクの熱が、ゆうきにカイクの熱がうつったのはまた別の話し…
END…
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