テラーノベル
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再びバー『マガレガー』を訪れた大悟。お姉さん客から自分を必死に引き留める戦兎の健気さや、過酷な家庭環境を「普通」と笑う痛々しさに大人の正義感が爆発し、「普通じゃねぇんだよ!」と傷ついたウサギを強く抱きしめる。
マスター特製の白いカルボナーラに「インク入りか!?」と某逃げるのが必殺技の人ばりのツッコミを入れつつ完食した戦兎だったが、帰り際に大悟の頬のソースをペロッと舐めとる小悪魔を発動!
連絡先を交換し、家で「自分から送ったらハラスメントになるんじゃ…」と大パニックの大悟のスマホに、ロードローラーが落ちる衝撃がピコンと戦兎からの通知が鳴り響き、再起不能(リタイア)直前だった。
その頃、大悟は鑑定団の前でめちゃめちゃ強張った顔で突っ立っていた
「…よし」
財布、うん。3万円入れてきた、もしもだから、もしも。なにか、緊急用ね
「おっまたせー!」
「あぁ、戦兎。来た…か…」
戦兎は、夏の時期にあった服装できた。いつもの露出度の極端に高い服ではなく、半袖半パンで来た。
「…マジでガキ」
「はぁ?!んだよ大悟!変なこと言いやがって!」
「じゃ…入るぞ」
やべー、変な目で見られないかな。ギリ親子か?いや、こいつ顔良すぎるし…
「うわぁ…!すっげぇ!いっぱいある!ラビッチ2も在庫有る!しかも超やすい!」
「確かに、安いな。ラビッチ2の割には」
さすが、中古だ
「…おい、そんなキラキラした目で見るな」
「えへへ…だめ?」
「…だめじゃ、ないけど」
「やったぁ!やっぱ大悟太っ腹じゃん!」
「それなりは稼いでるからな」
カメユーチェーン店は先輩に手が好きな変な人がいるぐらいだし、それ以外いいところなんだよな
「なぁ戦兎、ここの良いところは、他にもあるんだぞ」
「…もしかして、あれか?!」
そう、クレーンゲームだ
「やってみたい!あ!あれ!あのぬいぐるみ欲しい!」
「なんだあのキャラは…?」
「ラビットタンクトップ!可愛いでしょ!」
「ふーん、よし、300円渡してやる、そこまで行けるか見てやろう」
ふっ、ああいうタイプは三発じゃ絶対行けないのがセオリーだ、取れなかったところを俺がばしーっと取って、わー!すごい!大悟大好き!って言わせてや…
「取れたぁ!!一回で取れたよ!すごいでしょ大悟!」
「…すごいな」
ていうか、俺は今何を思ってたんだ?犯罪者になっちまうよ、だめだ、だめだ。
「ねぇねぇ大悟!あっちのらびびの奇々怪々な冒険話のフィギュアのところも!」
「待て待て、はえぇよ」
こういうタイプこそ俺の得意な種類だ、こんなん初見でクリアできようものならとっくにこの店潰れr
「やった!また取れた!このラビ立ちかっこいいんだよなぁ!」
はい、潰れますね。この店
「戦兎、めちゃくちゃ才能あるじゃねぇか。」
「すごいでしょ!褒めて褒めて!」
「はいはい、すごいすごい」
(会計に向かう)
「ラビッチ2とラビッチって何が違うんだ?」
「えっとね!画質とか、できるゲームの多さとか?あと音質とか、ネット環境とか本当に良くなるよ!」
(レジ前に立つ)
「お会計67800円です」
「…カードで」
泣きたい
「ありがとうございましたー」
(店を出る)
「あー楽しかった!ありがとうな!大悟!」
…この顔を見れるなら
「あぁ、大丈夫だ」
なんでも捧げれる
「ねぇねぇ大悟、俺、水筒にコーヒー淹れてみたんだ!飲んでよ!」
「コーヒー?まぁ、いいけど」
…うまい、少し甘みがあるのは砂糖かな?
「このコーヒー、なんか甘いけど、何入れた?」
「んー?秘密♡」
「秘密ってなんだよw」
ちょっと、体が暑いな。
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#高校生
キ"ャノレノレ
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コメント
1件
デート回、尊すぎてニヤニヤが止まりませんでした…!大悟の頭の中のツッコミ(ロードローラーとか犯罪者とか)がめっちゃツボですw 戦兎の小悪魔な仕草とクレーンゲームの才能、ギャップが凄い。でも最後のコーヒー…あれ、絶対ただのコーヒーじゃないですよね? 甘さの裏に不穏な伏線が走って、続きが気になりすぎます。次回も絶対読みます!素敵な時間をありがとうございます🖤