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はるん
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Sunflower ⑥ -4 (wm×f)
藤澤side
「………………ちゃん」
「……りょ……ちゃん」
誰かが僕を呼んでる……?
大森「りょーちゃーんっ!」
若井「ほんとに寝たかも」
大森「えー、やだよっ、せっかくの計画が台無しになるじゃんっ、りょーちゃーんおきてー」
若井「ちょ、元貴」
藤澤「ん……」
大森「あっ、起きた」
若井「お前がそれだけ揺らせば起きるだろ、てか、酔っ払いを揺らすなって」
ゆらゆらと揺れる視界に、誰か喋ってる声が聴こえるけど、何を話してるかうまくわかんなくて……それより目の前に、大きなマシュマロと、ぷるっとしたさくらんぼのゼリーがあった。
藤澤「うわぁ……おいしそぉ」
マシュマロを指で摘めば弾力がありながらもふにふにと柔らかい
大森「っ?!りょうひゃんっ?!」
藤澤「……マシュマロぉ……やわらかぁい……」
若井「え…………ブッ……もしかして涼ちゃん元貴のほっぺをマシュマロと勘違いしてね?」
大森「わ、わりゃうなっ」
ふにふにとしていてめちゃくちゃやわらかい
ゼリーの方もぷるっとしていて、めちゃくちゃ美味しそう……
藤澤「ゼリぃぃ……さきゅらんぼぉ」
やっぱり。
指で突つけばぷるぷる。
大森「ちょっ……なっ」
若井「涼ちゃんゼリー、さくらんぼって言ってね?今度は元貴の唇をさくらんぼゼリーって思ってんな」
めっちゃぷるぷるでおいしそう
ゼリー食べたいなぁ……
食べていいよね?
藤澤「いたらきまぁふ」
ガブッ
大森「っ、いっ…………んっ、ンンっ……」
若井「えっ!!ふえっ、えええっっ!!」
藤澤「……ん…………ン……チュプ……チュ」
大森「ン……りょ……ン、……」
藤澤「…チュプ……チュプ………ぷはっ…………ぷりゅぷりゅ……おいひぃ……んふふっ」
大森「…………」
若井「も、もときっ?!」
大森「……涼ちゃん…………キス……バカうまいんだけど…………何かムカつく……っ」
藤澤「ンっ……ン……」
なんかゼリーの方からから僕の口に飛び込んできたっ
まあ、おいしいから
いいかっ
大森「……っ、……涼ちゃん、おいし?」
藤澤「んっ……チュ……チュプ……ン……おいひぃ……」
若井「も、元貴だけズルいっ!俺も涼ちゃんとちゅーしたいっ」
大森「…………チッ…………涼ちゃん、ほら、あっちには何がある?」
やっぱりゼリーってやわらかくて、ぷるぷるで美味しいよね……あ、あれ?あんなところに……
藤澤「ん〜〜??……あれぇ〜……」
若井「マジ?……てか、完全にキス魔じゃんっ……ってうわぁっ、りょ、涼ちゃんっ急に引っ張ったら危ないって!」
藤澤「あれぇぇ、きょんどは……グミがありゅ……」
若井「どこがグミじゃいっ」
藤澤「ああ!いまはやりのぉ〜、かんこくのかぁ」
ガブッ
若井「いっ、……つー、……マジか……」
弾力があるけど……やわらかいなぁ……
若井「んっ、んん……りょう、ちゃ……ン……」
藤澤「……ん……チュプ…………ン……チュ、……んふふ」
若井「……ンっ……はぁ……涼ちゃん……っ」
藤澤「ン……ンンッ……チュプ……チュプ…………はあ……美味しかったぁ」
若井「……」
大森「涼ちゃんヤバいだろ?」
若井「ヤバすぎんだろ……俺、ちょっと立った……」
藤澤「だはぁぁ……」
やっぱ、甘いものっておいしいよねぇ…………
僕…………大満足………………zzZ
若井「涼ちゃん、もう1回…………って、えっ!ちょ、え!また寝た?!!」
大森「さいっあくだ……」
若井「涼ちゃんっ、涼ちゃん!!ここで寝ないでよ!こんなの生殺しすぎる!!」
何だか名前を呼ばれた気がしたけど、僕は眠りについた……
・
・
・
【翌朝】
藤澤「ん、……あれ?ベッド?なんで……うわぁっ!!」
大森「うるさ……」
若井「んー……」
藤澤「ちょ、若井近いっ!!てか、なんでふたりが僕のベッドに……」
若井「んん……涼ちゃん昨日のこと、覚てないの?」
藤澤「え、覚えてるよっ、皆でボードゲームしたじゃんっ」
大森「違うよ、その後」
その後……その後は……たしか…………僕、酔って寝ちゃったんだ!!
藤澤「ごめんっ、ふたりをおいて寝ちゃったよね……」
若井「……そ、それだけ?」
藤澤「う、うん……」
確か僕は、ソファにもたれかかって寝た……でも今はベッドの上……ああ!そうか!ふたりが僕をここまで運んでくれたのか!
藤澤「運ぶの大変だったよね?!ごめん!!」
大森「涼ちゃん……ほんとに……覚てない?」
藤澤「え…………うーん…………」
ふたりに言われて、どれだけ考えても……
藤澤「ご、ごめん……覚てないんだよね……」
僕が本当に覚てないことを告げて、元貴と若井の顔を見ると、「こいつ、覚てないのかよ」と言いたげな少し難しい顔をしていた
藤澤「ほんとにごめんっ!!……も、もしかして僕……何かしちゃった?!」
若井「あーーーー……いや……」
否定しつつも若井の目は泳いでいる
藤澤「若井……ほんとに何もなかったの……?……元貴、若井が言ってるのは本当??」
大森「……何もない……は嘘なんだけど……」
若井「ちょ、元貴っ」
やっぱり……僕、ふたりに何かしちゃったんだ……しかも、ふたりに嫌なことを……
藤澤「ごめんっほんとにごめんっ!!!僕、覚てないけどふたりになんてお詫びしたら……」
大森「…………ぷ、涼ちゃん大丈夫だよ。ちょーっと寝ぼけて、マシュマロがー、ゼリーがー、グミがって言ってただけだから」
藤澤「…………え、マシュ……マロ?」
大森「そっ、夢で食べてたんじゃないかな?美味しそうに口をもぐもぐしてたから」
藤澤「……ゆ、め……」
言われてみれば夢で何か食べたような……そうでもない……ような……
藤澤「ぼ、僕、そんな寝言言ってたの……?」
大森「うん、それを見て俺と若井は笑ってた。どんだけ食い意地はってんだって、ね?若井」
若井「あ、うん、そ、そうっ」
藤澤「うぅーっ!は、恥ずかしいっ!」
大森「その後、ベッドに連れてって俺たちも眠たくて一緒に寝て、起きた。これが昨日から今までの経緯だから」
恥ずかしい……ほんとに恥ずかしい……確かにマシュマロもゼリーもグミも好きだけど寝言で言ってしまう程だったなんて……もうこれから若井の寝言をバカには出来ないや
恥ずかしいところ見られちゃったけど……元貴と若井だし問題はないからいいか
藤澤「恥ずかしいけど、聞かれたのが元貴と若井で良かったよぉ」
若井「多分、結構酔うと寝言言うみたいだから……涼ちゃんは今後、お酒呑むのは俺たちの前だけにした方がいいよ」
大森「そうそう、阿〇くんとかとふたりで呑むの禁止ね」
藤澤「えーっ!!沢山呑まなきゃいいんじゃないの?」
大森「だーめ、涼ちゃんのことだから断りきれなくて沢山呑まされるかもしんないじゃん。最低でも、俺たちが一緒に居ないとダメ」
若井「そ、そそっ」
確かに僕は、元貴の言う通り勧められたら断れないかもしれない……
それに、ふたりが居れば、どちらかが断ってくれる
ふたりは僕の醜態を他に晒さないように気を使ってくれて本当に優しい……
藤澤「……考えてみたら確かにそうだね。これからはふたりと一緒の時だけにするっ、約束するよっ」
大森「じゃあ、指切りげんまん出来る?」
藤澤「もちろんっ出来るよ!」
若井「ゆーびりげんまん、嘘ついたら…………なあ、嘘ついたらどうする?」
藤澤「針千本は……流石に無理だから……」
大森「……じゃあ、もし涼ちゃんが破ったら、俺たちの願いをひとつずつ叶えてくれる?」
願いか……
破った時、何か高価な物を買わされそうだけど……約束を破らなければ大丈夫だし、ふたりが叶えられない無茶な願いはしないだろうし……
藤澤「うん、いいよそれで」
若井「じゃあ、ゆーびりげんまん、嘘ついたら俺らの願いをひとつ聞いてもーらうっ、指切った!!」
3人で小指を絡めて指切りをした
大森「涼ちゃん、約束だからね?」
藤澤「うんっ、ふたりとも、僕が外でやらかさない為に考えてくれてありがとうね」
大森「いえいえ、涼ちゃんの為だから、ね?若井」
若井「そっ、俺たちはいつも涼ちゃんの為に、だよ」
藤澤「ふたりとも……ほ、ほ……ほんとにありがとぉぉ……」
僕は感動のあまり少し泣きそうになっちゃった……
変なことをしてくるふたりだけど、こんなにも僕のことを考えてくれているのに、僕はふたりに何もしてあげれてない…………
そうだっ!
藤澤「あっ!お礼に僕、朝食を作るねっ」
若井「お、久々の涼ちゃんの料理?!やったっ」
藤澤「朝食だから凝ったものは無理だけどふたりの為に作るよっ」
大森「涼ちゃん、俺スクランブルエッグ食べたい」
若井「俺!俺は、涼ちゃんのキノコ味噌汁!」
藤澤「ふふ、両方作るね。じゃあ、リビングに行こっか」
僕の作った朝食を、ふたりは美味しい美味しいと食べてくれて、その後はオンラインで対戦ゲームをしたり、たま〇っちしたり、お昼寝したり、後少しだけ真面目に明日の仕事の話をしたり……僕たちなりのオフを楽しんだ。
最後に、晩ご飯をデリバリーして食べた後、元貴と若井は自宅へと帰り、こうしてお泊まり会は幕を閉じた……
【ふたりが帰ったその後】
チャプン……
藤澤「はあぁぁ〜、いいお湯だぁぁ」
最初はちょっと不安だったけど、何だかんだですごく楽しいお泊まり会だった
ふたりは僕の心配してくれて……
今度はふたりを僕から誘おうかなぁ……
いや、それとも若井の家か元貴の家に行くのもいいなぁ……
あ、元貴の家で言うと…………
END
───────
おまけのコソコソ話②
【涼ちゃん家からの帰宅中のふたりの会話……】
若井「なぁ、元貴」
大森「ん?」
若井「作戦、失敗したな……」
大森「……まあ、でも、それ以上の収穫があったじゃん、涼ちゃんからのキス」
若井「あっ!そう言えば、なんで涼ちゃんにベロベロに酔うとキス魔になるって言わなかったの?」
大森「……ああ、そりゃあ、また酔わせてキスしてもらって、あわよくば……その先狙ってるからかな?」
若井「ええっ!元貴ゲスすぎっ!!てっきり俺は涼ちゃんの為にかと思ったのに」
大森「それなら普通に言うだろ、気をつけろって。知らなくて阿〇くんとかの前でキス魔になられても困るじゃん」
若井「涼ちゃんが……阿〇くんに…………ヤダっ、俺の涼ちゃんっ」
大森「お前のじゃねーわ。まあ、他でキス魔にならない為の指切りだし、守れなかったらお願い聞いて貰えるし。どうせ涼ちゃんのことだから、破っても俺たちが高価なもん言うくらいにしか思ってなさそうだけどね」
若井「元貴の頭の回転の速さにはすげー感謝してるけど……俺……元貴がちょっと怖い…………あ!後!今後涼ちゃんに許可貰わないと触れないじゃん!なんでOK出したんだよっ!」
大森「ああ、それも大丈夫だって」
若井「何が大丈夫なんだよっ、全然良くないだろっ!」
大森「そんなの1回OK貰えばいいんだから、何かのタイミングで……例えば「髪の毛に何か付いてるから涼ちゃん触っていい?」って聞いてOK貰えばいいんだよ」
若井「取っていい、じゃなくて触っていいって言うのか……」
大森「そ、後は……ゴリ押し。笑」
若井「こわっ!やっぱ元貴こわっ!!」
大森「頭使ってるっ言って欲しいんだけど……まあ、髪の毛はあくまで例えだけど……若井は失敗しそう」
若井「お、俺だって出来るしっ!」
大森「……まあ、とりあえず、キス魔の件は涼ちゃんに黙っとけよ。じゃないと、次に涼ちゃん酔わせてもお前は涼ちゃんとキスさせない」
若井「えー!それはヤダっ」
大森「じゃあ、黙っとけ」
若井「……りょーかい……((ボソッ…てか、元貴の涼ちゃんじゃないのに……」
大森「あ゛??」
若井「な、何もないっ、何も言ってないっ!」
大森「ふーん……」
大森(まあ、ふたりっきりで酔わすけどね)
若井(ふたりの時に涼ちゃん酔わせたら、独り占め……)
よからぬ事を企みながら帰宅するふたりでした。
ほんとにおしまい。
───────
【あとがき】
今回の6話は長いお話になってしまいました。
少しでもクスッと笑って読んでいただけたでしょうか?
最初は、涼ちゃんがベロベロじゃないパターンで書いていたのですがしっくり来なくて、何度も妄想を繰り返した結果、涼ちゃんがキス魔になりました。笑
そしたらですよ!!お触りNGが前振りだけに……でも、お触りは妄想から外せない……仕方ない!次への伏線だ!!と割り切りました。
数名の方のコメントで、お触りの件を楽しみにしてくださってましたが……すみませんでした!!次です!次!!笑笑
って言いつつ、まだ次の妄想は出来ていません。汗
更新に時間かかると思いますが、また次回もわちゃわちゃな3人を楽しんでいただけたら幸いです。
2026.6. 20 kurara
コメント
19件
あっはっはっは! でした 笑 キス魔となっていますが、食いしん坊藤澤さんのなんと愛らしい(*´艸`*) フレンチな展開で予想をかわされてしまいました!( ̄ー ̄) 策士大森さんの作戦が今後、成功するかは またまたお楽しみになりますね~✨ 完結、お疲れ様でした! ありがとうございました!
かっわいい…りょうちゃん 作者さんが色々考えて文の工夫とかしてるんだろうなとおもってずっと見てました!面白かったです😼次も楽しみにしてますね