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六月。梅雨の雨が続く中いるまは病院からの一通のメールがきた。そこにはすちは「再生不良性貧血」と言う病気で長期の入院が必要だとことが書かれていた。
いるまはすぐなつ達に連絡した。だがすちへのお見舞いが許されたのは報告から数週間後。
白いベットの上、窓辺に座るすち。少し痩せていたが、笑顔は変わらなかった。
「みんなに会いたかった‥‥最近の学校どう?」
「相変わらずだよ。先生、なつの遅刻にうるさいし」
「あはは、やっぱりね」
すちは笑いながら、スケッチブックを開く。そこには、みんなの顔が描かれていた。
「これね、病室から見える空。退院したら、また一緒に見ようね。」
いるまはすちと約束をすちと交しその場を去った。