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#おりきゃら
玲💚🍀 .🌳🩵
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コメント
1件
うわあああ待って待ってこの導入めっちゃエモくない!?😭💕 魔王城に向かう騎士が「姉上のためなら」って呟くところ、もうその覚悟に胸がギュッてなったよ…! しかも一人で幹部か部下10人倒せって無茶すぎる任務、それでも淡々と準備してる感じがかっこよすぎるし、最後の「逃がしませんから」の不敵さ最高でした…!! 続きが気になりすぎるんだけど次どうなるの!?🔥
赤色の空に、生い茂った木々のあるところの頂点にある、レンガでできた、
魔王とその幹部たちが住まう場所、人呼んで――魔王城
はるか昔、千年ほど前から人間と敵対していて、派手な動きは見せてないが、
お互いを敵とみなし、刺客をよこし狩りあっていた。
そして、新しい魔王になった2年後、人間が数ある騎士団の中から、
若く優れた騎士を魔王城に刺客としてよこした。
粘着質な小さいスライムや、騎士じゃなくても冷静であれば狩れるほどの下級魔族が
そこらにいる森の中に、白色のスラックスに、白色の軍人風の服の上に、
薄手の茶色の羽織を羽織った、少し幼い顔立ちでサラサラとした髪の、
20代前半ほどの腰に剣を差した男が道を堂々と歩いていた。
「…ったく、俺一人で幹部一人か部下十人倒してこいなんて無茶でしょう。」
男が、頭を片手で軽く搔きながら、少し油断させるようなトーンで独り言を小さくない声で言った。
彼が、人間から刺客としてよこされ、所謂捨て駒のような任務で連れてこられた騎士だ。
ポケットに手を突っ込んだかと思えば、クシャクシャになった紙を握っている。
今までの人の知見から得た魔王城の構造が書かれている紙だ。
「こんなので…無理でしょう、魔王城の付近には中級魔族もいる。…まあ、姉上のためならしますけど。」
そう呟き、見上げると少しだけ見える魔王城に向かっていった。
4時間ほど経つと、小さく見えていた程度の魔王城が、あと6キロ程度までに近づいてきていた。
真ん中から少しずれていた程度の太陽は、いつのまにか沈んでいき、赤い空が暗い赤になっている。
男が両手を空に向かって上に上げ、まっすぐ伸ばして目を瞑る。
「んーっ」
疲れを少し出すように、少し抜けた声を出し、すぐに手をおろした。
剣の柄を片手で軽く握る。
「…一回くらい寝ますか。」
少し低い無機質なトーンでそう言い、近くを見渡し、少し先にある廃墟を見つけ、
左に向かって歩き始める。一見、隙がないように見えるが、油断などしていなかった。
草は足が隠れるほどに伸び、虫がうじゃうじゃいる、
整備などされてないような獣道を歩いている。
そして少し歩くと、 ツタは伸び、少し叩けば壊れそうなくらい脆くなった木造の家についた。
男は動揺などせずに扉を開け、開けると軋む音がした。
家の中は、埃や蜘蛛の巣だらけだったが、きにしないかのように、
バックから缶詰と寝袋と、小さい小さい蝋燭とマッチ箱を一つずつ出していった。
蝋燭を自分の前に置き、手慣れた様子でマッチに火をつけ、蠟燭に火を移していく。
缶詰を開け、流し込むかのようにすぐに食べている。
寝袋までしくと、屋根が少し壊れたところから夜空を見ていた。
「…明日は、逃がしませんから。」
そう呟くと、寝袋に身を包み、瞼をゆっくりと閉じた。
あんな魔族に出会うとも知らずに――