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注意
薬の 過剰摂取 ・ 少し 暴力 表現 あり
りちょしろ
「せんせー編集するの〜?」
「おん。今から編集してくるわ」
「エゴサは程々にね?」
「…わかっとるわ」
せんせーと俺は付き合ってる。せんせーは俺の可愛い彼女
でも最近エゴサをしては、せんせーのアンチばかり見える。
中にはトゲのある言葉も多々ある
それを見て、せんせーは1回自身の腕を傷つけてる
ニキニキが説得してくれて今はそんなことしてないけど、いつするか分からない。
だからせんせーの自室をリビングから近いとこにした
何かあったらちゃんとリビングに来てという約束もしている
今日は何ともないといいけど、
「あ〜エゴサするとやっぱ出てくるねんなぁ」
俺は今日もエゴサをしてはため息をつく。
最近妙にアンチが目立つ
配信の感想をしてくれているリスナーのツイートにいいねを何件か付けて、俺はパソコンに目を向けた
この動画を完成させるのすら怖くなってきている
投稿して、またアンチが湧いたらって思うと怖い
こういう気持ちになると、薬に手を伸ばしてしまう
傷を付けるとりぃちょにバレるから薬で落ち着かせてる
先生に相談したら、やはりストレスによる過剰行為らしい。
今日はアンチの方を沢山見たからか、箱いっぱいの薬を一気に飲んでしまった
しばらくすると目の前が歪んでくる
まずい…そう思った時には遅かった。
目の前が暗くなり、俺は意識を手放した
せんせーの自室からすごい物音が聞こえたので俺は走ってせんせーの部屋の扉を開けた
目の前には倒れてるせんせーがいた。
「せんせー!?聞こえる!?せんせー!」
体を揺すっても起きない。これはまずいと思い
俺は、ニキニキに電話した
「はい、りぃちょどうし…」
「ニキニキ!せんせーが倒れてるの!!助けて!」
「は!?今行く!」
ニキニキは電話を切ると本当にすぐ来てくれた。
あとから分かったことなんだけど、ニキニキは丁度外にいて、せんせーの様子を見るために近くにコンビニに寄っていたらしい。
「りぃちょ!!」
「ニキニキっ…」
りぃちょから電話でボビーが倒れてると聞いて急いで家に向かった
ボビーの自室の扉が開いていた。部屋に入ると
机の上に雑に置かれてる薬のゴミと、倒れてるボビー。泣いているりぃちょがいた
「りぃちょ!とりあえずベッドまで運ぼう」
「…うん」
なんかうるさい声が聞こえる…起きないと…
目を薄く開けると、目の前には泣いているりぃちょがいて、傍には顔を真っ青にしてるニキがいた
「りぃ…ちょ…?ニキ…?」
「!せんせー!ニキニキ!せんせー起きた!」
「よかった…ボビー俺らのことわかる?」
ニキに問われては、力なく頷く
「ボビー、どうして薬を沢山飲んだの、?」
「…わからん…」
「わからんってなに!?心配したんだよ!?」
「りぃちょ怒りたい気持ちもわかるけど、ボビーの話を聞こう」
ニキの顔色はいつの間にかいつも通りになっていてニキは冷静だった
「今日エゴサしてたら…いつもよりアンチを見てしまって…しんどくなって…」
パチン
突然頬に痛みが走った
「りぃちょ…!?何して…」
「俺が…どれだけ心配したか分かってるの!?せんせーが居なくなったらどうしようとか、もっと気にかけとけばよかったとか…っお願いだから…俺の前から消えないでっ…」
りぃちょの涙が俺の服にかかる
泣かせてしまった。最愛の恋人を泣かせてしまった
「りぃちょ…っごめん…頼らなくてごめん…っ」
気づいたら俺も泣いていた。
りぃちょの力強く抱きしめられ、俺も抱き返す
「ほんっと…2人とも泣き虫だな〜笑 ほらボビー復活したんだからご飯食べよ!」
「うん!食べる!せんせーも食べようね」
「はいはい、」
俺はもうりぃちょを泣かせないと決めた。