「 路地裏の真ん中で 」
・青水
・過呼吸表現 有
・モブ登場 有
・前半ネタ系
・長すぎるので時間ある時にどうぞ…🙏🏻
リクエスト作品です!!!
リクエストありがとうございます😭
すみません、リクエスト募集しておいて投稿激遅になってしまいました😖🙏🏻
ただいまスランプに陥ってます💦
それでも大丈夫、って人は行ってらっしゃい!
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
水side
水 「 ねぇ会議めんどくさいよぉーーー 」
青 「 文句言うな しゃあないやん 」
水 「 だってせっかくのオフだよ?! 」
水 「 今月唯一何も予定ない日だったのにぃ 」
青 「 んまぁその気持ちはわかるけど…笑 」
水 「 でしょ?!?! 」
今からないちゃんの家で会議。
その移動中、いふくんに会った。
そして今 隣を歩きながら愚痴をこぼしまくっている。
水 「 信号長いなー 」
青 「 そうかぁ? 」
信号待ち。
ふと手元のスマホに目を向ける。
水 「 ……?!?! 」
水 「 ……ね、いふくん… 」
青 「 んー? 」
水 「 恐ろしいこと言っていい?? 」
青 「 なんやねん、はよ言えや 」
水 「 …見て、会議開始10分前……… 」 )時計向
青 「 はぁっ゛?! 」 )大声
水 「 ちょ、うるさい…!! 」
水 「 周り見てるじゃん! 」
水 「 いふくん声デカすぎ!!! 」
青 「 おまっ、声でけぇよ! 」
青 「 こんな大通りで名前出すなや!! 」
青 「 身バレしたらどうすんねん! 」 )小声
水 「 ぁごめん……笑笑 」
水 「 いやでも元はと言えばいふくんが大きな声出すからじゃん 」
青 「 おめーがとんでもねぇこと言うからだろうが 」
水 「 だって会議開始10分前だよ? 」
水 「 普通びっくりするでしょ! 」
青/水 「 ……ぁ。 」←忘れてた
青 「 やべー、普通にやべぇぞそれ 」 )焦
水 「 ていうか、なんでまだ信号赤なの?! 」
青 「 ここでコントみたいなことやってたからやろ!! 」←大正解
青 「 一本信号逃してもたやん、あほ! 」
水 「 はぁ?あほじゃないし!! 」(以下略)
青 「 間に合わんてぇ、ほんまにヤバいぃ 」
青 「 休日までないこに怒られるとか勘弁やで?! 」
水 「 どうしよどうしよ、 」
水 「 長いよこの信号!!!!! 」
青 「 んーーー、しゃあない! 」
青 「 ちょい狭いけど近道あるからそこ通るで!! 」 )走
水 「 ぁちょ、待って! 」 )追
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水 「 っね、この道ほんとに大丈夫、なの……? 」
水 「 別の道 に しようよ… 」
青 「 時間ないしこれしか方法ないんよ 」
青 「 この道信号も人通りもないからわんちゃん間に合う 」
水 「 っ゛…… 」
しんどい。
こういう道はダメだ。
どうしても過去の出来事が脳裏を過ぎってしまう。
水 「 すーっ、はぁーッ゛ 」
大丈夫、この道はあの時と違う…
違うから……
水 「 は ッ 、ふっ゛ 」
息がしづらい。
声も出ない。
足が動かない。
青 「 ほとけ…? 」 )振返
水 「 はーっ゛ヒュッッ 」
青 「 ぇ、ほとけどうした、大丈夫か? 」 )近寄
水 「 やッ゛、来ないで!!!ポロポロッ 」
青 「 え…? 」
水 「 っあ、いや、ごめ……ッ ポロポロ 」
青 「 一旦落ち着き? 」
青 「 話せそう? 」
水 「 ………ポロポロポロポロッ 」 )首振
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💎裙 中学1年時代
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その日は、普通に学校に行って、普通に下校していた。
ほんとに、ごく平凡な日だった。
……ストーカーに捕まるまでは。
狭くて暗い路地裏に連れていかれ、
口にはガムテープ、両手 両足は紐でくくられ身動きがとれない状態。
“ 性処理道具 ” という言葉を聞いてからは、
身体は更に固くなった。
怖いのに、叫ぶこともできなければ逃げることもできない。
ただただ泣くことしかできなかった。
それ以上の記憶はない。
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青side
目の前で頭を抱えて苦しそうに息をするほとけ。
水 「 ぉぇ゛ッ…げほっ゛…ポロポロ 」
水 「 はぁ゛ッ、ふっ… 」 )震
水 「 ヒュッ はっ゛ゲホッゲホッ 」
吐きそうではあるが、朝なにも食べていないのだろう、嘔吐物は出てこない。
青 「 ほとけ、息できてへん。 」
青 「 お願い、近寄らせて? 」
水 「 ぃ や、こない、で……ポロポロ 」
水 「 こわ…ッい ポロポロ 」
ほとけは今過呼吸状態。
今すぐにでも近づきたいが、俺を極端に拒絶する理由が分からない以上、下手に動けない。
青 「 ほとけ、 」
青 「 俺いふだよ? 」
青 「 それでも怖い? 」
水 「 や゛、ッこわ い…ポロポロ 」
…とは言われてもほっとく訳にもいかんしなぁ……
青 「 …ほとけ、少しでいいから俺の話聞いて。 」
青 「 ほとけを傷つけたり、怖がらせたりするようなことは絶対しない。 」
青 「 約束する。 」
水 「 はッ、ヒュッ 」
青 「 ほとけ、 」
水 「 …ポロポロ 」 )頷
青 「 近寄ってもええ?? 」
水 「 ……ポロポロポロポロッ 」 )頷
水 「 ひゅッー、ふ っ゛ 」
青 「 ちょっとごめん、触るで…?? 」 )背中撫
水 「 ッッ゛… 」 )跳上
青 「 ごめんごめん、 」
青 「 ほとけさ、今 呼吸上手くできてないんよ。 」
青 「 ちょい頑張って、一緒に息整えよ。 」
水 「 っ… ポロポロ 」 )頷
青 「 吸ってー 」
水 「 ヒュッッ゛ 」
青 「 ゆっくりゆっくり… 」
青 「 もっかい吸ってー 」
水 「 ひゅーッ 」
青 「 はいてー 」
水 「 っ゛は 、ふーッッ゛ 」
青 「 ん、さっきより上手くなってるで 」
青 「 もっかい頑張れ 」
水「 すーっ、はーッ゛ 」
水 「 はッ 、はぁー゛… ポロポロ 」
青 「 できたやん、よく頑張ったな。 」
水 「 あ、りが と…ポロポロ 」
青 「 かまへんよ 」
青 「 一旦大通り出るか? 」
水 「 た、てな…ッ 」
青 「 おんぶしよか? 」
水 「 …ポロポロ 」 )頷
青 「 …おいで、 」
水 「 あり がと…ポロポロ 」
〜移動〜
青 「 一旦ここのベンチ座り? 」
水 「 ぅん… 」 )震
青 「 そこの自販機で水買ってくるわ 」
水 「 ぃゃ、まって…! 」
水 「 一緒に、行く… 」
青 「 …大丈夫なん? 」
青 「 休んどき? 」
水 「 いふくんと一緒にいたい…… 」
水 「 …です// 」
青 「 ぇあ、うん分かった 」
一人になるのが怖い、という意味での “ 一緒にいたい ” であるとは分かっている。
にも関わらず、不覚にも動揺してしまった自分が恥ずかしい。
……ていうかほとけもほとけで照れてるし。
〉•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪(着メロ)
青 「 …? 」
青 「 ぁ、ないこからや 」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
📞
〉もしもーし、
〉まろなんかあったのー?
〉今日会議だよ??
青 「 今俺ほとけと一緒におる 」
青 「 けど、 」
青 「 ついさっきまでほとけ過呼吸なっとって。 」
青 「 さっき落ち着いたとこなんよ。 」
〉過呼吸?!
〉えなんで?大丈夫なの?
青 「 それが俺も理由分からんのよな 」
青 「 とりあえず落ち着いたらそっち向かうから、ちょい待っといてほしい 」
〉それは別に大丈夫だけど……
〉俺たちは行かなくて大丈夫そう??
青 「 大丈夫 」
青 「 逆に来ない方がええかも 」
青 「 なんか人と関わりたくないっぽい 」
〉なるほど
〉遅くなっても全然大丈夫だから気をつけて来てね
青 「 さんきゅ 」
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さぁーてどうやってほとけから情報を聞き出すか、
青 「 とりあえずベンチ座ってええから水飲み? 」 )渡
水 「 ありがと… 」 )飲
水 「 はぁーーっっ” 」
青 「 落ち着いた? 」
水 「 うん、ありがとう 」
どうやら会話を出来るくらいには回復したらしい。
顔色も少し良くなった。
青 「 話せそう…? 」
水 「 …ああいう道、苦手で………… 」
水 「 っ゛、それで、ぇっ、と… 」 )震
青 「 ゆっくりでええよ、急かしたりせぇへんから。 」
水 「 …! 」 )頷
水 「 …ふーっ゛… 」
水 「 …中1のとき、ストーカーにあって…… 」
水 「 …路地裏、で捕まって…性処理道具に されかけた……… 」 )震
水 「 その日から、ああいう道を通ると足が動かなくなっちゃうんだよね… 」 )苦笑
青 「 …なるほどな、 」
水 「 親曰く、高校2,3年生ぐらいの人が僕を助けられたらしい… 」
青 「 ………… 」
水 「 ごめん、これ以降は記憶ないんだよね…笑 」
水 「 トラウマみたいになっちゃって… 」 )下向
青 「 話してくれてありがとう。 」
青 「 ……ごめんな、嫌なこと思い出させてしもて 」
水 「 ううん 」 )首横振
水 「 僕もごめん、もっと早く言っておけば良かった 」
青 「 気にしてへんよ。 」
青 「 ほとけは落ち着いた…? 」
水 「 うん、だいぶ良くなった 」
青 「 そっかそっか、 」
青 「 会議行けそう? 」
青 「 無理そうだったら休んでええってないこが 」←言ってない
水 「 ううん、行く。 」
青 「 分かった、一緒に行こ 」
青 「 しんどなったらすぐ声かけてな? 」
水 「 うん、ありがとう 」
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🥂裙 高校2年時代
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モ「 この後どこ行く〜? 」
青 「 んー、せやなぁ… 」
放課後、遊ぶ約束をしていた友達と一緒に帰宅していた。
青 「 ぇ、 」
モ 「 どした? 」
道中、とんでもないものを見てしまった。
青 「 …あれってさ……… 」
モ 「 え、こわ 」
路地裏で捕まっている少年。
恐らく中学生だろう。
口にガムテープが貼られ、両手両足を紐で縛りつけられていた。
モ 「 …いふ、怖いし帰ろう 」
青 「 いやでも… 」
勿論俺だって怖いし帰りたい。
…けど俺らが帰ったらあの少年はどうなる?
泣いて顔がボロボロになっている少年。
ほっとく訳にもいかない。
青 「 …俺、行ってくる…… 」
モ 「 は、おい、行ってくるって…!! 」
青 「 お兄さんたちそんなとこで何やってんすか? 」
〉あ゛?誰だ てめぇ
青 「 そこの少年の兄です 」
青 「 返してくれませんか、俺の弟 」
〉は?返すわけねぇだろ笑
青 「 なら110番通報な 」
〉……!
〉チッ )舌打ち&逃亡
青 「 ………… 」
青 「 …ふーーっ゛… 」
青 「 こえーー 」 )苦笑
モ 「 大丈夫か?怪我ない? 」
青 「 だいじょーぶ 」
モ 「 ていうかお前弟いたっけ 」
青 「 んー、おらんよー? 」
モ 「 え でもさっき弟って… 」
青 「 さっきのは嘘やって笑 」
青 「 適当なこと言っとけばどうにかなるかなぁ、って思ったから笑 」
青 「 まぁ口が勝手に動いた、の方が正しいんかも 」
モ 「 なるほど、? 」
青 「 …てゆーかこの少年どうしよう 」
青 「 どちらにせよ通報した方がええんかな? 」
モ 「 んー… 」
モ 「 しとこう、俺通報してくるわ 」
青 「 ありがと、お願いします 」
青 「 …………、 」
一旦少年の方へ目を向ける。
顔が青白いうえに震えている。
とりあえず手足の拘束を解いた方がいいのだろうか…
そして息しづらいだろうから口元のガムテープを外すべきなのか否か。
ただ俺が安易に近づけば少年はパニくる可能性がある。
青 「 ん゛ーーー、どないしよ 」
水 「 ……ポロポロポロポロッ 」
あんな姿を見て、警察が来るまで待てる人はいるのだろうか。
気づいたら体は勝手に動いてた。
青 「 …君、大丈夫?? 」
水 「 …ビクッッ 」 )震
青 「 ぁごめんね、俺悪い人やなくて、君を助けに来たんやけど… 」
青 「 手足の拘束解いてやるからちょい待っとってくれん、? 」
水 「 ……!!! ポロポロッ 」 )後退
やっぱ怖いよな…
どうすりゃええんやろ。
青 「 ………………、 」
青 「 … 大 丈 夫 。 」 )抱
水 「 …ポロポロポロポロッ 」 )安堵
青 「 怖いよな、けどこの紐とガムテープ取るだけやから、ちょっと気楽にしててええよ? 」
青 「 大丈夫、なにもせんから。 」
青 「 約束する。 」
水 「 …ポロポロポロポロ 」 )頷
青 「 ん、ありがとう 」 )微笑
そっからは、到着した警察に任せた。
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〜現代〜
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青side
青 「 ふ っ 、 笑 」
水 「 …?? 」
青 「 いや、まさかこんな形で再会するとはなぁ、と思って笑 」
水 「 ぇ、僕といふくん会ったことあるっけ 」
青 「 ほとけは覚えてなくてええんよ 」
水 「 なにそれ気になるじゃん 」
青 「 なーんも笑笑 」
2度目の再会であるほとけは、あほでドジだけど、前より少しだけ強くなった気がする。
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
最後どういうことか分かった?!?!
自分の語彙力無さすぎて伝わらないかも🤦🏻♀️
すみません😭😭
ていうか長すぎ )))
遅くなってごめんなさい、6450字、お疲れ様でした!!🍵
コメント
2件
今回も素敵な作品をありがとうございました!ラスト、水さんは記憶が飛んでしまっていて覚えてないけど学生時代の青さんが水さんのことを助けてあげてたってことですよね!運命の再会的な感じになってたっていう...学生で助けに行く勇気が凄いです。見て見ぬふりができないのも青さんらしくて...