テラーノベル
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「omr」
『wki』
お2人は同居中の恋人設定です。
「今日、皆既月食なんだってさ。」
唐突に話しかけてみる。
『え?まじで!?すげぇじゃん!
一緒に見ようよ元貴〜!』
興奮して目を輝かせながら、一緒に見ようと誘ってきた。
元々俺から誘おうと思っていたので好都合。返事はもちろんOKだ。
「勿論良いよ。若井、見てる途中で寝るなよ??」
『んなっ、寝ないわ!
何だと思ってるんだよ俺のこと!』
ふざけてからかうと少し怒られてしまった。
じと…と睨んでくる様子も、とても愛おしい。
現在の時刻は1:30。月食が始まるまでする事もないので、ゲームでもしながら過ごすことにしよう。
ゲームに没頭するうちに、時刻は3時を過ぎていた。月食は既に始まっている。
『あ!元貴急いで!!もう始まってる!』
「え“っ!?まじ?ちょっと待ってて」
ゲーム機を投げ捨てるようにソファへ置き、急かす若井の後についてベランダへ出る。
2人で空を見上げてみると、普段とは違った、なんとも幻想的な雰囲気を纏う、赤銅色の月が浮かんでいた。
『うっわー…やば、すっげぇ、めっちゃ綺麗…』
「ね、やばいわ…」
『赤くなるの、知らなかったかも』
「ええ〜?知らなかったんすか若井さぁーん」
『なんだこいつ、むかつくな』
少し腹を立てた若井が、俺の脇腹を肘で小突いてきた。
い“って!!!と大袈裟な反応をすると、
『えっ、ごめん痛かった??』
なんて真剣な顔で心配してくるもんだから、つい吹き出してしまった。
「うそうそ、全然痛くないよ。」
『はぁ〜?何だよちょっと心配したのに…』
少し眉をひそめて文句を言われてしまった。
「ごめんって、ほんと可愛いなぁ若井は。」
そう言って頭をわしゃわしゃと撫でる。
『うるさいわ、、』
口ではそう言うが、顔を赤くしながら満更でも無さそうにしている若井は本当に可愛い。
この人と一緒に居れる俺は幸せだなぁなんて思いながら、再び月を見上げる。
変な所で一旦切らせていただきます、、
本当は月食の日に投稿しようと思ってたんですけどね…いやぁ、色々と忙しくて書き終わりませんでした。。
続編、多分書きます、はい。時間があれば
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