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コメント
4件
神様ーーーーー!!!!! あぁぁぁぁぁ好きッッッ最高で尊いです!!(*´﹃`*)
2人が幸せになって良かったー .˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.
ホントにこの話大好きです!めちゃくちゃ好きだったので♡1000もおしてしまいました! 涙が出てきてしまうほど感動しました。これからも頑張ってください!
続きです
昨日出せなかったので2個目です
どうぞ
⚠太中⚠
⚠BL⚠
⚠中也嫌われ⚠
ずっと手を挙げられてばかりで人に撫でられた事が無く、俺がポートマフィアでやってしまった事を知っていながら抱きしめてくれているからだろうか
俺は太宰の胸の中が暖かすぎて、俺には勿体無い場所だと思いながらそこで少しづつ涙を流し始めた
ーーー太宰視点ーーー
中也は疲れすぎている、多分中也はポートマフィアで異様な程に暴力を受けていたのだろう、心の方が深い傷が沢山あるが躰も傷だらけだ
私は15歳の頃、羊に裏切られた中也を私が何があっても守らねばと思ったのだ、そして今の中也を見て改めて思った
太宰 「中也…」
中也に恐怖心を与えないようにそっと優しい声で囁いた
中也 「?」
中也は涙の溜まった瞳で私を見上げた、身長差のせいで必然的に上目遣いになっている中也を見ていると、矢張り私は中也の事が好きなのだと嫌という程実感させるれる
中也が私を見ても、私が言葉を発さないから不思議に思ったのか中也は首をコテンと傾げた
太宰 「(何故こんなに可愛い尊い存在に暴力を振るうことが出来るのだろうか?)」
そんな事を思いながら中也に心配されぬ様私は口を開いた、中也に私が中也をどう思っているのかちゃんと話さねばと思ったから
太宰 「中也、私は中也の事好きだよ?」
中也 「え…?」
太宰 「今迄嫌いって言ってたけど全部嘘だよ私は弱虫だから、振られるのが怖かっただから中也にずっと嘘をついていたんだ」
私がポツリポツリと本音を伝えていくと同時に中也の目が見開かれて行った、見開かれて行った瞳には大きな滴が溜まっていて少しずつ光を取り戻して来た
太宰 「中也の事は私が絶対に守ってあげるから、だから私の事だけは信じて欲しい」
普段の私からはとても想像できない様な弱々しい声で中也に囁いた、勿論今すぐに信じて貰えるとは思っていない中也は今迄信じて来た人達に裏切られたばかりだし、しかも私は1度中也を捨てたから
太宰 「今すぐに信じろとは言わないよ」
中也 「わかった……俺は…手前を太宰を信じる…」
太宰 「え…?」
私は予想外の言葉に目を大きく見開いた
中也 「だから、太宰の事だけ信じてやるよ」
私は嬉しくなり聞き返した
太宰 「ほ、本当に?私だけを信じてくれる?」
中也 「おう」
太宰 「なんで…?」
私は中也を裏切ってる、その上何も無かったような顔をして中也と今で関わっていたなのに、そんな私を許してくれてしかも又信じてくれると言ってくれた事が不思議で堪らなかった。
幾ら優しい中也でも無理だと思ったから
中也 「俺はな、ポートマフィアで任務を失敗したんだよ」
中也は何故かポツリポツリと1人で抱えて居たのだろう事を口に出し始めた
中也 「俺は突撃したら勝てねぇ事はわかってた、でも1人の部下が俺の言葉を遮るように大声で「引くな」って叫んだんだよ…」
私は中也の言葉を1つも聞き逃さない様に静かに聞いていた
中也 「それで、部下の殆どが其奴の言葉に従って突撃した」
中也 「俺は其れを止められなかったんだよ…」
そこ迄聞いて私の頭には?(はてな)が浮かんでいた
太宰 「何故中也が責められないといけないの?」
中也 「其れは…」
太宰 「今の話を聞いてる限り其の部下が絶対に悪いに決まってる、なのになんで?」
中也 「俺が…ちゃんと彼奴らを止めてやれなかったから…俺が命を懸けて守っとけば死なせないで済んだんだよ… 」
中也は俯きながら自分を責める様に呟いた、中也は昔から自分がどうなろうが人を必ず守っていた、私もその時は未だポートマフィアに居たから中也の変化にはいち早く気づいて手当をしたり優しい言葉をかけてあげたりしていた、でも私はもう探偵社員だ中也の情報が回ってくるのは凄く遅いだから中也が何に悩んで何に苦しんで居るのかも全然分からない
でもこれだけはわかった、中也は今回絶対に何も悪くないという事
太宰 「ねぇ、中也」
中也 「なんだ?」
私は探偵社で国木田君言われた事が本当かどうか聞いてみようと思った
太宰 「中也ってさ今迄ポートマフィアで部下を虐めた事ある?」
自分でも驚く程に率直な質問だと思った
中也 「部下を虐める?!無理だ!虐めるならなんで俺は部下を守ってんだよ!!部下は俺の大切な…か……ぞく…だったんだよッ」
私が予想していた返答だった、中也は幾ら失礼な態度を取られても絶対に虐めは愚か説教等も出来ない
中也はとても冷たい目で海を眺めて居た、今の中也なら受け入れてくれるのでは無いかと思い私は中也に
太宰 「中也、私と一緒に心中しない?」
と、お決まりのセリフを吐いたすると予想外にも中也は笑顔で「いいぜ」と一言言ってくれた
太宰 「何処がいい?」
私が問いかけると中也は少し考えてから私を見上げた
中也 「飛び降り……」
私は死に方を聞いたのでは無いのだけれど…と思いながらも死ねそうなビルを見つけ中也と一緒に屋上へと行った
太宰 「ここでいい?」
私の言葉に中也は頷いた
中也 「なぁ、太宰…」
少し悲しい様な嬉しい様な目で私を見て言った
中也 「俺の願い、聞いてくれるか?」
太宰 「勿論だよ」
中也 「じゃあ俺の事抱きしめてくれ」
中也からそんな事を言われるとは思っても居なかったので少し驚きながらも中也の小さな躰を抱きしめた、抱きしめた躰は私が思っていたよりも細く強く抱きしめてしまったら壊れてしまうんじゃないかと思った
そこから私達は2人で柵を越えて笑った
中也 「太宰…俺の最期の願いを聞いてくれるか?」
太宰 「いいよ…」
私の返事を聞いて中也は泣きながら笑った、怖くなって辞めたいと言うのかと思ったら中也が口を開いた
中也 「俺…太宰にはもう少しだけ生きてて欲しいから、1・2年したら俺の後を追って来てくれよ」
そう言われて私は中也に突き飛ばされた
太宰 「中也!!」
中也は笑顔で「大好き」と言いながら1人で落ちて逝ってしまった
中也が死んだ後私は何故中也は飛び降り自殺にしたのかを考えた、答えを出すのに1分も掛からなかった、私は中也らしい考えだとは思ったが私には凄く辛かったしかも中也が私に言ってきた言葉のせいですぐに中也の後を追う事が出来ない
太宰 「中也……もう…世界に色なんてものは無いよ…」
中也が死んでからやっと1年が経った、私は中也と心中する予定だった場所まで行き1人言を言い始めた
太宰 「よくも私を1年間も生きさせてくれたね…」
太宰 「今から同じ場所に逝くからね…」
そう呟くと
中也 (ありがとうな)
と中也の声が後ろから聞こえた、私は嬉しくなり中也と同じ所から飛び降りた
中也 「太宰!!((ギュッ」
後ろから名前を呼ばれて抱きつかれた
太宰 「中也…」
中也 「太宰…ごめんな…?」
中也は叱られている子犬のように眉を下げて申し訳なさそうに謝ってきた、
太宰 「うふふ…好きな人からその様に謝られたら許すしか無いじゃないか」
と中也を優しく抱きしめて笑いかけた、中也は大好きな人と言われて嬉しかったのか顔が真っ赤に染まった
中也 「お…俺も…太宰の事好きだからな!」
私を安心される為か赤面でそんな事を言ってくれた
太宰 「嬉しいな…」
中也 「俺も!」
そんな会話をしながら私達は誰も居ない2人の世界で幸せに暮らした
このお話はこれで最終話です!
呼んでくれた皆様ありがとうございました!
これからも頑張るので応援してくれると嬉しいです!!
さようなら〜