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めっちゃ短編
ご都合魔法によりマッシュが獣化してしまった。
マッシュの頭には長細いうさぎの耳が生えており、おしり辺りには愛らしいふわふわのしっぽも着いていた。
「まいりましたな……」
マッシュが頭を抱えて悩んでいると、
そこへレイン・エイムズがやってきた。
レインはマッシュの恋人だ。
マッシュの事を酷く溺愛しており、
まだキス止まりだ。
「……お前…マッシュか?」
「あ、レインくん」
レインの存在に気づいたマッシュはレインの方を振り返る。
振り返った途端ピシッとレインは固まってしまった。
マッシュの頭上にあるうさぎの耳を凝視し、
少し震えながら、
「お前……その耳は」
「あぁ、なんだか生えちゃいました」
「生えたって……」
「どうしました?うずうずして」
レインは大のうさぎ好きだ。当然モフりたいに決まっている。
「なぁその耳、触ってもいいか?」
「……?いいですよ?」
レインはその耳に手を伸ばし、そっと触れた。
途端に
「……ッふぁっ!?」
マッシュからそんな声が聞こえた。
驚き、レインはマッシュの顔をのぞき込むと、恥ずかしかったのかマッシュは顔を赤らめ、涙ぐんでいた。
「……そうか。お前は確か耳が弱かったな」
にやりと怪しく笑ったレインにマッシュは
あ、これは逃げられないな。
そう思ったのであった。