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実況者短編集

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実況者短編集

1 - 第1話、救う手。

♥

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2023年08月31日

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ATTENTION*・゜゚・*:.。..。.:*

・こちらは実況者様のお名前をお借りした2.5次元作品になります。

・ご本人様には全くもって関係がありません。

・全てが捏造となっております。

・主は関西圏住みですが関西弁はガバガバです。

・「〇〇はこんなキャラじゃない。」「〇〇はこんなこと言わない。」

などの苦情は受け付けておりません。

・実況者様の性格、容姿などに一部、自己解釈があります。

・無断転載、晒しなどのご本人様の迷惑となる行為はお辞め下さい。

・誹謗中傷の意はまったくもってありません。

・息を吸うように軍パロです。

・主は初心者です。誤字脱字等がありましたら言ってください。

・体調不良、怪我、流血などの描写が出てきます。

・視点の変わりどころ死ぬほどわかりにくいですが頑張ってください()

上記のことが114514っ☆という方のみおすすみください。

苦手な方は今すぐブラウザバックをお願いします。




これは、戦争で大怪我を負った煽り手を助ける脅威の話。

またの名を、幼馴染の旧海賊組が軍で大活躍する話(になる予定。)


________________________________________________


「ほいこれ。」


「ん?シャオさんどしたん。これまだ1週間以上期限あるけど。」


「んまぁ、いや、その、四日間ぐらい休暇ほしくてさ。」


「ここそんなブラック企業とちゃうけどな〜。」


「総統が総統やからな。ブラックじゃないかもやけど普通に考えれば充分やばいで?w」


「確かに。…うん、書類も問題はないな。ええよ、明日朝からどっか行く感じ?」


「ん、ありがとな。」



W軍近接部隊隊長シャオロンはたった今四日間の休暇をもぎ取ったところだ。

俺は元々書類仕事は専門外であり、全くのことがない限り1週間以上も期限のある書類なんざに

手をつけることなんて天と地がひっくり返ってもあり得ないであろう。

そんな彼が休暇を取ったのには意味がある。

旧友、…幼馴染に会いに行くためだ。

軍の幹部という立場上そう簡単には軍基地から出れず、四日も空けるなんてもってのほかだ。

街で会うこともできるかもしれないが、いかんせん旧友の家は街から遠い山奥にあるのだ。

だからシャオロンはそんな彼に会いに行くために休暇を取ったのだ。

彼はどこぞの屑とは違うのである。そう、違うのだ。


「んふふ、いやぁ驚くかなあいつ…。」


淡い期待を胸に抱いて自室へと向かった。



休暇1日目、俺は旧友こと幼馴染ことゾムに会いに行くために森の中を朝早くから走っていた。


「なんであいつこんな山奥住んどんねん!!」


なんて理不尽(?)にキレ散らかしながらも走るスピードは落とさない。


「はぁっ、まじ遠すぎやろ…」


朝早くに出たはずなのに家に着いた頃には太陽は真上まで来ていた。

ノックもせず、雑にドアを開ける。


「うおぇッ!?」


訳もわからんうめき声を上げつつもナイフを投げてくるあたり流石だな、と思う。


「ちっすゾムさ〜ん、」


「…お?シャオさんやないすか〜」


なんて、まるで当たり前のように会話を始めるが、

今の体制はゾムがシャオロンの首横にナイフを突き刺しているところだ。


「しゃ、しゃおろん!なんでここきたん?」


「ん?久々に休暇取れたからさ。どうせ暇してたやろ。」


「いやこれでもちゃんと暗殺者してるんですが???」


「んははははっw」


「いや真面目にしとるから暇やないよ!?」


「わかってますってゾムさーんw」


「わかってないやつやろぉ!?」


「んはっw、くふっw、なんでわかんねんww」


「笑いすぎやって!…w」


「お前やって笑っとるやん!w」


にしても、暗殺者、ねぇ…。

そういえばグルッペンが暗殺部隊を作る、なんて言ってた気もする。


「なぁゾム、なんで来うへんの?」


「ww…え?」


「っぶはっwwwははっw」


「んな…笑うなや!誰やってそんなこと言われたらはぁ?ってなるやろ!」


「お前ww鳩が豆鉄砲を食ったような顔しとるww」


「はぁ?なんやとシャオロンやるんか?あ?」


「んふ、なんやゾムゥ、図星つかれて恥ずいんかァ?」


「なんやとぉ?やってやるわ表でろや!」


「お前如きに負けるかよ雑魚乙w」


まるで喧嘩でもしているような、それでいて暖かい空気があった。

懐かしい、とても暖かい過去を思い返すような、そんな空気があったのだ。

かつての場所ではないが確かに、彼らは変わっていなかったさ。



ゾムがシャオロンに誘われてもなお、勧誘を断るのには理由があった。

ゾムは昔、シャオロンが死んでしまうのではないかという、死んでも想像もしたくない現場に立ち会って

しまったことがある。

それは、ゾムが一人で街へ出ていたところだった。

港の裏あたりに駐めてあった船に、シャオロンが一人でいた時に起こってしまった。

海賊が襲ってきたのだ。それもゾムがいないとわかっている昼下がりに。十数人で。

シャオロンは弱くはなかった。しかし彼が陽動するには船は狭すぎたのだ。

もちろん返り討ちにはしたが怪我を負いすぎたため、シャオロンは死にかけであった。

そこへゾムは帰ってきてしまった。血濡れのシャオロンと亡骸まみれの船内へ。

その時、正確にはシャオロンの怪我が治った時、ゾムが言ったんだ。

もう海賊はやめにしないか。と_。

シャオロンはもちろん嫌だったが、どうしてもこの状態のゾムが折れないことを知っていたため。

渋々承諾した。こんなところも、彼が甘い理由だろうか。

閑話休題。そのせいで彼は自分の目の前から大切な人が消えてしまうことがが怖くなってしまった。

だから彼は、命を落としやすい軍人にはなりたくないのだ。





軍とか、もし死んでもうたらもう、戻れへんねやぞ。

胸の中で悪態を吐く。

正直、俺はシャオロンが軍にいることを良しと思ってはない。

だってこいつは、すぐ命を無駄にするから。

二度と会えない恐怖を知らないから。

軍なんて、命を失うことを前提としているようなものだ。

俺は嫌だ。シャオロンがいなくなるのが。

シャオロンがなんで、俺を軍に誘うのかなんてわからないけど、

俺はもう嫌なんだ、だから。だから、

今日も誘いを断る。人がいなくなるところなんて見たくもないから。





シャオロンは困惑していた。

ゾムとの四日間もあっという間に過ぎ、楽しかった思い出を持って軍に帰ってきた。

それが三日前。そして今俺は困惑している。なぜって?


「ロボロ…?それ、ほんまなん…?」


「あんさんがおらんかった四日間、その間にβ国が観光客送ってきやがってな。誰も怪我せんかったけど、今色々みんな戦争の準備で手一杯やわ。シャオさんはいつも通り最前線らしいけど、A地点、B地点からもっと奥、D地点に単独で行ってほしんやって。部下を連れずに。まぁグルッペンのことやし裏かいてぶっ潰すんやろ。頑張れよ。」


「指示は?ロボロがやるん?」


「せやね。どっかの屑はコネさんにつくっぽいわ。」


「ぽいわって、話聞いてたんとちゃうん?wてかその話もっと早よ聞きたかったわ。」


「まぁみんな忙しかったしな、誰もおらんくてびっくりしたんか?w」


「そりゃビビるやろ、誰もおらんねんぞ。」


「すまんってwんじゃな、俺もまだ仕事あるから、」


「じゃな〜。」


シャオロンはさらに困惑した。


「D地点…って、もしかせんでも…な。」


D地点、そこはゾムの家へと続く道であった。

戦争に巻き込んでしまうかもしれない。しかしゾムに伝える手段もなく、日はまた進んでいくのであった。





ガバった。ガバったんだ、一回。

わからなかった。穴場であるD地点に敵がいないとは思ってなかった。

思わないじゃないか。まさか百数人もの敵がいるなんて。


「チッ、マジこいつら…んだけ湧いてくんねん!」


殺っても、湧いてくる敵兵に、流石に一人じゃ何もできなかった。


「っは、はぁッ…まじッ……ふっ、雑魚乙ッ!」


捌ききったときには既に疲労困憊。今から前線に行っても足手まといだろう。とロボロと話し、

ゆっくり立ち上がる。そして、_。


「っは……?」


一瞬だった。一撃を避けたのだろうか、一人、生き残っていた兵士がいた。

その手には爆弾を持っていた。一つじゃない。

二つ、三つ、四つ…五つの爆弾を抱えた兵士が突っ込んできたのだ。


『シャオロン…?シャオロンッ!』


ロボロの声が、インカム越しに聞こえる。


「はは、ごめん、ロボロ…しくったわ、」


引き金を引かれた爆弾は、俺と敵兵を吹っ飛ばした。





俺が家でくつろいでいた時だった。

シャオロンがいた頃とは違い静かな時が過ぎていた。

たまにドタバタと足音がするが気にしない。この辺は暗殺者の巣になる可能性もある。

そうして過ごしていた時だった。ドッカーン、かわいくもない爆音が響き地鳴りがする。

爆弾だ。爆発したんだ。それも一つじゃない。一つじゃこんなに大規模な爆発にはならない。

…戦争…?

なら頷ける、じゃなきゃこんな爆発は起きない。

もしかして…シャオロン…?

そう考えた時には体が動いていた。

もし、万一にでもシャオロンが爆発に巻き込まれた可能性があるのだ。

なら動かないなんて選択肢端からなかった。


「シャオロンッ!?」


恐らく、爆発したであろう場所に着くと、跡形もなく消え去っていた。

森の木々も、建物も、人であっただろう亡骸も。

そして、シャオロンの豚のピンバッチが落ちていた。

煤に汚れた、ピンバッチが。

俺は、持ち前の身体能力を使い、くまなくシャオロンを探し出した。


「シャオロンッ…ぇ…?」


俺の見つけたシャオロンは、

全身が煤に塗れ、ひどい火傷を負い、所々切り傷や銃傷もあった。


「シャオロン、シャオロンッ!シャオロン…ッ!」


呼びかけにはうんともすんとも言わないシャオロンを背負い、

近くに落ちていたインカムであろうものと一緒に俺の家まで走った。





「__ろん!_ャ__!」


「シャオロンッ!」


「ん…?、ぞむ…?え、なんで…?」


「よか、ったぁ…おまえぇ、まじで起きひんからし、死んだかと、思ったやんかぁ〜!」


目を覚まして真っ先に写った黄緑に、俺は戸惑いを隠せないでいた。

痛む体を無理やり起こし、泣きつくゾムに呼びかける。


「おれ、あんとき死んだはずちゃうん…?」


「あ、あんな!いえにおったときにな、爆発音してん。やから向かってみたらシャオロン、た、倒れ取って俺、看病とかわからんからとりあえず応急処置?だけしとる!」


「マジか…ありがとぉなゾム。」


「ええって!てかまだ応急処置しかできてへんから早く基地帰った方が…!」


「お前アホなん?俺今こっから立ち歩けへんで?」


「じゃ、じゃあ俺が背負ってく!」


「…は?」


「シャオロンが歩けへんなら俺が連れてく!」


「ばっかじゃねぇの!?お前まじ!ッ」


「ちょ、暴れんなって!応急処置しかできてないんやから!」


「ッ、いった…まじ…なんなんこれ右腕痛すぎやろ…」


「そりゃお前…火傷切り傷銃傷の3コンボやぞ、…痛くない訳ないやろ。」


「うっわ…えぐ…」


「やから早う基地帰るべきなんやって!な?」


「無理やろ、せめて俺が歩けるようになるまでは…」


「は?なんでなん?」


「お前こっから基地までどんだけ遠いか知っとる?半日かかるで?」


「うぐ…ぅ…」


「応急処置だけでも大丈夫やって、!」


「じ、じゃあ迎えきてもらお!」


「………は?」


デジャヴ…。


「多分な!これシャオロンのインカムやろ?」


「あ、うんそうやけど。」


「おれ、これぐらいならまだ修繕できるで!」


「…え?」


「だからな、俺がこれ治し終わったら迎えきてもらお!な?やないとシャオロン死んでまうやん…」


「…せやな、うん。ええよ…」


「!、まじ?なら早く直しに行ってくる!」


「あ、…え?」


まるで嵐のように過ぎ去った彼の背中を見つめながら、「これ…戦争どうなったんや?」と

一人頭を悩ませるのであった。




シャオロンは体が非常に弱い。というのも、怪我はちゃんと処置しないと100%の確率で

傷口から菌が入りすぐ寝込む。そして今彼は大怪我を負っており、応急処置までしかできてない。

すなわち…。


「おーいシャオロン!大丈夫か〜?」


「大丈夫に見えとるん?ばかなん…?」


「いやごめんて、もうちょっとでインカム直るからお願い、もうちょっと待っててな。」


「ん、わかった…ごほっ」



「しゃ、シャオロン!インカム直ったんやけどなんか急に連絡きて、ちょ、どうしよ!」


「落ち着けって…それ多分ロボロか大先生やわ…げほっ、ごめん、変わって。」


「、でも、お前体調…」


「ええから変われって、ゾムが出たとこで何にもならんかったんやろ?」


「…わかった、はい。」


ゾムからインカムを受け取り、耳に嵌める。

するとすぐに大声が舞い込んできた。


「おっまえ、身長ちっさいくせに声だけはでかいなぁw」


『シャオロンッ!おま、どこおんねん!』


「いや位置情報見ろや。」


『…あ、ごめん。てかなんで連絡せんかってんバカか?バカなんか?』


「いや…インカム故障しとってさ、…ごほっ。」


『あんさん、体調悪いん…?いやせやな。そりゃ怪我しとるわな。』


「ん〜、体調はまだなんとか、怪我もぼちぼちやけど応急処置しかできひんから迎えにきてほしいねん。」


『おっけ、俺とトントンで行くわ、これでも心配かけとるんやからな。位置情報からそっち行くから。』


「ん〜、ありがとぉなぁ…げほっ」


『あんさんは少しでも体調良くしとけよ、明日に行くから。』


「おっけ、あんがと。」


『また連絡するからちゃんとしろよ、んじゃ準備してくるわ。』


「ん、おけ、じゃな〜、ッ」




「もう喋ってええ?」


「ええよゾムさん、ごめんな〜待っとってもろて。」


「や、別にええけど、お前今熱でとんやから寝とけよ、起こしたるから。」


「ええん?っじゃお言葉に甘えて、おやすみ」


「おん、おやすみ。」





「シャオロン、シャオロン、朝やで、体調どう?」


「ん、ぅ?…ん、おはよ。体調…?だいじょうぶやで〜!ッごほ」


「大丈夫とちゃうやん…、」


すると、だんだん、とドアを叩く音が聞こえる。


「わんちゃんロボロ達やな…、でるかぁ…。」


「や、お前歩くなや!」


「ええやろ別に歩けるし、」


「はぁ…もうええか。」





「シャオロンッ!」


「うぉ、声はすんのに姿見えへんなぁ〜?」


「お前ここでもそれやるんかい!!」


「…シャオさん、後ろにおるやつ誰や?」


「ん?…あぁ、ゾムのことか。」


「……ちっす」


「あっれれ〜?ゾムさん恥ずかしいんですかぁ〜?」


「は?うっさいわシャオロン!」


「んで結局誰やねん…」


「こいつはゾムやわ…んまぁ、なんか、なに?旧友?」


「知らん、俺に聞くなやわかるか」


「なんでわからんねん」


「いやわかるかばか?」


「いやごめんて」


「はぁ…まぁええか、とりあえずそこの、ゾムやっけ?も一緒に行くか。」


「行くかぁ…。」


え、こんなスムーズなん???





「いや、よくここまでの怪我放置してたよね…まぁ一応処置はしといたから。」


「ん、ありがとな、ペ神。じゃ俺ゾムのとこ行ってくるわ」


「はいはい。」





「や、なんで俺囲われとんねん…、」


「グルッペンが話あるってさ。」


「まず誰やねん、てかシャオロンどこや?」


「俺はここやでゾム、」


「!シャオロン!」


「うぐぇ、いったいなぁ突っ込んで来んなやばかか?」


「うっさいわクソポメラニアン!」


「んんっ、まずは話をさせてもらおうか?」


「、すまんグルッペン、ええよ、大丈夫。ゾムは大丈夫やから話して。」


「うむ、そうだな。まずシャオロン、生きて帰ってきてくれてありがとうな。そして、ゾムと言ったか。

お前、うちに来ないか?」


「いや、あかんでグルッペン、ゾムは」


「わかった、」


「は、ぁ?」


「いや、普通に考えたらシャオロンの近くにおったら守れるやん!」


「うっさいな別に、守られんでも平気やわ!」


「なんやと?んじゃやるか?あ?」


「やってやんよ。」


「はいストーップ。おいシャオロンお前怪我悪化するやろ。」


「ちぇ、」


「じゃあもうゾムは仲間だな!俺はグルッペン、よろしくな!」


「!、おう!」



この後、旧海賊組が戦争で大活躍するのも近いのかもしれない。


________________________________________________


はいどうもLua*・です、初の連載ノベルっすね。

もうだめ、旧海賊てえてえ、ということで書いた没作です。

初っ端から7000文字オーバーということでバカなんですよ。

やっぱ若干兄貴風吹かせてるゾムさんが1番好き。末っ子もええね。

シャオさんはもはやどこでも尊い。以上。

おつるあでした〜。

この作品はいかがでしたか?

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