翌朝。
「ん?…そうだ私しゅんと一緒に寝て。」
隣に寝るしゅんの顔はかっこよかった。
「ん?結奈?」
「あ、おはようしゅん」
「私リビング行くね」
「ちょっと待って」
「ん?」
チュ。
ちょっと!
「ん…ん…!」
はぁはぁ。
「ちょっとしゅん!朝から…」
「おはよう結奈。今日も可愛い。」
「ハーァ?」
「もう。」
退院から一日。わかったことがある。
しゅんの本当の性格は天然でかっこよくて結構オラオラ感があるんだ。
でも私の気持ちは何も変わらない。
リビングに行くとめぐるさんと優斗がいた。
「おはようございますめぐるさん」
「おはよう結奈ちゃん」
「はよ…w」
「ちょっと何笑ってんの」
ん…?まさか今日のことか昨日の見てた?
「まさか見てた?」
「みんな見てたぞ」
「俺は今日の朝も見たけど」
「あ、朝のは内緒!」
「へいへい」
「はよー」
しゅんがリビングへやってきた。
「おう。おはようしゅん」
「ねえ、しゅん…見られてた」
「何が?」
「昨日と今日の…」
「はい?優斗まじで内緒な!」
「みんな見てたから遅いですー」
「とゆうかイチャイチャするな! 」
最悪だ。
「おはようみんな」
「おはよう蓮」
本当にありえない。アニメの世界だけだろ。そんなことが頭の中にループする。
三年後。
みんなで食べる晩御飯。
「結奈ァー 」
「なになに」
「イチャイチャは部屋でどうぞ」
「そうだみんな報告がある。」
なんだろう。
「俺と結奈結婚するから」
「えー!」
私含めて驚いた。
「おいほんとか結奈!」
「いや私も初めて聞いた。」
「ってことは…プロポーズ!?」
真昼さんが楽しそうに言う。
「まあ、そう言うことになるな」
「ほら結奈ちゃん返事しなきゃ」
「うん。」
静かになる中しゅんは赤面になるし。
「わかった。しゅん私と一生幸せにしてね」
「おう!」
パチパチパチパチ
「結婚おめでとう」
「そうだな。めぐる赤飯!」
「今すぐ作るね」
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