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「物語の始まり」
さらに向こうへ。Plus・Ultra!
その言葉は、私の夢を応援してくれた。
みんなの夢も。
出久先生は、よく「さらに向こうへ。Plus・Ultra!」と言う。
時代と共にあの人達は成長する。まるで物語のように。
私の憧れはウラビティだった。
8年前のあの映像。
ヴィランに立ち向かいながらも、友人関係を築いていた。
いかにも、ヒーローらしき姿に目を奪われた。
私の中で、8年前の雄英生徒はみんな、誇りだった。
そんな中、出久先生はあんなに強かったのに、なぜ無個性に??
死柄木との戦いは確かに、勝ったはず。
ショートや爆豪と並ぶ程の強さなのに。
「ねぇ先生。個性が弱い私でも、ウラビティのような素敵なヒーローになれますか?!」
「うん。絶対なれるよ!!僕だってなれたんだから、ヒーローは強さだけじゃない。いつだって人を思うことが大切なんだよ。」
「友達がいない私にも?」
「◯◯さんには、緑谷出久がいるからね。」
私の憧れは、ウラビティだけじゃなくなった。
今、ヒーローの私の憧れはいつだって。全てのヒーローだ。