トリニョン
夜中。
スンリは自室で、ひとりイヤホンを差し込み、
画面をじっと見つめていた
そこに映るのは、人気配信者の|「 JY 」
少し挑発的な笑顔、低い声、時々こぼれる
甘い言葉__
彼の配信はどこか危うくて、色っぽい雰囲気に
満ちていた
スンリは気づけば毎晩のように、配信を追いかけ
投げ銭をし、コメントを送り続けていた
するとある日、JY から突然DMが届く
ジヨン
「 お前、いつもみてるよな
…… 会ってみる? 」
心臓が跳ねた
半信半疑のまま指定された場所に向かうと
そこには、画面越しと同じ笑顔のジヨンがいた
ジヨン
「 ほんとに来たんだ。
かわいいな、すんり 」
スンリ
「 …ひょん、本物だ…… 」
肩に触れられただけで、体温が急に上がる
画面の向こう側の存在だったはずの人が
今は目の前にいて、距離をどんどん縮めてくる
ジヨン
「 配信で見てただけじゃ、満足
できなかったんだろ?? 」
スンリ
「 ……はい、… 」
ジヨン
「 はッ…ぁ”っ、… ❤︎ 」
スンリ
「 かわいいです、ひょん、❤︎ 」
ジヨン
「 ぅ”あッ、んッ…もっ、と、ッ ❤︎ 」
スンリ
「 はい、❤︎ 」
ジヨン
「 んあ”ッ!??…いく”ッッ 」 ( びくゞ
スンリ
「 かわいい…❤︎ 」
ジヨン
「 すんっ、り…きもちぃ、よ、❤︎ 」
スンリ
「 俺もう、ひょんじゃないと無理です…❤︎ 」
囁く声とともに、二人の関係は一線を
越えていく
それは、ただの配信者とファンじゃなく
もっと濃くて甘くて、逃れられない関係の
始まりだった