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初恋キラー
?「私の事、好き?」
?「うんっ、」
こんばん初恋キラー。私はショコラ・アルカラム。元殺し屋で今は裏社会向けの情報屋カフェを営んでいる。
「ちょっと、ビター!!」
「緊急事態!協力必須!!」
ビターは走り去ってしまった。数分前。
「?!ショコラ、」
「どうしたの?」
「僕、寝ぼけてて依頼8件も受け付けてる、、」
「大忙しね。じゃあ今日は探偵の方をやりn」
「今週中に全部解決しないといけないんだ。」
「は、はああ〜〜?!」
ということがあり、今日は私もビターの探偵業を手伝うことになったの。
「依頼内容は…行方不明事件ね、幼稚園の子供8人が行方不明…。全員男の子…。」
ビターが残したメモに書いてあることを読み上げる。
「この町で事件が起きたのよね。」
「あ!ビター…さ、ん?」
「貴方が、依頼人?」
「ビターさんじゃないですよね、あの…」
「ごめんなさい。ビターは今日忙しくて。急遽私が手伝うことになったわ。」
「え、あ、そそうなんですね…。」
「で、あなたが依頼人?」
「はい、今日はロレンゾが幼稚園に行ってる間に来ました。ロレンゾの幼稚園で、8人もの子供がいなくなってて、」
「幼稚園に案内してもらってもいいかしら?」
「もちろんです!」
お迎えの時間、依頼人に連れられて私は幼稚園に着いた。
「ここです!」
「ねえ、お姉さんだあれ?」
突然、後ろから声をかけられて振り返ると可愛い少女がいた。
「…私、探偵さんなの。」
「探偵さん、、探偵のお姉さん!助け…」
そこまで少女が行った時、女の人が近付いてきた。
「レーカ!迎えに来たわよ!」
「…!お姉ちゃん、、」
私は気になって少女たちを呼び止めた。
「貴方、この女の子のお姉さん?」
「…なんですか、いきなり。気持ち悪いんですけど?」
「レノンちゃん、ごめんなさいね。この人、私が雇った探偵さんなの。」
「そうだよ!レーカのお姉ちゃん!」
女の子が答える。
「そう、ごめんなさい。急に呼び止めて。」
そう言うと、私を睨み付けていたレノンという人がレーカを連れて帰って行った。
「探偵さん、あの子に関わらない方がいいわよ?なんと言ってもお母さんがレーカちゃん産んだ直後に亡くなって。それまでに沢山の虐待受けてたらしくて!人嫌いみたいで話しかけても無視・暴言。」
「…へえ。」
その頃。
「…次はロレンゾね。」
「!わ、分かった。」
次の日のお迎え時間。
「ロレンゾ君、今日うちで遊ばない?ロレンゾ君の親に秘密にして!」
「え、いいけど…なんで秘密なの?」
「ロレンゾ君のお母さんにサプライズしようよ!」
「!やったー!分かったよ!!」
「ロレンゾ君、お母さん来たよー!!」
「!はーい!!」
「…ごめんね。」
「僕、今日マントン君の家に行くね!」
「あら、行ってらっしゃい!」
「…」
レノンがドアを開けて口を開いた。
「いらっしゃい。レーカは部屋にいるわ。」
「お、お邪魔しまーす!!」
「ふふ」
「え、っ?!」
その時。
「やめなさい!」
「な、何?!」
私がロレンゾを引っ張り、レノンから遠ざけた。すると
「何すんのよ!クソ女!」
と怒鳴り、癇癪を起こす。
「探偵のお姉ちゃん!!」
レーカが出てきて、私を見た。そしてお姉ちゃんの方を見て、
「お姉ちゃん!お願い、もうやめてよ!!」
と叫んだ。
「貴方、これまでも沢山の幼児を殺しているんでしょ?」
「な、なんで…!」
「…ロレンゾ、レーカを連れて家へ戻っていて。」
「わ、分かった!行こう!」
「う、うん」
2人が去っていくのを見て、私はレノンに声をかける。
「貴方が過去幼児8人を攫っていたんでしょ?そして…殺した。」
「そうよ!悪い、?」
「…手口はレーカちゃんを使ったのよね?」
「そうよ!レーカは可愛いから、男を連れてくるのにピッタリだからね!」
「…最低ね」
「クソッ!!クソクソクソッ!殺したかったのに!なんで邪魔を…!邪魔ばっかり!!うあああああ!!!!」
レノンはそう叫んで私に殴りかかってきた。
「はあ、しょうがないわね。」
私は力ずくで止めることにした。
「ここは…」
「やっと目覚めたのかい?」
「あ、あんた誰よ?!あの女、ふざけやがって!」
「…あの女って姉さんのことかい?」
「あの赤髪のクソ女よ!…確かにアンタに似てるわねw」
「…始めようか。」
「え、な、何よ!」
カカオはおぞましい拷問を始めた。指1本1本に針を指し、床に打ち付けて水責め…。言葉にするのもおぞましいことを何度も繰り返し、ゆっくり一日かけてレノンを殺した。
「探偵さん、ありがとうございます!あれから一度も被害が出てないんですよ!でもレーカちゃんはどうなったんでしょう、」
「レーカなら施設に行ったわよ。」
「…お姉さんがああなったのも仕方ないのかもね。」
「ええ、でもどんな理由があっても人を理不尽に殺してはいけないわ。」
「ですね、、」