コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は汚い大人に犯されました。
第四話 荒くて汚い愛撫
部活が終わった時、私の友達もちょうど部活が終わっていた。友達とは途中までは帰る方向が一緒だったから途中まで一緒に帰った。友達と別れて5分ほど歩いた時、目の前に20代くらいの男の人が1人立っていた。その人は私に近づき、汚い手つきで私の服の中に手を入れてきた。
それから何分経っただろうか、いや、何時間かもしれない。男が私に話しかけてきた。
「お前の締まりめっちゃ良かったよ」
「俺、小春。申し訳ねぇけど勝手に連絡先追加しといたから」
「俺が連絡したら絶対来いよ」
「後、警察とかに連絡したらお前の友達も犯すから」
そう私に言って帰っていった。優しいような、荒いような、そんな口調だった。
その日から私は小春さんに犯され続けた。
ある日から小春さんから連絡が来なくなった。連絡が来なくなって3週間後に小春さんから連絡が来た。
「今すぐ指定の場所に来い」
また犯されると思うと怖くて仕方なかった。でも私が行かなかったら友達が危険な目に遭う。それだけは避けたい。
小春「お前遅い」
すみません、と私は返した。
小春「あのさぁ、俺がお前を犯し続ける理由ってさ」
小春「俺の弟にお前が似てるからなんだよね。」
意外だった。この人には弟さんがいたらしい。そしてその弟さんが恋愛的に好きだったらしい。そこで弟さんと似ている私を見つけて私を弟さんの代わりだと思って私を犯し続けた。やっていることはクズだが、小春さんの目はとても悲しそうだった。
小春「この前さ、その弟が自殺しちゃったんだよね」
小春「飛び降り自殺だった。」
小春さん曰く、弟さんは自分の性別に違和感を持っている子だった。そして高校でもその事でいじめを受けていた。それが原因だった。
小春「俺さ、自主するんよ」
衝撃的な発言だった。
小春「性的暴行って犯罪なんでしょ?」
小春「弟もこんな兄を持って可哀想だよな」
小春「謝って済む問題じゃねぇけど、ごめんな。」
小春「じゃ、多分もう二度と会わないだろうけど、」
小春さんは悲しくて、寂しい。そんな目をしながら私の前から去っていった。
それが私にはとても憎く見えた。結局逃げるんだ。そう思った。
ーーー
春風「あの男が本当に自主したのかは分からないけど…」
春風「犯人が自主したって私の心の傷は一生消えないの」
春風「私はこんなに汚れた自分がとてつもなく嫌なの。」
私は落ち着きを保ちながら話したつもりだったが、少し声が震えたところがあったのかもしれない。それほど私には辛い記憶なのだ。
水越「それは辛いね…」
松平「じゃあ、最後は成海だね」
成海「わかった…」
成海さんは他の人とは違う寂しさを感じている。そう思った。理由はない。ただ直感的にそう思っだけだ。そんな彼はどんな悩みがあってここに来たのか。やっぱりいじめとかだろうか。