テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️ワーニング⚠️圧倒的キャラ崩壊
安定の捏造(主にグラトニーとマップと世界観)
説明のないヘッドカノン
アズール視点
自AUの境界があやふや
アズ&ノスが割と仲良し
スラ&タイも仲良し
一応アズタイのつもり
Bloodfell Manorの翻訳で邸か荘園でまだ迷ってる(一応どっちでもあってるはず)今回は邸
「あ……」
キラーとしてこの地獄に来てから一週間。
なんてことない普通の日、いや担当の試合が無いだけで普通では無いけど。日課の植物のお世話も終わって特にやる事も無いからクッキーを黙々と焼いていたら作りすぎたのでノスフェラトゥに分けに来た。すると屋敷の入口でツータイムとあまり面識がないキラー、スラッシャーの二人に鉢合わせてしまった。
「……」
「っアズール!こんな所で会うなんて奇遇だね!」
ここに来てからツータイムと試合外で会うのは初めてだ。想像していたより簡単に他陣営と会える仕組みな以上、いつか会うだろうとは思っていたけどその時がこんなに早く、不意に来るなんて。仕方ない、一旦戻って二人が帰った頃にまた来れば
「君も、ノスフェラトゥに用があって来たんだろう?」
「あ、ああ」
考え込んでいたら急に声をかけられて咄嗟に返事を返してしまった。
「それなら……良かったら僕たちと一緒に行かない……?」
オルガンの音が微かに聞こえてくるから、それが置いてあった部屋にまっすぐ向かう。
結局、長い廊下を三人で並んで歩くことになって気まずい雰囲気のまま進む。ふと疑問が浮かんだので二人に話しかけた。気まずさを誤魔化したかったのもあるけど。
「えーと、どうして一緒にここに来たの?サバイバーとキラー……普段敵同士の二人で、しかも最も気難しいキラーの一人に会いに行くなんて」
「僕は付き添いだよ。彼らの決闘を見学するためについてきたんだ」
「……決闘?」
スラッシャーが手帳を取り出して何かを書いている。程なくしてこちらに見せてくれた。歩きながら書いた為か少し歪な文字でこう書かれていた。
‘ネクロブロキシコンを賭けてたまに決闘を挑まれる。暇つぶしには丁度いいので毎回受けている。’
「ノスフェラトゥ、そんな事してたんだ……」
彼がネクロブロキシコンに執着していることは知っていたけどここまでだなんて。というか暴食じゃないと僕にすら勝てないのによくやるね。
ん?あれ……
「……そういえば君たちって仲がいいの?」
ツータイムがわざわざついて行ってスラッシャーがそれを許すくらい?
「ちょっと……うさぎ狩りで」
マフィオソのプレース以外でどこにうさぎがいるんだろう。もしかして何かの隠語なのか?
謎は増えていくまま、気が付けばオルガンの音がすぐ近くに聴こえてきた。
まず最初にスラッシャーが扉を開け中へ入っていった。
ノスフェラトゥが演奏を止めてこちらを向く。
「来たか……今日こそはそれを渡してもらうぞ」
ネクロブロキシコンを指さしながら、神妙な面持ちでそう言い放つ。直後、ツータイムが部屋に突入していく。
「こんにちはチスイコウモリよ!私もいます!」
「チスイコウモリではない、吸血鬼だ!いや、その前に何故貴様がここにいる!」
「見学です!」
ツータイムの勢いに驚きつつ、僕も部屋に入る。
「やあ」
「アズール?お前まで何故来たんだ……」
「お菓子のお裾分けだよ。クッキー焼きすぎちゃって」
普段、ブラッドフェル邸には喋らなかったり物静かな人しかいないからか、今日はとても賑やかに感じる。
「アズールのクッキー!……僕も久しぶりに食べたいな……お供してもよろしいですか?チスイコウモリ」
「吸血鬼だ……はぁ、せめて終わるまで待っていろ」
この騒がしさが楽しい。ずっと尾を引く悲しみも、その他の複雑な気持ちも忘れそうな程に。
「kikimama」
「我が親愛なる狩人は’かかって来やがれ全敗蝙蝠’と言っています!」
「今の八文字で何を読み取ったの??」
「吸血鬼だと言っているだろう!ああもういい庭に出ろ、決闘だ!」
あの裏切りもいつか許せる時が来るのだろうか。
過去へ置いていくことができるのだろうか。
「ほら、早く行って一緒に見学しよう!それと……君のクッキーを食べるのも楽しみだな、本当に……」
「……ツータイム」
いや……今はただ楽しもう。
「そうだね、じゃあ終わったらみんなでお茶会でもしようか!」
辛いことは全部忘れて!
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