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6.君とあった日
やっと見つけた
今度こそ君を守ってみせる
命に変えてでも
何があろうと
絶対に
僕といふちゃんが初めて出会ったのはとても小さい頃。僕たちは幼なじみだ。初めて声をかけた時は緊張したな。
「ねぇねぇ。そこで何してるの?」
「べんきょーしてるの。」
「べんきょー?」
いふちゃんは頭がよく僕には理解できなかった。でもこれだけはひとつ。
『 いふちゃんと遊ぶのはとても楽しかった』
それから毎日遊んだ。でも、突然来なくなった。
ある日、いふちゃんが来た!っと思ったらボロボロになって公園に来た。アザもすごいし、クマも酷い。そして目にはハイライトがなかった。僕は近寄り
「ねぇねぇ、だいじょーぶ?」
と声をかける。するといふちゃんは、
「触らないで。心配しないで。こっち見ないで。」
と何かに怯えるように言ってくる。僕はいふちゃんを抱きしめた。そして
「心配しないで、安心して。僕は何があってもいふちゃんの味方だよ。」
こう言うといふちゃんは泣き出した。僕の腕の中で泣きじゃくって、眠りについた。その眠る姿はとても美しかった。
そこから来たり来なかったり。正直会えないのは寂しいなと思いつつ、今日も待つ。そしたら、いふちゃんが来て大きく手を振る。すると彼女は寂しそうな顔をした。どうしたのと尋ねたら
「私、引っ越すの。また会うの高校生ぐらいになっちゃうって。」
「え?」
高校生…。12年後ぐらい先になる。僕は悲しかった。
「私ね、ほとけに味方って言われて嬉しかった。沢山相談して、たくさん救われた。」
にこと笑う彼女。行かないで欲しい。だって今にも消えそうな目をしている。
「またね」
そう言う彼女。僕は彼女の去る背中しか見れなかった。
月日が流れ高校二年生の時。転校生が来た。
「乾 ないこです!!お願いします!」
パチパチと拍手をする中、僕は乾という彼に興味を持った。なぜなら、いふちゃんと同じ苗字。しかも、彼女にはお兄ちゃんがいる。チャイムがなったと同時に僕は彼の方へ近づく。
「ねぇ!好きなこととかある?」
や、
「好きな食べ物は?」
と質問をする。そして最後に
「妹はいる?」
と聞く。いるよって言われて嬉しかった。やっと会えると思い心が踊る。でも、彼女はどこにもいなかった。
ある夜、僕は散歩に出た。雨の中の散歩は切なく、儚く最高だ。すると公園の方に人影が見える。近づくとすぐに気づいた。サラサラな髪の毛、痩せ細った体、可愛い美人の顔、そして美しい目。そして僕は言う。
「やっと見つけた。」
僕は急いで彼女の目の前に立ち、傘を差す。すると彼女が
「だ、だれ?」
と聞く。そっか。辛すぎて忘れちゃったか。それなら僕が必ず救う。
「見つけるのが遅くなってごめん」
彼女は不思議そうな顔をする。震えている。怖さと寒さが混じっているのだろう。だから僕は、上着を貸す。しばらくすると彼女は去っていった。小走りに。俯いて話す姿。ハイライトが無い目。それは僕もさすがに苦しかった。
僕は散歩をしていた。散歩が好きだから。すると、いふちゃんが見えた。いふちゃんって言おうとした瞬間、海へ飛んだ。
「え?」
僕はびっくりした。守れず終わるの?それを考えた瞬間、僕は海へ飛んだ。
バシャーン!っと音を立てる。寒い。いふちゃんはどこ?っと探すと、人魚みたいに美しい人。間違いなくいふちゃん。僕は必死に名前を呼び手を伸ばす。やっと届いた。と思ったら、彼女の意識がなかった。急いで病院へ向かう。肺が凍るように寒い。でも、足は止めない。だって決めたから。守るって。
起きたっと、分かった瞬間、僕は嬉しかった。良かった。と安心する。でも、顔は辛そう。ごめん。もっと早く見つけてれば…。
いふちゃんが病院から出てきた。良かった。っと思う。僕はいふちゃんがいない間に、2人に『 いふちゃんの気持ち、聞いてみたらどうですか?』
ときいた。すると、そうよね。っとかえってきた。良かったと思う。
いふちゃんが現れると、なにか吹っ切れた顔をしていたので、僕は打ち解けられたんだな。と安心する。そして最後にばいばい!っと言う彼女の笑った姿に、僕は『また惚れた』。
何日、何年、片思いをしているのか分からない。この恋が実るといいな…。
「ねぇ!いむー!アニキー!」
そう呼ぶ声。
「どうしたん」
そう言う。僕もどうしたのー?と聞く。すると口を、開く。
「俺、りうらと付き合った!」
「おめでとー!」
僕たちは拍手する。正直分かりきっていたことだ。するとないちゃんが言う。
「まろのこと好きなら今日告ったら?」
「そんな事言うなよ!」
「いいの?他の人に放課後、屋上来てと言われてたよ?」
!?放課後…。屋上…。間違いなく告白だ。やだ。取られたくない。僕は授業に集中できなかった。
放課後になり、僕は急ぎ足で屋上に向かう。
「あのクソ教師、なんでよりによって今日、ホームルーム長ぇんだよ。」
ムカつく。ほんとにウザイ。すると、」 『 付き合ってください!』と声が聞こえる。やだ。1つ呼吸をすると、僕は体が動いた。バン!と音を立てる。ビクッとする2人。
「待って!」
そう言う。深呼吸をして、覚悟を決める。
「ぼ、僕も好き!!!こんな僕で良ければ付き合ってください! 」
そう頭を下げる。すると僕の手を取り、今にも泣きそうな彼女がよろしくお願いします!っと言った。嬉しかった。するとそこにいた男子生徒がブツブツと独り言を言っていた。いふちゃんも引いていて、面白いと思った。神様。ありがとう。救えたよ。僕の初恋の人。
その日の放課後が1番綺麗だったのは僕たちの全てが永遠に繋がれていく。
綺麗な目をした少女と謎の少年
END
コメント
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うわっ、第6話「君とあった日」読み終わったよ…! 主人公の「守る」って決意が一貫してて、特に海に飛び込むシーンは鳥肌立った。幼なじみのいふちゃんが徐々に心開いていく流れも自然で、最後の屋上告白で報われて本当に良かった。初恋を貫き通す強さ、めちゃくちゃ刺さったわ。お疲れさま!