第26話.大好きな貴方へ
桃×瑞
瑞)桃くんっ、 瑞の事 好き?
桃)もちろんっ、大好きだよ〜 !( にへ
瑞)そっかぁ~、 嬉しい ( ふふ
桃)ふふっ… 、、 ( にこ
瑞)… ぁ、それで さ 桃くんっ、 瑞 欲しい 物 あってさ〜 … お金ちょ~だいっ?( ちら
桃)… 、うん 。 いーよ〜 好きなの 好きなだけ 買いな! ( に
今日も 俺 は 瑞 に貢ぐだけ 。
最近 暫く 、瑞 から “好き” って 言葉を 口から 聞いたことない
多分 もう 、 冷められ … てるんだろうな 。
でも いい。 瑞 と 居られるだけ で 俺は 幸せ 。
瑞) 桃くんっ! 明日は お金じゃなくてさっ… 、一緒に 買い物行って … 買いたい もんあるんよなー! ( にへ
桃)… 珍しいね? 何が欲しいの?( きょと
瑞)… 、 指輪 。
桃)… へ 、?
指輪…? 誰との… ??
瑞)… 桃くんと 瑞 の 指輪 ( にへ
桃)… 、なん、っで… ⸝ ( どき
瑞)… 欲しいから? ( ふふ
桃)っ… うんっ、いいよ 。 とびっっきり 可愛いの 買ってあげる ! 一緒に買おう !! ( 見詰
瑞)… 、うん ( ふふ ) 嬉しそうやね 桃くん、 ( にこ
桃)! ( ふふ ) 当たり前 … 、 瑞との 指輪とか 一生大切にする … ( にへ
瑞)… そっか、、 ( にこ
桃)明日、 待ちきれないや ( ふふ )( ぎゅぅ
瑞)ぁっ… 、
ぁ… 、 瑞 、 ちょっと 痩せちゃったのかな … 、 最近 夜も 部屋に 篭って 1人で作業している 。
ご飯も … 最近 食べてないかも 。 一緒に
明日 、 買い物の後 ご飯でも 誘おう
瑞)… 、明日 。 もったらいいな ( にへ
桃)… ?( きょと
瑞)… 大好き 。 ( ぎゅぅ ) ( 顔埋
桃)っ… !! ⸝⸝( どき )俺も … 大好き …、 ( ぎゅぅ
久々の 愛する人からの “好き”
どんな顔して 言っていたのかは 見れなかったけど … 、 耳まで真っ赤だった 。
やっぱり 俺の 瑞 は 愛おしくて 、 大切で 、 絶対に 手離したくない 。
やっと 着いた 。 早起きが 苦手な 瑞は 車で ずっと 寝ていた 。
桃)瑞〜…、着いたよー? ( ちら
瑞)… 、ぅ
桃)もー…、笑 ( ふふ )ちょっと待ってて、 朝ごはん まだ食べてないから 簡単に パンとか 買ってくるねっ ( 車降
桃)ごめ〜んっ、遅くなって… ( 焦 )( 乗
瑞)… 、
桃)… もー、 いい加減 起きてっ、 指輪 !! みるんでしょっ! ( ぺち
… 、 ぁれ、
瑞 って こんなに 冷たかったっけ 。
桃)… 瑞 、? ( 手握
… 瑞 ?
あの後俺は すぐ 病院に 向かった 。
そして 瑞 は 癌 だった事を 知った 。
瑞は ずっと 1人で 戦ってた 。
瑞 は 入院を 促す お医者さんを 猛反対して 俺の傍に 居ると 言ったらしい 。
馬鹿なの ?
治療したら 治ってたかも しれないんだよ?
何してるの ?
なんで、俺に何も 教えてくれなかったの?
なんで?
なんで… 俺そんなに 頼りなかったかなっ… 、
全然 瑞 の 事 労わってあげられなかった…
痩せこけていたのも 知ってた 。 なのに なんで 気付けなかったの?
なんで 一言 、 “ 大丈夫? ” の 一言も かけて あげられなかったの… ?
なんで … 冷められてるなんて 思っちゃったんだよっ…
なんで そんな事 思ったんだ … ?
… 、 そういえば
桃) … あった 。
瑞 が 夜中に 毎日のように 書いていたのは これだったんだ。
“ 5⁄20 雨
ごめんなさい、今日も 病気のこと言えなくて…
怖くて 言えないんだよ〜… 、 捨てられちゃうんじゃないかって
絶対 瑞が 死ぬまでは 傍に居て欲しかったから
それを 叶えられたと したら 瑞は 死んでも 幸せだよ
桃くんが 自分に 全く お金を 使わないことを 瑞 は 知ってます
付き合いたての頃 から 瑞だけ 贅沢させてたよね、 自分は ドリンクバーすら 頼まないで ずっと 水飲んでてさ… 笑
桃くんから 頂いたお金 は 全部 瑞の 物 だよね
だから それは 全部 桃くんが 使ってください
勿論 、 瑞の 貯金も 全部あげる !
これからは 瑞に 囚われず いっぱい 贅沢して … 幸せに 生きてね
傍に居て欲しかったって 言ったけど … 、 実は 嫌われたかったんだよね 笑
だから 病気が 発見されてからは 桃くん へ の “好き ”は 我慢してました
桃くんが どんどん 瑞に 染ってしまうのが 怖かったから
でも ついさっき、 瑞は 自分の 目標を 破っちゃった 笑
大好き 。 って 言ってごめんなさい
辛い思いさせちゃうかも 、 分かんないけど
桃くん の あったかい “好き”が 大好きだよ
瑞は 明日 死んじゃうかも しれないし、 なんなら今! 死んじゃうかもしれないけど …
死ぬまでは ずっと この日記で 桃くんへ の “好き”を 紡いでいきます
今日も 大好きだよ 、 桃くん 。 おやすみなさい 。
P.s! 桃くんとの 指輪 。 死んでも 、 一生 大切にする~!可愛いの 買えますように !
明日も 生きていられますように”
見渡してみると 瑞の 部屋には ほぼ 何も無い 。
俺に 迷惑を かけまいと 、 知らない間に 捨てていたんだろう。
… 、 瑞が 死ぬ時 。 俺は 傍に 居れてあげられなかったな。
瑞 は 幸せに なれなかった 。
俺のせいで 。
瑞)桃くんっ !
どこからか 俺を 呼ぶ声がする
永遠に 愛する 貴方 の 声 。
絶対に、 生まれ変わっても 手離したくない 人 。
桃)瑞っ!! 大好きだよ!!
飛び立った 空には いくつもの 雫 が 落ちていた。
あの日のように ____
瑞)… 大好き 。
コメント
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うわぁ泣けた…… 天才すぎます✨