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フォロワー様1500人お祝い作品です!!!
最後にとある企画も用意してるので最後まで見ていってください!!!!!
「死にたい僕と生きたい君/生きたい僕と死にたい君」
💎🐇メイン
病み、体調不良あります
💎side
幼い頃から抱えていた希死念慮
初めて自殺未遂をしたのは中学生の時だった
普段は僕よりも頭が悪いクラスの子が提出物で最大評価を貰っていた
辛くなった僕は放課後4階の教室から飛び降りた_
🐇side
小さい頃から体が弱い僕
肺炎などで入退院を何度も繰り返していた
高校生になった今も頻繁に体調を崩してしまいある時に入院した
それは原因が癌だった
今も入院中だ
🐇side
がらがら…(💎入室)
💎「しょーちゃん!!」
🐇「お、いむくんやん」
🐇「学校は?」
💎「教室で過呼吸起こして早退しちゃった…w」
学校行けるのは羨ましいことだ
でもいむくんやって辛い思いをしている
小学生の時から希死念慮を抱えているらしい
僕はこんなに生きたいのに
いむくんの“死にたい”という感情は僕に理解できなかった
💎side
病気で入院している初兎ちゃん
僕の前ではいつも明るい
でも僕が居ない時はとても弱っていて苦しそうにしている
初兎ちゃんの家族からそう聞いた
僕からしたら初兎ちゃんの“生きたい”という感情は理解できない
💎「てか初兎ちゃんって一応相部屋でしょ?」
🐇「隣おらへんけどな」
💎「個室じゃんw」
💎「寂しくないの?」
🐇「元から個室やと思えば…な、」
🐇side
本当は寂しい
学校に行っていむくんと話したり授業を受けたい
でも病弱な僕にはそんな夢叶いっこない
だから今は毎日いむくんがお見舞いに来てくれてとても嬉しい
🐇「隣がおってもおらんくても…お見舞い来てくれないと寂しいからな」
💎「明日も行くよ」
🐇「ありがとうな」
💎「初兎ちゃんってご飯とか食べれる?」
🐇「たまに薬で戻してまう時あるけど大丈夫やで」
💎「今度お医者さんに許可貰ってスタバでもいかない?」
🐇「ええやん!!」
💎「約束ね」
🐇side
あれから1週間ほど経っただろうか
2日ほど前からいむくんに連絡がつかない
そして今日は病院がバタバタしている
)初兎さん、お話したいことがあるんですけど…
)隣に新しく初兎さんと同い年の方が入ってきます
🐇「ほへぇ…同い年なんですね」
恐らくその人の入院でバタバタしていたのだろう
まぁここでその人とどんなに仲良くなっても同い年で1番仲良いのはいむくんやけどな
)その方ちょっと傷が酷くて…もしかしたらショッキングかもしれないんですけど大丈夫ですか?
🐇「あ、病気やなくて怪我なんですね」
)はい、
🐇「全然構いませんよ〜」
がらがら(医師&患者入室)
)先生、“ほとけ”さんどうですか?
)心拍数とかは大丈夫なんだけど意識が…ね、
ほとけ…いむくん?
事故にでも遭ったんか?
)先生、意識戻りました!!
)本当か?入院の説明資料持ってくるから待っててくれ
💎「ん”ー…」
💎side
目が覚めると知らない天井、少し可愛い看護師さん
少し考えて全て思い出した
僕はマンションの6階から飛び降りた
周りを見渡したくて体を起こそうとするけど傷が酷いのだろうか
痛すぎて涙が出てきたので起き上がることは断念した
🐇side
これって話しかけてもええんか…?
意識戻ったみたいやし…とりあえずいむくんの方行くか
🐇(近寄る)
いむくんや…
包帯でぐるぐる巻きやけどいむくんや
🐇「いむくん?」
💎「んぇ、…初兎ちゃん?」
)あら、2人ともお友達?
🐇「はい、」
)私戻るから2人で話してていいわよ
)先生には夜ご飯の後に入院の説明にしてもらうからね
🐇「ありがとうございます…?」
💎side
🐇「いむくーん…包帯どないしたん?w」
💎「えぇ…わかんない」
💎「骨でも折れてんじゃない?痛いし」
🐇「え、事故った?」
💎「飛び降り」
🐇「え、あ、なんかごめん…w」
久しぶりに話す初兎ちゃんはなんだか嬉しそうだった
僕がいなくて寂しかったのかもしれない
🐇「僕…いむくんのことが理解できひん」
💎「どうして…?」
🐇「僕…はさ、小さい頃から体弱くて」
🐇「いつも死と隣り合わせやってん」
💎「現に今も入院してるもんね」
🐇「何回も苦しんで必死に生きたいって思っとる」
🐇「やからいむくんの死にたいって感情は理解できん」
💎「でも…僕も一緒なんだ」
💎「初兎ちゃんのこと、理解できない」
🐇「似たもの同士やな」
💎「なんでそこまでして生きたいのか全くわかんない」
💎「僕は死にたいから…だから理解できないんだ」
🐇「でも僕…いむくんと離れ離れにはなりたくないねん」
💎「そんないつになるかわかんない話は辞めちゃお」
🐇side
少しだけ苦しそうないむくんの表情
僕には“死にたい”という感情が理解できない
でも苦しい気持ちは人一倍よくわかる
小さい頃から体を壊しては生死の境をさまよってきたから
苦しい思いは何度だってしてきたのだから
こんな重い話は辞めてゲームでもするか
🐇「いむくん、起き上がれるか?」
💎「痛いから無理かも」
🐇「あ、ここのベッド倒したり起き上がらせたりできんで」
🐇「リモコン借りるで」(リモコン持つ)
ぽちっ
💎「うわ、すご…」
🐇「あそこテレビあるやろ?」(指を指す)
🐇「あのテレビでゲームしようや」
💎「え、ゲームできんの!?」
いむくんは本当にゲームが好き
癌になる前、すなわち入院する前はほぼ毎日いむくんの家で色んなゲームをした程だ
💎「なんのゲームあんのー?」
🐇「たくさんあんで」(見せる)
💎「マリカしよ!」
🐇「ええで!」
💎「はぁー!!楽しかった」
🐇「僕負けたけどな…」
ゲームをしている時間はとても楽しかった
でも薬の副作用と画面酔いが合わさって気持ち悪くなってきた
🐇「ん”、ごめ…」(ゴミ箱持つ)
💎「あ、え、気持ち悪くなっちゃった?」
🐇(頷く)
吐くと体力を使う
でも薬の副作用だから仕方がない
🐇「ぇ”ッ、げほっげほ…」
ばしゃっ…
🐇「ん”ッ、げほっ…おえ”ッ、」
ばしゃっ…ぱしゃ…
🐇「んはっ…、はぁ…」
💎「だ、大丈夫?」
🐇「吐くのは慣れとる…」
💎「うがいしてきちゃいな」
🐇「おん…」
💎side
苦しそうな初兎ちゃんを横目に何も出来なかった自分
情けない気持ちでいっぱい
でもなんだか今日は違う
初兎ちゃんの気持ちが理解できたかもしれない
薬の副作用に耐えながらも必死に、懸命に生きる初兎ちゃんの気持ち
少しだけわかった気がする
がらがら
🐇「ん、ごめん」
💎「あのさ…僕ね、」
🐇side
病室に戻ってきてそうそういむくんが話を始めた
💎「初兎ちゃんの気持ちが少しわかったよ」
🐇「…?」
💎「生きたいって気持ち、わかった」
🐇「ほんま…?」
💎「うん、!」
💎「僕も思い返してみたらもしかしたらあの時生きたかったのかもなって思う時があったの」
🐇「なんか…嬉しいな…w」
💎「僕のマンションって10階まであるでしょ?」
🐇「あ〜そうやな」
しばらく訪れていないからそんなこと忘れてた
いむくんが飛び降りた階は6階、でもいむくんが住んどるのは8階や
💎「6階から飛び降りたのは多分ね…生きたい気持ちがあったんだ」
🐇「生きててくれて…ほんまにありがとう、」
💎「あの時僕は何も考えてなかった」
💎「でも多分生きたかったから、SOSの形として飛び降りちゃったんだと思う」
いむくんから“飛び降りた”ではなく“飛び降りちゃった”という言葉が出てきた
いむくんもきっと辛いことから逃げたいだけで“死にたい”訳では無いと思う
本当は生きたい、そんな気持ちが伝わってきた
💎「ありがとう、」
💎side
僕が最後の自殺未遂をしてから8年
初兎ちゃんはいつでも僕の隣で見守っていてくれてる
💎「ちょ、いふくんやめてWWW」
🤪「俺今の悪い!?」
🐇「今のはいむくんが悪いなw」
そう、メンバーとして僕の隣で
いつまでも__
𝑒𝑛𝑑
企画についてです
リクエストに答える企画、フォロバの企画の2つがあります
リクエストについて
この作品のコメントに感想とリクエストを置いていってください
いいね150につきコメントの中から1つリクエストに答えます
ちなみに完全ランダムでルーレットを使います
フォロバについて
現在のフォロワーさん約1500人の中から5人フォロバします
感想のコメントをくれたら確率upするとかしないとか…(します)
どちらの企画も10月31日21:00〆です
フォロバはそれ以降順次行います
最後まで読んでくれてありがとうございます!!
コメント
7件
投稿ありがとうございます がち豆腐さんのお話めちゃすきなんでくそ嬉しいかぎりです 次も楽しみにしてます^ ^
もう、、、大好きᥬ🥺᭄ 豆腐ちゃんの投稿頻度上がっててめちゃうれしい😭 なんかね、わたしも一時期💎裙みたいな時期があって… それを、じんわり思い出した…。人生って、いいよね。 辛いことがあってもそのあと、いい事あるんだもん。 なかなか、自〇は、出来ないからね…w リクエスト、毎回やって貰ってるんすけど書いちゃっていいすか??? 💎裙を起立性調節障害にして欲しいっす。!
もう…好き……😭