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//カニバリズム要素・軽度のグロ表現があります。
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あなたの前にいる1人のロブロクシアン。
それは、つやつやと、赤く魅力的に光っていた。
触ってみるとひんやりと、冷たい感触を覚えるだろう。
それは恐怖の目であなたを見つめている。
…あなたはりんごが好きではなかった。
好きではないものなら、存在する価値などないとあなたは考えるだろう。
それに触るのはやめた。
それは安堵していた。
なぜ安堵できるのかあなたには理解できなかった。
それは、あなたの手によって破壊される運命なのだから。
あなたはそれに対して強い憎しみを覚えるだろう。
それは、怯えているようだ。
座り込んでしまった。
一度、手を差し伸べる。
それは笑顔になり、あなたの手を取る。
「あ…ありがとうございます!あの、もしよかったら、これ…」
それは笑顔でりんごを差し出す。
あなたは理解できなかった。
そのまま感情に任せ、それのことを殴った。
…
あなたはもう飽き飽きしていた。
それは同じような反応しか示さない。
それは怯えた顔であなたをみている。
なんて愚かなのだろう。
あなたは、斧を手に持った。
そしてあなたは振り下ろした。
1回、2回…
何度も振り下ろした。
何度も、何度も何度も何度も何度もなんども
あなたはふと、気がつく。
あたりはすっかり真っ暗になってしまっている。
あなたの足元に原型の留めていない、極めて不快な何かがあった。
あなたはそれをよく思わないだろう。
嫌なくらいにあまいかおりがする。
あなたはそれを無視した。
今日の夕飯はシチューにしようか。
そんなことを考えながら、帰路についた。
「あなたは満足しただろう」