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銀土・背中 R-15ほど
🍓「」
🚬『』
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煩い朝日が万事屋の中を照らした。今日が何曜日かなんて覚えちゃ居ない。ぼんやりとした瞳で天井を見つめる。隣には昨日突然来たかと思えばぱたりと寝落ちした本日非番の愛らしい彼女。
「 土方くんより早起きたぁなんだ。更年期か?いやいや!銀さんまだ20代だから! 」
虚空に語りかけては自分自身からアンサーを出す。まあいつもの調子だ。すやすや眠っている彼女の為に朝食を、と重たい身体を起こす。ぼりぼりと後頭部を掻きながら洗面台に行く。まあ適当に水で顔を洗う。台所に向かう途中で障子に小指を思い切りぶつけ、痛みで声にならない唸り声に涙を
「 ひ〜〜っっ、!!!! 」
小指をぶつけて涙目になる彼は指が折れても土手っ腹に穴が開いても涙のひとつ浮かべやしない。不思議な人間だ。
美味しそうでリズミカルな音を立てながら完璧な手付きで簡易和食を皿に並べる。すると奥からがたん、と聞こえた。襖が開くと着流しが洋服として機能しているか怪しいほどはだけていて帯でなんとか維持されている状態。
「 ん、土方くん起きた?おはよう。あとちゃんと服着て 」
『 ん、 』
喉から返事をするが目を擦ったまま動かない。大きくため息をついて菜箸を置く。土方の着流しをするっと肩まで引き上げて帯をきゅっと締める。
「 顔洗ってきな 朝飯作ったから 」
かたんっと皿を机に並べる。エプロンもどきを脱ぐといつもの黒インナーに片肌着流し。見慣れた姿だ。
『 ・・チャイナ娘は 』
「 まずおはようございますからだろ!コノヤロー!神楽は泊まり 」
『 うるせえ豚箱で永眠させるぞ 』
「 善良な一般市民に犯行予告とは真選組も廃れてんな!! 」
『 どこに善良な一般市民が居やがんだ節穴眼球が!武装警察だから合法だぼけ 』
いつも通りのしょうもない犬猿喧嘩をしたところで満足したようにすとん、と座る。綺麗な箸遣いで料理を口に運ぶ。華奢な顔つきに綺麗な黒髪。だが良い具合に引き締まってがっしりしている身体。見ているだけで見惚れる。ていうかイラつく。
『 何見てんだ気持ち悪ぃ 』
「 べっつにぃーー? 」
あぐらをかいて頬杖をついて無意識に優しく見つめていた。土方も心なしか瞳が揺れた気がした。
「 つーか土方昨日急に来たけどどうしたの? 」
『 別に。今日非番の土方さんが土産だ有り難く受け取れ 』
またこいつは良いツラさげて惑わせるような発言をしてきやがる。タチが悪い。
「 何?早朝から誘ってる?キャー!土方くんってば男の子ーーっ! 」
『 帰る 』
「 本当にごめんなさい。めっちゃ嬉しいです。帰らないでください。 」
爆速手のひら返しのアホヅラが拝めてふ、と笑う土方。皿なんてどうでもいい。土方の隣にどかっと座り、ちゅと優しく頬に口付けを。
『 そんなロマンチックなこと出来たんだな。お前って 』
「 土方くんの中でこれはロマンチックなの?? 」
『 知らね。 でも俺ぁこっちのが好みだ 』
食後でつやつやになった唇を人差し指と中指で挟む土方。ずるくて仕方がない。強引に引き寄せると直接口付けを交わす。慣れた流れで2人の舌がれ、と交差する。ちゅ、くちゅ、れー、ぢゅるっ、と水音が熱い吐息と混じる。
手を土方の頭と腰に回してしっかりホールドする。しばらくすると口を離す。銀色にきらきらと光る糸が伸びてはぷつっと切れる。先程整えたばかりの着流しを上だけ剥がす。
土方の性感帯。胸ではなく背中。
つーっと背筋をなぞると可愛らしい顔で声を押し殺す。
『 っ〜〜、ん、! 』
きゅっと黒インナーを握ってくる土方を横目に背中の肩甲骨や背骨をとんとん、と優しく叩きながら撫でる。
『 ぁ、う、焦ってぇんだよ、 』
口で悪態をつくわりにはこちらの服を握っている手の力が更にこもった。
「 背中気持ちいでしょ、腰も好きだよね? 」
銀髪の天然パーマが土方の耳を掠める。熱い吐息と共に低すぎない聞き心地の良い声が耳に直で当たる。腰をとんとんっと優しく叩かれると小さく喘ぎ声始める。こいつに触られる所全てが性感帯になってしまいそうで。今にも溶けてしまいそうで。いつまで経っても目の前の男にゃ何も叶わない。それすら心地良く感じた。
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シチュかCPリクが欲しい・・😿