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最終回
3人の視点それぞれ出てきます
~ ~ ~ ~
視点 若井
やっと死んでくれた。
邪魔だったんだよなぁ、笑
これからずっと2人で生きて、最後は一緒に死のうね
これで2人きりになれるね、元貴❤︎
そう言い振り向いた時元貴を見て唖然とした。
いや、唖然としたというよりかは、なぜかという考えが頭の中で巡り合っていた。
まぁ、元貴にされるならいいや。
『もうすぐ其方に逝くからね。』
その言葉を聞いて、抱きしめられ、俺は眠りについた。
・ ・ ・
視点 涼ちゃん
元貴が若井を殺したんだ。
目にはハイライトもなく、笑顔もなく、いつもの元貴じゃなかった。
『もうすぐ其方に逝くからね。』
そう言い終わって死体を抱きしめる元貴。
その目には涙なんてなかった。乾いた瞳だった、
もとき、ありがと、ぉ、っ”
僕がそういうと元貴は振り向いて、見つめてこう言った。
いいよ、早く寝な。また、あっちで待っててね。
そこからの記憶は無くなって、白い、ふわふわした空間に飛ばされた。
・ ・ ・
視点 元貴
涼ちゃんが死にかけの時、僕は今まで練っていた作戦を実行した。
若井が何かを言おうとしていたけど、関係なかった。
隠し持っていたバタフライナイフを若井にふりかざした。
堕ちてなんていない。
大切な仲間を殺したんだもん。そりゃ殺すしかないよね。
ひとりぼっちになるのは嫌だから、僕も死のうと思う。
涼ちゃんが感謝を伝えてきて、若井が泣きそうな目で見つめてくる。
全部僕が悪いんだよね。
こんなことになったのも。
涼ちゃん、若井、生まれ変わってもミセスでいよう。
3人で、ね
楽しかったよ。フェーズ1も、2も
生まれ変わるならまた私だね。
涙は出なかった。若井を最後に抱きしめて、そこに落ちてた若井の使ったナイフを自分の首に当てた。
怖いとか何もない。
どうしても、どうしても。この人生は貴方に支配されていたんだね。
僕は”屑な貴方の愛玩動物 。”
そう心に秘めて、僕は首を切った。
end