テラーノベル
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戦争表現が多いです。
※戦争賛美・政治的意図はありません。二次創作として楽しんでください。
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空Side
「お、結構いいじゃん。」
空「僕、頑張れてるよ。」
僕は陸兄さんたちと別れたあと、泣かずに戦うことを全うした。戦闘機は操作し慣れていたから、たくさん殺した。僕は腕が良かったから、特攻隊には選ばれなかった。
きっと、役が立たなくなったら特攻隊に選ばれるんだろうな。
僕は絶対に生きて帰る。たとえ、どれだけ死にたくても辛くても。
そのためだけにこの戦闘機を操縦し、勝ちに行くんだ。
また陸兄ちゃんと海兄ちゃんと遊びたいなぁ…
でも、僕はこの花かんむりを持っている。これは小さいころに陸兄ちゃんからもらった花かんむり。…というより、枯れちゃったからそっくりに陸兄ちゃんが布で縫って作ってくれたんだ。
ほんと、陸兄ちゃんはなんでもできてすごいよ。僕は元気をあげることしかできないのに。
まぁ、僕たちが勝って…陸兄ちゃんと海兄ちゃんにご飯を作ってあげよっかな!そしたら、きっと喜んでくれるよね。
楽しみだなぁ。
だけど、とある日から段々と押されていった。僕の戦闘機は米帝たちにはねを撃ち抜かれ、一気に墜落していく。
空「ッ…!!やばいっ、!!」
どれだけハンドルを回しても動かず、僕の焦りは募っていく。必死に目を左右に動かし、状況を把握する。パラシュートはない。このまま飛び降りたら死ぬし、もう死ぬしかないのかもしれない。
嫌だ嫌だ。僕は陸兄ちゃんとか海兄ちゃんともっと一緒にいたいんだ。こんなところで死ぬなんて…絶対に嫌だ。終わらせない。
それでも、壊れてしまった戦闘機を操作することができず、段々と地面に近づいていく。
空「あっ…これ、もう無理だ…」
あぁ。また青空の下で、走り回りたかった。
直後、轟音が鳴り響いて戦闘機は爆発した。
海Side
海「…ん?遠くで墜落してる…」
俺は望遠鏡で覗き込み、上空を見上げていた。最近、米帝の攻撃が俺たちの国を押して行っている。
あれが空じゃなきゃいいんだけど。
そんなこと考えても仕方がない。俺はすぐに船の操縦に集中する。ここらへんに米帝がいるはずだ。そして、俺は潜水艦に入り、操縦し始めた。
黒蜜
260
🍏мята(MINT)𓅇
337
#設定集
寿命㌫(主)
2,771
そう、俺は海軍に入っており、かなりの腕を持っている。…陸みたいに強くはないけどな。
俺たちの国は隠れる技術が優れており、そう簡単には見つからない。
だが、俺は上空や陸地の状況が悪化していっていることを知り、焦っていた。それなら、海軍がなんとかしなければ。ここで有利になっておかなければ、負ける。
海「…あれ?米軍はどこに行__」
バゴォォォォッン!!!!
なにかが潜水艦を撃ち、一気に赤いランプがついて警報が鳴る。どうすればいい。分からない分からない。頭の中が混乱して、目がぐるぐる回る。
海(やばいやばい…!!海水が入ってきてる…!!)
このままじゃ死ぬ。俺は陸と…大事な約束を交わしたんだ。あいつは長男として責任を持つだろうから、絶対に帰ってやらないといけない。…いけないのに。
俺は必死に抗い、潜水艦の中から酸素ボンベを探した。…なかった。持ってきていたはずなのに。きっと、もう海の底へ落ちてしまったんだ。
それでも抗って、潜水艦の外に出て海面に上がろうとした。
もう遅かった。また米帝に攻撃をされ、轟音が海の中で響く。潜水艦は完全に壊れてしまい、俺は海底の底へと放り投げ出される。…息ができない。苦しい。助けてくれ…
あぁ…もうあいつらとは会えないのか。…いや、もしかしたらあの世で会えるのかもな…
あーあ…情ねぇ。陸ともっと喧嘩したかったなぁ…空ともっと遊びたかった。
…せめてでも、末っ子である空…長男の陸。あいつらだけは、幸せに生きてくれ。
…空、陸、どうか生きててください…
俺のことは、忘れてください。
陸にもらった手縫いの花かんむりをぎゅっと握って、目を閉じた。
そのまま俺は、海の底に沈みながら意識を失った。
力を失い、花かんむりを手放してしまったことに気づけなかった。
陸Side
…あぁ。あぁぁぁあ……
わかんない。目の前が真っ暗で何も分からない。動けない。身体中痛い。
このときすでに、俺の右目は失明していた。
陸「…はっ…」
俺はどうやら日本に治療してもらったらしく、包帯などが巻かれていた。痛いなどと思っていたが、もう大丈夫だった。
俺は震える足を無理やり奮い立たせ、起き上がった。8月15日。あの日から6日経っている。今日、天皇陛下から直々のラジオ放送がされるらしい。日本が勝ったか、負けたか。どっちか。
私は震えながらその場に行き、静かに待っていた。
ラジオが流れ出した。
「______」
陸「…ッ…!!」
我が国は、負けてしまったらしい。死者はかなり多く、生き残っているもののほうが少ない。
…あれだけ、あれだけ頑張ったと言うのに…あんな強敵に、敵うわけがないだろう。
陸「…はッ…海は?!空は?!」
私はすぐさま日本のもとに行き、あの二人のことを聞いた。この日本のことだ。なにか知ってるかもしれない。
陸「日本っ!!海は?!空は生きているのか?!」
日本「…お父様。心呼吸してください。」
陸「…いい…からっ…!はやく…!!あの2人はどうなった…?!」
日本「…死体が発見されていないようですが…生きてる痕跡も見つからず、亡くなったと判断されました。」
日本「空さんの場合、空さんが乗っていた戦闘機が爆発して壊れていました。海さんの潜水艦も、見つからなかったようです。」
陸「…は?」
何を言っているんだ…?爆発…?見つからない?死んだ…?あいつらが?あいつらが死ぬわけない。死ぬわけないだろう。私は絶対に帰ってこいと言ったはずだ。
なぜ。なんで。なぜ一人ぼっちにするんだ。
…そうか。そっか。しんだ。しんでしまったんだ。…おれが、おれが力不足だったがために。おれがもっと強ければ、勝てたかもしれない。あの二人をもっと、もっと…
日本「…あと、これ。お二人が亡くなったであろうところから発見されたものです。」
陸「…え、これ…」
俺がものすごく前、小さい子供の頃に作った花冠だった。あの花は枯れてしまうからと言って、俺はわざわざ布で縫って2人分作ったのだ。空のところから発見されたものは焦げており、半分焼かれていた。
海のところから発見されたものは、少し湿っており、ちぎれていた。
まさか、あの二人がこれを持ってたなんて。
陸「うぁぁぁあ、………!!!!」泣
涙があふれ出た。その花冠をぎゅっと抱きしめて、ずっと泣いた。俺は2人とも失ってしまったのだ。唯一、大好きで愛していた2人を。俺たちは親がいなくて、愛なんて知らなかった。
他の人にご飯をねだっても、ゴミを見るような目で追い払われた。それでも、あの二人とのぬくもりは本物だったのに。
“愛”を教えてくれたのは、あの2人だったのに。
守れなかった。俺はもう、「陸」なんかじゃない。あの2人を守れなかった俺は、陸なんかじゃない。
「日帝」。あの2人も合体させて、大日本帝国帝国。陸・海・空。陸軍、海軍、空軍と掛け合わせてる。…これで、俺は二人のことを一生覚えておけるだろう。そして一生自分を恨み、恋愛することも絶対にしない。
俺は、この二人と幸せに暮らしたかっただけなんだ。
…米帝だけは、絶対に許さない。
🇯🇵「…………。」
🇯🇵「…僕だって、行ってほしくありませんでしたよ…」
コメント
12件
鳥肌が止まらない……ッ これ 凄い勉強になりますね…歴史がしれるのでいいんですが…、、これも課題の一部に入れましょう(?)
ありがとうございます。同時大日本帝国には空軍はありませんでしたが、戦闘機での戦いはありましたから、目を左右にって表現で焦ってるって表現してるのかって思って、凄いなと思いました。海が最後まで頑張ってるのは空と陸のためなのかなって思ったらツラすぎます、2人とも陸に貰ったヤツを最後まで大事にしてるのが兄ちゃんのこと大好きなんだなって、そりゃそうだよね、だって親が居ないんだもんね。
エ…?最高過ぎませんか?