この作品はいかがでしたか?
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(暇だったので書きます。前回の続き)
Ⅳ(霧雨魔理沙)
っ!あれは!白玉桜への入り口!
よーし、さっさと行ってやろう!
「ん?んわあ!!!」
「ん?」
「やれやれだぜ」
こんなに階段が長いなんて、途中で休まないとな。
「ん?」
「此処は、冥界、亡霊達の住まうところ」
「命ある人間よ。疾くお前たちの限界に、引き返すが良い」
此奴は、魂魄妖夢(コンパクヨウム)。半人半霊って言って、幽霊と人間のハーフなんだ!冥界の庭師兼、西行寺幽々子の指南役。他には、剣術を扱うぞ!ついでに、西行寺幽々子(サイギョウジユユコ)についても教えておこう。幽々子はとっても食いしん坊だ!とにかく食べる。幽々子は亡霊達の面倒をみるはずなのに全て、妖夢がやっているんだぜ!
「観念しろ!半人半霊!お前等の企みは全て調べさせてもらった!さあ、春を返して貰おうか!」
「おっと、抵抗してくれてもいいぜ?力尽くは大好きなんだ!」
「(笑い声)」
「人間不全が何を言い出すかと思えば、博麗の巫女ならいざ知らず、一体何様だお前は」
「霧雨魔理沙。普通の魔法使いだ!」
(バトルシーン)
「っ!」
「ただの人間が、こんな力を…幽々子様、すみません。」
「ふー、さて、お前の親玉のところに連れて行ってもらおうか」
「いや、そのまま寝てていいぜ」
「あらまぁ、博麗の巫女じゃないのね」
「その台詞、聞き飽きたぜ!」
Ⅴ(霧雨魔理沙・博麗霊夢)
「おい亡霊!此方は花見が出来なくて困っているんだ!今すぐ春を返すか、私に痛い目に合わされてから返すか、好きな方をって!わあぁ!」
「ここに留まって亡霊になるか、亡霊になってここに留まるか、好きな方を選びなさい」
「そういうのは選択って言わないぜ」
「ご覧なさいな、この桜、西行彩花氏を」
「まだ、花をつけて居ないでしょう?もっと春が必要なの!」
「そんなつまらんことで…!わっ! 」
「残念、ここまでかしら 」
くっそぉ、美しすぎるぜ…。
「っ!え?霊夢?なんでここにっ」
「話はあと…!」
「(避けてる、避けてる)」
「くっそぉ!」
「マスタースパーク!!!」
「うえ?くそぉ!」
「惜しい惜しい…っ! 」
「(結界?)」
「ちょっと油断しちゃった」
Ⅵ (霧雨魔理沙・博麗霊夢)
「だからいやなのよね…」
「異変解決って言うと、すぐ妖怪共が集まっていて宴会になるんだから」
「楽しいからいいだろ?」
「主犯も来てるし」
「まあまあ、お詫びの印ね」
「酒肴もお持ちしました」
「ん?んわ!」
「(溜め息)参番客が逃げるわ。しかも後片付け全て私でしょ?」
「だから異変解決は嫌なのよ」
あーあ、あのままにしておけばよかったかしらね?あーあ、ここにいる皆賽銭してくれたらいいのに…。
「ちょっとまて、霊夢!おまっそんなつまらん理由で?」
あ、バレちゃったわ…
ど、どうしましょう、ま、まあ言い訳すれば大丈夫よね?
「おい霊夢?私に言う事が、あるだろ?」
「はあ、魔理沙の通りやっぱり異変でした。私が悪かったわ、ごめんなさいね~エヘヘ(棒)」
「心が籠もってないぞ!」
「なによ?」
「巫女の癖にサボるなんて、信じられないんだよ!だからこの神社は人気がないんだよ!」
「は?ちゃんと異変は解決しているわ!なによ!?」
「もー!美味しいところだけ持っていきやがって!!! 」
「結局、霊夢が異変を解決したようね」
「その、ようですね」
「なぜだか分かるのだけどね。」
「例え、咲夜が買い物の途中、寄り道してもこの結果は変わらなかったわ」
「っそうだったんですね。」
「さて、寄り道の罰は何にするかな」
「なんなりと…」
「なによ?あんただって私が行かなかったら、危なかったじゃないの!」
「そっちこそ私に言う事があるんじゃないの! 」
「ご苦労さん」
「はぁ?」
「大義である、でもいいぞ?」
「なんで偉そうなのよ!ってそれ私の!でしょ!?」
Ⅶ (魂魄妖夢)
「幽々子様~ 」
「あら?」
「あれ?今誰かいませんでしたか? 」
「ふふっいいところに来たわね」
「え?」
「楽しくなりそうよ」
「何がです?桜は咲きませんでしたし、 」
「桜?」
「西行彩花氏ですよ」
「ああ、あれはもういいの。咲かせては見たかったけど、」
「すみません。まさか人間に…」
「いいのいいの、十分楽しかったし。博麗の巫女に気付かれずに済んだしね」
「ほう、全然話が見えないのですが…」
「あの~、」
「きてみたんですけど、に、似合います?」
(1話 終わり)
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