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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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やばっ…遅刻しそう……!!

「あ、おはよう、伊吹」

「おはよっ…」

「朝ごはんは?」

「いらない!行ってきます!!」


「あ、五十嵐、おはよ」

「おはよ早乙女……え?」

「え?って何?」

「いや…もう時間ギリギリだぞ?なんでまだ学校行ってないの?」

「うーん…寝坊した。」

「あ、同じだ。それより急がなくちゃ…!」

「ねぇ、五十嵐」

「昨日の告白の返事は?」

「い、今っ!?絶対今話すことじゃないだろ…!」

「ごめんね~」

なんかこいつ性格変わった?

前より少し明るい気がする……。


「ふぅ……5分前…。」

「走った甲斐があったね」

「そうだな」


放課後

「なぁ、いじめ慣れてるってどういうことなの?」

「え?あ〜…。」

「俺、小3の頃、クラス全員からいじめられてたんだよ。」

「…なんで?」

「知らない。」

「ふーん…だから慣れてるのか……。」

「それより、告白の返事は?」

「…付き合ってあげるよ」

「……でも、僕普通じゃないんだろ?」

「俺は」

「普通じゃないけどあいしてる」

「あ…。」

「何?照れてるの?可愛いね」

「〜!!!照れてないっ!!」


「あっ…!!またキスして……!!」

「いいじゃん、付き合ったんだし」

少し早乙女が強引だけど、早乙女と出会えてよかったって、今思えた。

早乙女も、僕も、幸せになれる方法がこの世にあったなんて信じられなかった。

でも今実現出来た。

とても幸せだ

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