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やばっ…遅刻しそう……!!
「あ、おはよう、伊吹」
「おはよっ…」
「朝ごはんは?」
「いらない!行ってきます!!」
「あ、五十嵐、おはよ」
「おはよ早乙女……え?」
「え?って何?」
「いや…もう時間ギリギリだぞ?なんでまだ学校行ってないの?」
「うーん…寝坊した。」
「あ、同じだ。それより急がなくちゃ…!」
「ねぇ、五十嵐」
「昨日の告白の返事は?」
「い、今っ!?絶対今話すことじゃないだろ…!」
「ごめんね~」
なんかこいつ性格変わった?
前より少し明るい気がする……。
「ふぅ……5分前…。」
「走った甲斐があったね」
「そうだな」
放課後
「なぁ、いじめ慣れてるってどういうことなの?」
「え?あ〜…。」
「俺、小3の頃、クラス全員からいじめられてたんだよ。」
「…なんで?」
「知らない。」
「ふーん…だから慣れてるのか……。」
「それより、告白の返事は?」
「…付き合ってあげるよ」
「……でも、僕普通じゃないんだろ?」
「俺は」
「普通じゃないけどあいしてる」
「あ…。」
「何?照れてるの?可愛いね」
「〜!!!照れてないっ!!」
「あっ…!!またキスして……!!」
「いいじゃん、付き合ったんだし」
少し早乙女が強引だけど、早乙女と出会えてよかったって、今思えた。
早乙女も、僕も、幸せになれる方法がこの世にあったなんて信じられなかった。
でも今実現出来た。
とても幸せだ