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#恋
まみむめももも
130
あおもか
77
「こんにちは,死神と申します。あなたの魂もらいに来たんですけど〜…」「え待ってやば。ガチできたやん死神。たまぴが言ってた通り〜,えちょ,写真撮らせてwてかその鎌とかオシャレすぎ,デコらんの?やったげるよ〜!」
「ちょ,ちょっと待ってください。私カメラに映らないですし,なぜここに私が来ることを知ってるんですか?」
開始早々すごく喋りますねこの方…
「てかー友達のたまぴとショッピング行くからちょっと待ってよー。あ,来たかも」
ガチャリ
「……あ」
「あれ…さっきの死神さんだ…私のこと放棄してこっちに来たんだ。そうなんだ。私みたいな根暗よりギャルとかのほうがいいもんねそうだよ」
「ちょっとたまぴー,このあとショッピング行くんだからチョーシアゲてこ!!てか知り合いなん?」
…先程から言われていたたまぴさんがまさかのさっきのお客様…!!実に気まずい…
「あの…盛り上がっている所すみません。あなたたちお二人とも魂を回収させてもらわないとなのですが…」
「えーこれから買い物だしぃ〜」
ど,どうすれば…あ,そういえば…!!
「お二人とも,買い物をしたいのであれば,魂を回収されると行ける天界にあるショッピングモール,‘’テンカイ‘’に行くのはどうでしょう」
「「テンカイ?」」
「そうです。テンカイには大量の新しいコスメや服,さらには色々な階があり,様々な年齢層にあった豊富な店舗があります。魂を回収されて天界に行けば,実質タダでご利用ができますけど…」
「まじ!?サイコーじゃ〜ん!!てことは〜この間買えなかったオソロの新作リップも買えるくない!?たまぴ!!」
「様々な年齢層に合った店舗…私みたいなのも受け入れてくれる所,あるのかな…」
この様子だと,あと一押しですね。
年頃の女子にウケるもの…アレで行けますかね。
「さらに,天界には世界中の漫画が揃い,食事も美味しいと言われる完璧な温泉施設などもあります」
「えーまじ!!!?たまぴ,こうしちゃいられない。今すぐ行こ!!」
「この間行けなかった温泉にそっくり…一緒に行きたい。でも私みたいなものがいたら周りのお客さんに迷惑かけちゃうね。ごめんねにこるちゃん…」
「そんなことない〜!!少なくともウチはたまぴのこと大好きだよ〜!!」
「にこるちゃん…!!」
…割り込みづらい。
「お二人とも…天界でやってくれませんか…?」
「あ,すません。じゃ,よろしくぅ〜」
回収し終わった部屋には,先ほどからは想像ができないほど静まり返った。
「さて,次のところにいきましょう。にしても,現代の人間は難しい…」
この死神はいつでも,死を迎えようとする客のもとに現れる。
もっとも,クセのある人間のところにのみだが。
コメント
1件
第3話、めっちゃ面白かったです!死神さんの困惑した感じとか、たまぴとにこるちゃんの温度差がリアルで、でも「テンカイ」の提案で一気に話が動くところが好きでした。ギャルと陰キャの友情も尊いし、死神さんが「現代の人間は難しい」ってぼやくラジ、ちょっとクセになりますね。次も気になる〜!